家族みんなで志賀高原に行ってきました。
うちから志賀高原まではだいたい100kmほど (100kmといえば、東京~熱海くらいの距離感だそうです)。
車で約2時間かかりましたが、行ってみればあっという間でした。
道すがら、坂を登り続けていると、息子が「ねえ、山に行くの?」と言っていたのですが、改めて考えると、もともと私たちが住んでいるあたりからして標高800mありますし、一度も山は降りていないぞ?などと思ってしまいました。
ちなみに、志賀高原の標高はだいたい1700mくらいだそうです。うちからしても倍くらいの標高ですね。
夏の志賀高原 一の瀬ファミリースキー場
さて、志賀高原といえば、冬にスキーで訪れたことがあるだけで、夏に行ったのは初めてでした。
一の瀬ファミリースキー場というゲレンデ近くのホテルに泊まったのですが、どうもそのホテルには昔、会社員時代に所属していたスキー部の合宿で泊まったことがある気がしました。
近くのホテルでランチを食べたような気もするし、あたりはなんとなく見覚えがある風景でした。
ゲレンデも軽く散策してみました。
スキーハウスはさすがに営業していなくて、トイレを借りることすらできません。
高原とはいえ、日差しは強く、しばらく歩いていると汗ばんできます。日陰は涼しいんですけどね。ちなみに、標高が高い方が紫外線が強いので、日差しは痛いです。
あと、標高が高いため、酸素が薄いようで、簡単に息があがりました。
子どもたちを連れてゲレンデを散策していると、息子はトンボやバッタを追いかけて捕まえようとし、娘は花を摘んでいました。
子どもを観察していると、そういった違いがあって面白いです。
スキーハウスからゲレンデ側を見るとこんな感じ。
確かスキーとしては初級コースとかだと思うのですが、流石に歩いて登りたいとは思わない傾斜があります。膝丈を超える草でボーボーだし。
それから、ゲレンデをちょっと登ったところに鳥居があるのを見つけました。
なんとなく地図をみていたときに、近くに神社がにあるとは思っていたのですが、見つけてみれば、ちょっと頑張ってゲレンデを登れば行けそうなところだったので、行ってみることに。
ゲレンデは辺り一帯草原になっていて、草の背も高く、子どもたちが入ると埋もれちゃいそうな感じだったのですが、その神社に至る道だけは草が生えてなかったです。参道になっていたのかもしれません。
一の瀬神社を参拝
鳥居には「一の瀬神社」とあり、このあたりの地名を関した氏神様なのかもしれません。
せっかくなのでお参りをしていこうと、鳥居をくぐって奥に入っていきます。
鳥居をくぐると急に涼しく感じました。
2つ目の鳥居をくぐると、石の祠と、その祠の両隣に石碑がありました。
石碑には何やら文字が書かれていたようなのですが、風化してしまっていてよくわかりませんでした。
そして、祠の中を覗いてみると、木札があり、そこに書かれている神様の名前を見て「こんなことがあるんだ!?」と驚きました。
木札にかかれていたのは「大山積神」でした。
「大山積神」は、私の生まれ故郷にある「大山祇神社」で祀られている神様です。
なお、「大山積神」は、日本中の山の神様の中で一番えらいキングオブ山の神様です。ついでに海の神様でもあり、戦の神様であり、豊穣の神様であり、酒の神様でもあります。
由緒ある神様で、「大山祇神社」の宝物庫には、源頼朝の鎧など、国宝や重要文化財に指定されている甲冑類の8割くらいが収められているほど。
源の某とか、平の某とか、なんとか天皇とか、とにかく歴史の教科書でお目にかかる人たちがこぞって奉納したものがわらわらあります。
・・・と、「大山積神」や「大山祇神社」について語り始めると切りがないのでこのくらいにしておきます (笑)
とにかく、幼い頃からお参りしているし、結婚式はその大山祇神社で挙げたほどで、我が家にとってはご縁のある神様です。
そんな、実家に帰省すると必ずお参りする大山祇神社の神様と、こんなところで出会えるとは思いませんでした。
この夏は帰省しなかったのですが、こちらでお参りできたというのは、なんともご縁を感じてなりません。
たまたま行ったところで、たまたま見つけた神社にお参りしてみただけなのに、こんなこともあるもんなんだなぁ、と感心したできごとでした。
1泊2日の高原旅でしたが、結構リラックスできて、リフレッシュできる旅になりました。
おわりに
この夏はずっと家に引きこもりがちだったので、気分転換も兼ねてふらりと志賀高原まで行ってきました。
我が家よりさらに標高が高いところは、夜はさらに涼しかったです。
ホテルやスキー場で特に何かをしたわけでもなく、ただのんびりしてきました。
たまたま行った神社も何やらご縁がありましたし、本当に面白いものです。