WordPressを手元のMacで動かして、快適環境でテーマ改造の実験をしよう

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WordPressのオリジナルテーマづくりをお勉強中です。
こういうときは、ローカルでWordPressが動いてくれると何かと都合がいいので、手元のMacでWordPressの実行環境を整えてみました。

WordPressのテーマをサーバ上で作るのはやりづらい

これまではサーバ上にインストールしたWordPressで行っていたのですが、これがなにかとやりづらい。

  • いちいちファイルをFTPでアップするのが面倒くさい
  • WordPressのエディタは何かと使いづらい。
    使いやすいエディタでテーマ編集をしたい。
  • ネットワークやサーバが重いときがある。すぐ試せなくてイライラする。

などなど、やっているうちに不満が出てきました。

ローカルで動くようにすれば、FTPもしないでいいし、好きなエディタで編集できるし、パフォーマンスだっていいだろう、と思うようになりました。

WordPressが動くローカル環境を構築しよう!

大きな流れとしては、次のようになります。

  1. MAMPというアプリをインストール
  2. MAMPの設定
  3. MySQLにWordPress用のデータベースを作成
  4. WordPressをしかる場所に設置
  5. WordPressの設定

ここまですれば、WordPressが動くローカルで環境の構築は完了です。

思った以上に簡単ですよ!

1. MAMPをインストール

個人的にはApacheやMySQLのビルドからやっちゃいたくなるのですが、そこはぐっとこらえて、MAMPという動作環境をインストールしてサクッと終わらせることにします。

MAMP = Mac, Apache, MySQL, PHPとのことで、WordPressを動かすには十分な環境を備えています。

早速ダウンロードしてきましょう。

MAMP: Mac, Apache, MySQL, PHP

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左側のボタン「Download now」をクリックすると、ZIPファイルがダウンロードできます。

2013/6/27時点では「MAMP_MAMP_PRO_2.1.4.zip」というファイルです。

これを展開すると、「MAMP_2.1.4.pkg」というパッケージファイルが出てくるので、ダブルクリックしてインストールします。
インストーラに従えば普通にインストールできます。

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インストールが完了すると、「MAMP PRO」と「MAMP」というのが入っています。
なお、「MAMP PRO」は有料版のアプリになります。

今回はローカルでWordPressが動けばいいので、無償版の「MAMP」で十分です。

2. MAMPの環境設定

早速「MAMP」を起動します。

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全く環境設定しなくても動くのですが、私は先に環境設定を見ておきたい派なので、ボタン「環境構築」をクリックしてみます。

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タブ「ポート」でポートの設定ができます。
デフォルトだとApacheは8888ポート、MySQLは8889ポートが指定されています。

この設定だと、ブラウザからローカルのWordPressにアクセスするときに

http://localhost:8888/〜〜〜

というアドレスになります。

こういうアドレスが気になる人はボタン「ApacheとMySQLの標準ポートに設定」を押してください。

ボタンを押すと、スクリーンショットのようにポートが設定されます。
(Apacheのポートが80、MySQLのポートが3306になる)

この設定をしておけば、

http://localhost/〜〜〜

というアドレスでローカル環境にアクセスできるようになります。

なお、ボタン「使用ポートを初期値に戻す」を押すと、ポートの設定が元に戻ります。
(Apacheのポートが8888、MySQLのポートが8889になる)

よく分からないときは、ひとまずボタン「ApacheとMySQLの標準ポートに設定」を押しておいてください。
ほぼ問題はないはずです。
(自分でローカル環境にWebサーバとかを入れている場合は初期値にしておきましょう)

以降は、ボタン「ApacheとMySQLの標準ポートに設定」を押したものとして説明します。

Ss 2013062705

タブ「Apache」では、WordPressのファイルを設置するディレクトリを指定出来ます。
これを「Document Root」と言います。

デフォルトでは「/Applications/MAMP/htdocs」ですね。
これ以外の場所にWordPressのファイルを設置したければ、ここを変更しましょう。
(「/Users/ユーザ名/Development/wp-local」など、自由に変更できます)

ここでは、「Document Root」はデフォルトのままとします。

サーバを起動!

環境設定が終わったら、ボタン「OK」を押して元の画面に戻ってきましょう。

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ボタン「サーバを起動」をクリックすれば、ApacheとMySQLが起動します。

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左側「状態」のランプが緑になれば正常起動しています。

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無事起動したようであれば、ボタン「スタートページを開く」をクリックします。

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ブラウザでMAMPのスタートページが開きます。

中段に書かれているMySQLのユーザ名とパスワードを覚えておきましょう。
デフォルトではroot、rootになっています。

3. WordPress用のデータベースを作成する

それでは、WordPress用のデータベースを作成しましょう。

先の画面で「phpMyAdmin」というところをクリックします。
「phpMyAdmin」というのは、MySQLを操作するためのツールだと思ってください。

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「phpMyAdmin」の画面になったら、

  1. タブ「データベース」をクリック
  2. 「データベースを作成する」の欄にデータベース名を入力
  3. ボタン「作成」をクリック

すると、データベースが作成できます。

ここでは「wordpress」という名前のデータベースを作成したとします。

4. WordPressを設置

WordPressを本家サイトからダウンロードしてきます。

WordPress › 日本語

ZIPファイルがダウンロードできますので、展開してください。

デフォルトだと「wordpress」というディレクトリにWordPressのプログラムが展開されます。

この「wordpress」というディレクトリごと、先の「Document Root」に設置します。
デフォルトでは、「Document Root」は「/Applications/MAMP/htdocs」でしたね。

普通に設置したら「/Applications/MAMP/htdocs/wordpress」になります。

5. WordPressの設定

続いて、WordPressの設定ファイルを環境に合わせて修正します。

「〜〜/wordpress/wp-config-sample.php」をコピーし、
「〜〜/wordpress/wp-config.php」という名前にしてください。
これが設定ファイルになります。

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テキストエディタで開いて該当箇所を書き換えましょう。
DB_NAMEやDB_USER、DB_PASSWORDのところです。

ここまで説明どおりに設定していれば、

  • DB_NAME: wordpress
  • DB_USER: root
  • DB_PASSWORD: root

となります。

これで、WordPressの設定は完了です!

ローカル環境でWordPressを実行!

ここまできたら、設置したWordPressをブラウザで開けます。

「http://localhost/wordpress」にアクセスしましょう。

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WordPressの最初の設定画面が出ました!

あとは画面に従って、項目を設定すれば・・・

ローカルで動くWordPress環境のできあがりです!

これでFTPでファイルをアップしたり、WordPressのエディタで編集したりする必要がなくなりました。
お気に入りのエディタでテーマ作成していきましょう。

ローカルで思う存分いじくったら、最後はまとめてFTPすればOKです!

サーバの停止

WordPressの作業が終わったら、サーバを停止しましょう。

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アプリ上のボタン「サーバを停止」をクリックすれば、ApacheとMySQLのサーバが停止します。

サーバを起動しておくことでCPUやメモリを消費していますし、セキュリティ的にも余計なサービスは上がってない方がいいですからね。

スペシャルサンクス!

何となくローカルでWordPressを動かそうかな〜と思ったときに、最初に参考にしたのがこちらのサイトです。

[Å] ローカル環境に複数のWordPressのブログをMAMPを使って設置してみた | あかめ女子のwebメモ

あかめちゃん (@mk_mizuho)、サンクス!

同じような記事になってもつまらないので、こちらでは解説を多めにしてみました (笑

WordPressを動かすサーバを探している人は

本サイトは、こちらのサーバで稼働しています。



WordPress専用のサーバということで、WordPressのインストールや設定が超簡単にできます。
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