前回、前々回と、携帯の機能で
録音することで、考えをまとめ、
記録する、という方法を
ご紹介してきました。
これ、どうしてこんなに
まとまるんでしょうね?
頭の中だけで考えていて、
これでいいじゃん!
いけるいける!と
まとまることってありますよね。
でも、実際やってみようとすると、
案外穴ぼこだらけ。
どうもうまくいかない。
これは、頭の中で考えている
うちは、客観的に見られないからです。
録音にしろ、書きだすにしろ、
一度自分の頭の中から外に出すことで、
はじめて客観的に見ることができるように
なるんですね。
頭の中でコネコネやっているうちは、
自分の理屈の世界で正しいことを
やっているので、理論の不足する部分は
感覚的に補っちゃいます。
まずこの部分は言葉にできない=喋れません。
人がやっていることなら、
何か変だなとか、理屈がおかしいとか、
疑問点が出たりしますよね。
あれは客観的に見ているからです。
特に録音したものを聞くと、
気づくことが多いです。
喋れてないけど、こういうことも
思っていた、とか、
こういう風に言ってもいいな、
これじゃ違う風に聞こえるな、など
何かしらヒントが得られます。
喋っているときは喋ることに
集中していっぱいいっぱいなので、
どうしても表現しきれないところが
出てくるんですよね。
上に書いた、感覚で補っている理屈
なんてそのひとつです。
そんな訳で、どんどん外に
アウトプットする練習を
しましょう。
そうすることで、より自分の意見を
手早く、明確に確立できるようになります。
仕事の上では、昔から
報・連・相 (ほうれんそう)
なんて言葉もあるくらい、
自分の考えを表現することが
求められています。
いずれにせよ、頭の中で考えているだけの
ことは実現しません。
どんどんアウトプットしましょう。