このところ、社内の新人研修を
しています。
Javaというプログラミング言語を
学習してもらっているのですが、
さすがに学生時代の経験が違うため、
その力量は十人十色といった感じです。
企業の新人研修ではよくあることでしょう。
ただ、学生時代に経験があるかないかと、
研修中に伸びるかはまた別の話。
学生時代にやったことがあるという人でも、
「どうしてそんなところで躓いてるの?!」
とか思うことがあります。
一方で、学生時代にあまりやったことないけど、
教えたことを教えたとおりにやって、だんだん
実力をつけている人もいますね。
これには、学習スタイルの違いが
あるのだと思います。
ある人は、「オレはこう思っているんだけど」と
いう自分基準を立てて、それとの違いを検証して
学習しているように見えます。
またある人は、ひとつ学んでは立ち止まって、
う〜〜ん、う〜〜ん、と悩んで、
飲み込めるまで次に進もうとしません。
またある人は、「まあ、よう分からんけど、
動いたしええわ」と、次々やってみています。
またある人は、とても細かいところが気になる
ようで、すごく細かいところばかり質問して
きます。中には、つい今さっき話した内容と
同じものもあります。
ほんと、色んな学習スタイルが
ありますね。
こういった学習スタイル、
それぞれにいいとか悪いとかはないです。
ただ、学習する内容によって、
うまく当てはまるときと
そうじゃないときがあります。
もう少し言えば、学習する内容に
よって、学習スタイルが変えられるのが
理想的です。
上に挙げたような学習スタイルの人は、
非常に顕著です。
非常に顕著というのは、ずっとその
学習スタイルで学んでいるように
見えるということです。
学習スタイルのパターンが少ないか、
切り替えができていない感じがします。
だからこそ、後ろから見ていると
ハッキリ分かります。
それ以外の人については、どのような
学習スタイルを持っているのかは
あまり分かりません。
これは、その人の学習スタイルが
研修や講師の講義スタイルに
バッチリはまっているか、
適宜学習スタイルを切り替えながら
やっているか、あるいは講義で
やっている内容なんてとっくに
マスターしているか、・・・
とにかく、後ろから見ている
限りでは、彼らがどんな学習スタイルを
持っているか分かりません。
学生時代はある程度時間もあり、
納得するまで自分のペースでできました。
それでパフォーマンスはあったかも
しれません。
ただ、社会人になると、時間との戦いに
なるので、いつまでも同じようにしていては
ついていけなくなります。
もっと効率を上げる必要がでてきます。
効率を上げるには、様々な学習スタイルを
持っていて、それが適宜切り替えできると
かなり強力です。
とはいえ、いきなり学習スタイルの
パターンを増やせとか、柔軟に切り替えろ
といっても、なかなか難しいですよね (^^;
まずは、とにかく色々なパターンの
学習スタイルを知ることが
役に立つでしょう。
学習スタイルのパターンについては、
また扱っていきますね。