計画とは、やらなければならないものではなく、やりたいことを実現するためのもの

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お正月に今年の目標や計画を立てましたか?

TwitterやFacebookを見ていると、本当に多くの方が、お正月に心を改め、今年の目標や計画を立てているようです。

この計画を立てるにあたり、このことを知っていると、かなり気持ちが楽になります。

それは、

「計画とは、やらなければならないものではなく、やりたいことを実現するためのものである」

ということです。

「やらなければならないこと」ばかり計画していないか

あなたの計画は、「やらなければならないこと」ばかり入っていませんか?

計画を立てて、その計画を見ただけでも嫌になるとしたら、「やらなければならないこと」ばかり入っている可能性が高いです。

「計画 = やらなければならないこと」になっていると、それは見るのも嫌になりますよね (^^;

学生時代から、計画というのは、大抵やらなければならないことを計画してきていると思います。

夏休みの宿題や受験など、期限や期間が決まっていて、その間にやらなければならないことが列挙されているのが計画、だったのではないでしょうか。

仕事上の計画についても、そういう色がどうしても出てしまいます。

ただ、自分の人生における計画については、「やらなければならないこと」ばかりになることはありません。

「やりたいこと」を実現するための計画

思いつきですぐ始めて、すぐ完了するものであれば無計画でもいいのですが、人生の多くのものはそうではないですよね。

そういうときには、計画を立てて、順を追って進めていくのがとても効果的です。
1日では実現しないことでも、5年もあれば実現するものです。
そのために計画は必要です。

私は、これを「プロジェクト」と読んでいます。
ある期限までにやり終えたいことを管理する単位ですね。
無期限なものもありますが、大体のものがある時点で完了するように切り分けています。

5ヵ年計画を立てても、規模が分かず、ひとまず何からやればいいか分からないので、1年計画、半年計画、1ヶ月計画といった形で切り分けて、行動可能な大きさにしていきます。

この作業も、「やりたいこと」から始まっていれば、やってみると楽しいものです。

「やらなければならないこと」ばかりが計画に入る?

「やらなければならないこと」ばかりが計画に入ってしまう場合は、自分が誰のために人生を生きているか見直すチャンスです。

これはとても興味深いことなんですが、自分が自分のために計画を立てなければ、誰かが、その誰かのために勝手に計画を立てて、自分のことを組み込んでくれます。

会社や上司、両親、配偶者や恋人といった、誰かの望むがままに動かされている感じがしませんか?

あるいは、ちょっと周りを見渡せば、宣伝、広告がひっきりなしに、あなたに何かを買わせようと、必死こいて情報を伝えてきます。
これも、企業の販売計画に組み込まれています。

無意識のうちにそういった外からの影響を受けて、それに応えることで必死になっちゃうんですよね。

そうなってくると、「やらなければならないこと」の一覧ができ上がってしまいます。

自分は何をしたいのか。
今一度、計画を立てる前に、それを見つめる時間を取るようにしてください。

計画は、変えてもいい

あと、このことも知っておくと楽になります。

それは、

「計画は、変えてもいい」

ということです。

計画を立てた以上はそのとおりにやり遂げなくてはならない、といったメンタリティになりがちですが、そうではないのです。

やってみて、これは違うな、と思うことは、絶対に出てくるものなのです。

計画段階と実行段階では、思うことも変わってくるはず。

大切なのは、計画を立てて、そのとおりに完遂することよりも、計画どおり進行していく中で、計画が間違っているようであれば、早い段階で修正していくことです。

特に、自分の人生の計画においては、行動の責任は自分にありますし、結果についても責任は自分にあります。

だから、おかしいと思うことをやり続ける必要はないのです。自分の計画なのですから。

誰にも迷惑はかかりません。
たとえ迷惑をかけるとしても、ヘタな結果を出すよりは、よっぽど程度が低い迷惑でしょう。

何か違うと思ったときは、計画を見直すチャンスです。
どんどん望む方向に変えていきましょう。

目先のやりたいことを追うと怠惰になる

とはいえ、何でもかんでも変えていいものではないです。

例えば、今日は眠いから寝る、とか。
そういった目先のことにフォーカスすると、計画を立てても実現することはありません。

「眠いから寝る」といったことを許すのであれば、それも含めて計画することです。
ゆとりのある計画を立てることが役立ちます。

7つの習慣で有名な故スティーブン・コヴィー氏はこのようなことを言っています。

幸福とは、最終的に欲しい結果を得るために、今すぐ欲しい結果を犠牲にすることによって得る果実にほかならない。

自分の今すぐ欲しいという欲望、欲求に従うことも大事ですが、自分が何のために活動しているのか、という意識を持つことが大事ですね。

基本的に、動物は生命を維持する活動をしていればいいです。
ほとんどの動物がそうです。

人間も本質的には食べて寝れたらそれでいいので、ついつい、そういう行動をしてしまいます。

なので、食べて寝れたらそれでいいのであれば、特に計画はいりません。

会社にでも雇われて、そこで誰かに言われるままに仕事をしていれば、食べて寝るくらいのことは実現できてしまいます。

ただ、それに慣れてしまうと、自分の人生の計画を立てる、という発想は薄れていきます。

なにせ、会社に雇われ続けることが目標になりますから。
なぜなら、そうしていれば食べて寝ることができるから。

私も会社にいた頃は、ほとんど人生の計画なんて考えもしませんでした。

なんとなく会社に居続けるんだと思っていましたし、いつか結婚して、家を買って、定年まで暮らしていくんだと思っていました。

これ、計画じゃないですね。

会社に勤めていることが怠惰だとは言いませんが、自分の人生のミッションを満たすために、その人生計画の一部として会社に勤めているのか、それとも惰性で勤めているのかはよく見つめなおした方がいいと思います。

計画を立てる時期

計画を立てる時期については、いつでもいいです。
24時間365日、いつでもいいですね。

思い立ったら立てることです。

正月だから、というのにこだわることはないです。

1年という周期にしろ、正月というイベントにしろ、それは自分が決めたことじゃないからです。

例えば、自分の周期は誕生日だから、誕生日になったら計画を立てる、というのであれば、それでもいいです。

いつでもいいと言われたら、なかなか手を付けられないというのであれば、今すぐやりましょう。

自分のペースに合わせて計画を立てる

どうしてこう言っているのかというと、

計画とは、
やらなければならないものではなく、
やりたいことを実現するためのもの

だからです。

無理やり世間に合わせてやろうとするから、計画そのものがうまく立てられないのです。

きっちりした方がいい、という人はきっちりしましょう。
きっちり正月に計画を立てるのがいいんだ、というのであれば、そのようにしましょう。

そういう人で、今年の計画を立てていない人は、もう正月も終わってきているので、恐らく苦しい思いをしているはずです。

苦しい思いをするくらいなら、時間を取って、計画を立ててみませんか?

あるいは、自分のズボラさ加減を受け入れるチャンスなのかもしれません。
自分はズボラなんだよな、というのを自覚して、奮い立ってください。

もしかしたら、正月だから、というタイミングでやろうとしていること
自体が、あなたが望んでいないのかもしれませんよ。

あくまで自分のペースで、自分が感じるままに計画を立ててみましょう。
そうすれば、その計画を完遂する確率は格段に上がるでしょう。

おわりに

今回は「計画を立てる」上で役に立つメンタリティを扱いました。

  • やりたいことを実現するために計画を立てている
  • 計画は、実行段階で変えてよい
  • 計画は自分のペースで立てればよい

といった考え方を持っておくと、ずいぶん楽になるのではないでしょうか。

このお正月に計画を立てようと思った人は、今からでも遅くないです。
チャレンジしてみてください。

計画を立ててみたという人も、「やらなければならないこと」ばかりになっていないか、確認してみて下さい。
もし「やらなければならないこと」ばかりにフォーカスしているようであれば、作りなおすのもOKです。

5年後や3年後に実現したいこと、といった、できるだけ先のことを意識して計画を立てると、矛盾が起こりづらいです。

ワクワクするような計画が立てられると、とてもいいスタートが切れますよ! (^_^)v

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