Twitterで脳科学者の茂木健一郎さんを
フォローしているのですが、
今日のツイートはそうだなぁと
思うところがあったので、
紹介します。
『「偶有性忌避症候群」は、
日本に蔓延する風土病である』
というようなことをつぶやいて
おります。
「偶有性忌避症候群」というと
難しいですが、要は
「人生で何が起こるかわからない」
=「偶有性」を「避ける」ことが
慣習化しているということです。
個人の習慣ではなく、日本の
慣習になっているというのが
マズイという警鐘に聞こえました。
具体的な事例としては、
・TOEICの点数
・偏差値
・お役所の形式主義
などといったことが挙げられて
いました。
TOEICの点数が高ければいい、
偏差値が高ければいい、
お役所の書類は、形式がちゃんと
そろっているのがいい、
といった価値観を、ほとんどの人が
横並びで持っているというのですね。
そして、おそらく誰しも、
内面ではこう思っています。
TOEICが高いからといって、
英語ができるわけでもない。
偏差値の高い大学に行けば、
頭がいいわけではない。
書類が形式どおり整っていること
よりも、中身の方が重要。
にも関わらず、結局は英語能力は
TOEICで測り、
頭の良さは偏差値で測り、
書類は項目に不備がないかを
確認しているわけです。
これを、茂木さんは
「思考停止」と言っています。
そこの中にハマっていると
安心するんですよね。
それ以上のことは、疑問にも
思わなくなります。
証拠とか、根拠とか、過去の事例などが
なければ、会社は動きません。
それがうまくいきそうなことが、
なんとなく分かっていて、誰もが
そう思っていても、やれない。
数値化できないことは、動かない。
これこそ、偶有性との戦いなんですよね。
やってみなければ分からないことは、
やってみなければ、分からないんです。
もし英語圏で暮らしていけることを
ゴールに考えているなら、実際に
英語圏に行って生活してみるまで
答えは出ないですよね。
こんなものは、TOEICでは測れません。
測れないものは、測れない。
だから、ダメ。
何が起こるか分からないところに、
飛び込んでいくということを、
なかなかやらない。
できるかどうか分からないことは、
やらない。
これが成長を止めている。
もし、歩ける確信ができるまで
歩き出さない赤ちゃんがいたら、
どうでしょうか？
歩けるようになりますかね？
多分、歩けるようにはなりませんよね。
赤ちゃんは、歩ける確信があるから
歩き始めるわけではなくて。
歩き始めて、転んでも痛い目をみても、
とにかく歩き続けているから歩ける
ようになるんですよね。
歩き始めることで、何が起こるかは
恐らく分かっていませんが、
それでもとにかく、
赤ちゃんは歩き始めます。
あなたにとっては、今、
「歩き始めること」は何になりそうですか？
スマートフォンに機種変更すること？
アプリを使ってみること？
使いこなそうとすること？
スマートフォンを例にしましたが、
それ以外の何でもいいです。
あなたは、今から
どういうことを始めようとしていて、
そのゴールはどのように
思い描いていますか？
是非、リストアップしてみてくださいね。
何かに書き出すことが効果的ですので、
オススメです。
その内容が「これはありえない！無理！できない！」
と思うようなことだと、ますます効果的です。
何が起こるか分からないことに挑戦する時は、
そのようなことを思うものですから。
なお、今回紹介した茂木さんの
ツイート全文は、
こちらにまとめられています。
参考にしてください。
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——— 編集後記 ——————
ツイッターを再開してから1.5ヶ月
ほどでしょうか。
だんだんツイッターの面白さが
分かってきましたね。
今朝は雨と雷がすごかったので、
「雷と雨が・・・上の人はお腹を
下しているんですかね？」
と呟いていたところ、どなたかに
リツイートされました。
(ちょっと、汚い内容ですが (^^; )
読んでくれている人がいるんですね。
そして、面白いと思ってくれたという
ことです。
単純に嬉しいですね (^o^)
やってみるものです。
