我が家のMacBook Pro (13-inch, Early 2011)の高速化計画最終段階として、HDDをSSDに換装することにしました。
・MacBook Proチューニング最終工程〜SSD換装計画〜
SSDに換装するには、SSDにOS Xをインストールする必要があります。
単純にHDDを取り外し、空っぽのSSDを接続してもMacは起動しないですし、OS Xのインストールもできませんからね。
いくつかやり方がありますが、今回は「SSDを外部ドライブとして接続し、OSをインストールする」という方式でやっていくことにし、実際にOS Xをインストールしてみました。
・MacBook Pro (13-inch, Early 2011)のHDDをSSDに換装して超快適に!〜方式決定編〜
・MacBook Pro (13-inch, Early 2011)のHDDをSSDに換装して超快適に!〜OSインストール編〜
SSDを組み込んだ外部ディスクにOSがインストールできたので、内蔵しているHDDからではなく、外部ディスクからOSを起動してみます。
・MacBook Pro (13-inch, Early 2011)のHDDをSSDに換装して超快適に!〜外部ディスクで起動編〜
無事起動できたので、データ移行作業に入ります。
データ移行方針
データの移行については、クラウドを活用しているので切り分けする必要があります。
クラウド上にデータがあるDropboxなどのデータについては、それぞれのアプリを入れて同期をすればデータが移行できます。
Evernoteのように、そもそもクラウド上にデータがあるようなアプリはインストールするだけですね。
これ以外については、MacBook Proに内蔵しているHDDから直接まるっとコピーすることにします。
HDD→SSDコピーになるので、高速コピーできます。
TimeMachineから拾っても同じなんですが、ネットワーク上のNASにあるデータを取ってくるよりは、遥かに高速ですよね。
クラウド上にあるデータを移行
まずはクラウド上にあるデータを移行します。
移行というか、クラウドからローカルにデータをコピーするという表現の方が正確ですね。
私が使っているクラウド型のデータ管理アプリは3つ。
Dropbox、Googleドライブ、SugarSyncです。
DropboxとGoogleドライブは専用のディレクトリが作られ、その中にデータが存在するような形になっています。
なので、それぞれアプリを入れて同期を取るだけ。
あまり考えなくてもデータを落とせます。
SugarSyncについては、ディレクトリ「書類」以下を同期の対象としています。
アプリをインストール後、ディレクトリ「書類」以下を同期するようにセットすれば、クラウド上からデータが落ちてきます。
Googleドライブはほぼ使ってないのであっという間でしたが、DropboxとSugarSyncはGB単位で利用しているので、同期に時間がかかります。
この同期をしながら、それ以外のディレクトリのデータは丸っとコピーします。
データ移行は丸っとコピーでOK
ホームディレクトリ (いわゆる ~/)から以下のディレクトリをコピーします。
- ダウンロード
- デスクトップ
- ピクチャ
- ミュージック
- ムービー
- 仮想マシン
ディレクトリ「仮想マシン」というのは、VMWareで使っているWindowsイメージです。
最初はデフォルトの指定に従い、ディレクトリ「書類」以下においておいたのですが、SugarSyncが持って行こうとして容量オーバーだとか騒ぎ出すので (60GB近くあったため)、あえて外出ししています。
ディレクトリ「ダウンロード」や「デスクトップ」は不要なファイルの残骸もあるので、いるものだけ選別してコピー。
ディレクトリ「パブリック」はDropboxを入れたら勝手にできるので何もしません。
あれ?アクセスできない?
データをコピーしようと思い、FinderでMacBook Proの内蔵HDDを開いてみたのですが・・・
外付けディスクから起動しているせいか、データにアクセスできません。
ディレクトリアイコンの右下に赤丸の印があるディレクトリにはアクセスできないようです。
ダメです。中身が見えません。
これはおそらくアクセス権限の問題だと思うので、権限を変更してみます。
アクセス権設定
ここではディレクトリ「Downloads」の権限を変更してみます。
なお、ディレクトリ「Downloads」は「ダウンロード」と同じです。
Macはシステムで本当に管理しているディレクトリ名と、仮想名を読み替えして表示しているんですね。
仕掛けはよくわかっていませんが (^^;
まずはディレクトリ「Downloads」で右クリック。
ポップアップで「情報を見る」をクリック。
すると、ダイアログが表示されます。
この右下にある鍵マークのようなところをクリックします。
パスワードの入力を求められるので、入力します。
すると、右下の鍵マークが変化しました。鍵が開いてますね。
この状態で、左下のボタン「+」をクリック。
アクセス権を付与するアカウントを選び、ボタン「選択」をクリック。
「プレビュー」のところのフォルダアイコンについていた、赤丸の印が消えました。
「共有とアクセス権」のところに、先ほど追加したアカウントが出ています。
アクセス権は「読み出しのみ」「読み/書き」が選択できます。
今回はコピーするだけですし、現行システムに影響を与えないようにするため、基本的に「読み出しのみ」でOKです。
続けて、歯車ボタンをクリックして、「内包している項目に適用…」を選択します。
これにより、ディレクトリ「Downloads」以下のファイル、ディレクトリ全てに同じアクセス権が付与されます。
確認のダイアログが出ますので、ボタン「OK」をクリック!
ここまでの操作をすると、ディレクトリアイコンの赤丸印が消えて、中のファイルが見えるようになります。
同時にディレクトリ名が「Downloads」→「ダウンロード」に変わりましたね。
表示名が変わったからどうなるってわけでもないのですが、読み替えされるのは不思議な感じです。
同様の操作をディレクトリ「Movies」や「Music」などに行い、アクセスできるようにします。
各ディレクトリにアクセスできるようになったら、新環境の該当するディレクトリにデータをコピーしていきます。
データの移行は、こんな感じで行いました。
ただ、一部どうしてもうまくコピー出来ないデータがあったんですよね・・・
というところで続く。
・MacBook Pro (13-inch, Early 2011)のHDDをSSDに換装して超快適に!〜TimeMachineからデータコピー編〜