このところ、新人研修を
しています。
今はJavaというプログラミング言語を
学習してもらっています。
受講者が20名弱いて、学生時代の
経験有無により、実力値が全然違います。
色んなレベルの人がいます。
なので、全員に対して、一律に教えるのも
なかなか大変です。
さて、先日はループというのを
学習しました。
プログラミングするに
あたっては必ずある概念です。
ループとは、指定された回数など、
ある終了条件を満たすまで
同じ処理を繰り返す、
という命令になります。
ある受講生は終了条件をうまく
満たせなくて、ループが止まらない、
無限ループというのをやって
しまっていました。
無限ループというぐらいなので、
放っておいたら延々と処理を
続けてしまいます。
こういうときは、仕方がないので
無理やり外部から終了させるのですが・・・
これって、学ぶこと全般に言える
ことのような感じがしました。
学ぶことって、際限がないじゃ
ないですか。
どこがゴールかもわからず、
ひたすらやり続けていることも
あるんじゃないでしょうか。
学生時代であれば、定期テストや
入学試験、卒業論文、就職などと
いった時期の境目があり、それを
終了条件にしていました。
あるいは、テストの点数や単位と
いった終了条件もあったかもしれません。
(赤点とか、進級とかね)
学生時代はそういった外部要因が働くので、
自分で終了条件を付けなくても、いつの間にか
終わっていました。
というより、誰かに決められた終了条件を
満たすことで終わって行きました。
ただ、社会人になってからは
そうはいきません。
終了条件を決めるのは自分です。
自分で終了条件を決めてやらない限り、
ずっとやり続けることになります。
そのことを学んで、何を実現したいのか。
どういったことに役立てたいのか。
どこまでやれば終わりと言えるのか。
こういったことを、自分で
決めなくてはなりません。
そのことを学んで、何を実現したいのか。
あるいは、あるやりたいことがあって、
そのために学んでいる、という意識。
こういう意識がなければ、延々と
自己啓発を繰り返すばかりです。
そういった視点で、今学んでいることや、
これから学びたいと思っていることを
棚卸してみてください。
実は、もう必要ないことをやり続けて
いるかもしれませんよ。