「やりたいこと」を見つけるには、自分自身の反応に目を向けてみてください。
人はやりたいことに対して何らかの反応をします。
そういった、自分の中で起こっている反応が、あなたの「やりたいこと」のヒントになります。
自分のやりたいことがよくわからない、本当にこれがやりたいことなんだろうか、などと思うときには、自分の反応をよく見てみましょう。
それは食べたいものや、買いたいものに対する欲求に比べると、非常にうっすらとした感覚だったりします。だからこそ、以下のような反応が自分の中で起こっているかに注意を向けてください。
興味がある
まずは、「何だそれ?」と思うのが最初の「やりたいこと」のヒントです。
つまり、そのことに興味を引かれることです。
やりたいことに全く関係がないと、人は素通りします。
例えば、私が本屋さんに行ったときには、女性向けのファッション雑誌のコーナーは素通りします。ひと目も見ないですね。
そしてコンピュータ関連の雑誌のコーナーや、ビジネス書のコーナーに行くと、「何だそれ?」と興味を引かれることが多いです。
その雑誌や書籍が、今まで手にとったこともないものでも、キャッチコピーだけで反応します。
こんな感じで、自分のやりたいことにかすっていれば、必ず反応が起こります。
だから、自分の興味とか好奇心とかいったものに着目してみましょう。最近、そのセンサーが鈍ってないですか?
きっとそこには、やりたいことのヒントがあります。
うらやましい
うらやましい、と思うことも「やりたいこと」のヒントです。
そうなったらいいなー、というビジョンが実現した人や、場所に行くと、うらやましいと感じることが多いです。
私は人がたくさん集まっているセミナーに行ったり、私がやらない類のプレゼンテーションをする人をみたりするとそう感じますね。
いいなー、うらやましいなー、と思うことも、やりたいことのヒントになります。
嫉妬する
嫉妬することも「やりたいこ」とのヒントです。
うらやましい、と似ていて、そういうことができたらいいなー、というビジョンが実現しているのを見ると感じることが多いです。
私は最近あまり感じることがなくなったのですが・・・昔は、勉強会やセミナーに出たとき、大した内容でもないのに、人が集まっていたり、ありがたがっていたりするのを見ると思っていた感じがします、、、
どちらかというと負の感情になりますし、必ずしも同じことができるようになりたい、というのとは外れることもありますが・・・
これもやりたいことのヒントになります。
リスクを感じる
リスクを感じることは、「やりたいこと」である可能性が高いです。
もし自分がそれをやったとしたらどんなことが起こりそうか、を念入りにシミュレーションしているから、リアリティがあります。
例えば、アメリカ大統領になりたいと思いますか?
そのことにリスクを感じますか?
想像してみてください。アメリカ大統領なんてリスクばっかりですよ。
いつ狙撃されるかわかんないし。
でも、そういうのって、頭の中では想像できるけど、危機感は感じないですよね。
リアリティが感じられないと思います。
つまり、あなたはアメリカ大統領になんてなりたくないんです。
では、会社をやめて独立して食べていく、とかだとどうですか?
ドキドキしますか?
だとしたら、それはやりたいことのヒントである可能性が高いです。
リスクを感じる、特にそのリスクにリアリティがあるものほど、やりたいことのヒントになります。
熱中する、没頭する
やってると時間があっという間に経ってしまうことは、「やりたいこと」のヒントです。
そのことが仕事に結びついている人はパワーがありますね!
私の知人、友人の中にはやりたいことで食べている人がチラホラいますが、やっぱりパワフルです。
私も人に教えることや、その人の成長に関わることにすごく熱中します。
だから研修の講師とか、コーチングとかをやっているとあっという間に時間が経っちゃいます。
多くの場合、熱中するものは趣味や娯楽に分類されるものだったりするので、それをしてなんになるんだ?と思われがちなものになりますが・・・
それも使いようです。
ぜひ、あなたが熱中することで何かを実現することについて考えてみてください。
経済的に成り立たせるとか、作品を作るとか、とにかく形にしてみましょう。
そうすると、次につながります。
熱中する、没頭することも、やりたいことのヒントになります。
おわりに
「やりたいこと」のヒントになる反応を5つあげてみました。
どうですか?こういう感覚、ありますか?
場合によっては、複数が兼ね合わされることもあるでしょう。
「興味がある」+「うらやましい」+「リスクを感じる」とか。
ぜひ、そういう反応を大事にしてください。鋭敏になってみてください。
あなたがやりたいことのヒントは、きっとそこにあります。
私もいろいろな人とお話していると、「そんなことに興味があるんだ!」と思うことが多々あるんですよね。
その人は当然のように言っているのですが、私には全く理解不能だったりします。
そんな感じで、「やりたいこと」は十人十色。
自分の感覚を大事にして、見つけてみてください。