「軽井沢プリンスホテルスキー場」にスキーの検定 (SAJ2級)を受けに行ってきました!
天候は晴れ。
午前中は寒いくらいでしたが、午後から暖かくなりました。
おかげで、雪質が刻々と変化していました。
風が強かったですねー。その分寒く感じました。
SAJ2級を受けてみよう!
長野に移住してから、狙いどおりスキーをする日が増えています。
移住を決めたときから、スキーの技能はより向上させたいという想いがあったんですよね。
そのため、これまでは競技スキー一色だったのですが、移住を機に基礎スキーもやってみようと思い、東京を出る前にスキー板を新しく買いました。
「SALOMON 24 HOURS POWERLINE S3」です。169cmになります。
2011-12のモデルですね。1年型落ちです。
御茶ノ水のICIスポーツの店長に進められて購入しました。
私が持っている競技スキーの板 (ATOMIC GS11)では、小回りなどの動きがどうしてもやりづらいからです。
そして、どうせ技能向上するなら目標がある方がいいので、検定を受けることにしました。
個人的に、資格には全くこだわりがないのですが、インストラクターを始めたこともあり、何か形にしたいなと思ったんですよね。
検定を受けることにはしたけれど?
さて、検定を受けようと思ったのですが、自分が一体どういうレベルで、どういう検定を受ければいいかサッパリわかりません (^^;
これ、人に説明するときも困るんですよね。
そんなわけで、インターネットを使ったり、スキーの先輩に聞いたりして、検定のことを調べました。
スキーの検定は、SAJという団体と、SIAという団体で行なわれているようですね。
私はまだよく分かってないので、ひとまずSAJという団体の検定を受けてみることにしました。
SAJは1級〜5級があるそうですが、1級は2級を持ってないとダメということなので、現状で受けられる最高峰は2級ということになります。
検定の内容はよくわかりませんし、合格基準もよくわかりませんが、そんなのは受けてみればわかること。
ここは思い切って、2級を受けようと決めました。
そして、近所のスキー場で検定をしている場所を調べたところ、軽井沢プリンスホテルスキー場が一番近くて、日程的にも早めに受けられそうだったので、チャレンジすることにしました。
SAJ2級 検定の流れ
今回一緒に検定を受けたのは5人。
みなさん、見た感じ近いレベルだったかと思います。
スキースクールの検定員に連れられて、検定バーンに移動し、それぞれが検定員の指示に従って滑走します。
その滑走を検定員が見て、評価し、後に合否発表となります。
検定バーン および 検定内容
このスキー場には来たことがありますが、かなり昔のことなので、どういうコースがあるのか、よく覚えていません。
なので、どういうバーンで検定するのか未知数です。
検定員に連れて行かれた場所は、「アリエスカコース」でした。
検定は主にこちらのコースで行われました。
ここですね。
「上級者専用」とか「MAX 30°」とか書いてます。
上から見下ろすとこんな感じ。
傾斜が「MAX 30°」ってどういう状態かというと、こんな感じです。
この木々は、地面から垂直に立っているので・・・
雪面の角度がどんなものか、分かりますかね?
ちなみに、実際ここに立ってみると、崖みたいなものです。
一度転んだら、かなり落とされちゃうでしょうねー。
下から見上げると、壁みたいでした。
ここで、
- 大回り2本
- 小回り2本
- 自由滑走1本
の検定を行いました。
それから少し移動して、「パノラマコース」に出ます。
傾斜はきつくないです。
が、滑ってみて分かったのですが、雪面が荒れており、ボコボコになっています。
ここで小回りを1本、検定しました。
こんな感じで、合計6本の検定が行われました。
滑走してみて
緊張感は全くなくて、検定員に指示されたとおりに滑走してみました。
1本滑ると検定員から少しアドバイスがもらえるのですが、私は大回りを1本したところで、
「スキーの操作はOKですが、スピード出し過ぎだから抑えるように」
と言われてしまいました (^^;
スピードは抑えめのつもりだったのですが、どうやらそれでも速かったようです。
競技スキーヤーの性でしょうか・・・
スピードコントロールできていないと判断されたのかもしれません。
それからは特に個人的にアドバイスをもらうことはありませんでした。
コンディションはよかったですし、今できる最高の滑りをした、ということは自信がありました。
楽しくて、気持ちよかったです (^o^)
そして、結果は・・・
そして、結果は・・・
不合格、でした (>_<)
う〜〜ん、残念!!
今できる最高の滑りをした、という自負はあります。
それで合格できなかったのですから、今の私のレベルはこれまで、ということですね。
今後の課題
合否発表の後、個別に検定の点数やアドバイスをいただきました。
大回りは減点なし、小回りは-1、総合滑走は-2だったそうです。
アドバイスとしては、
- スピードコントロールすること
- 足のスタンスが開きすぎ
- 右のターンはスムーズだけど、左のターンがいきなり体重乗せすぎ
- ターンの切り替えを「勢い」でしている
などといったようなことをいただきました。
これ、ある意味、今理想としている競技スキーの滑り方と全く違うことを言われているんですよね (^^;
例えば、先日の競技スキーの合宿では、コーチに
「遠心力を利用して、次のターンに入りましょう」
というアドバイスをいただき、それを実践しているつもりなんですが、
「ターンの切り替えを『勢い』でしている」
という風に見られたようです。
なるほど、そう言われてみたら、そう見えちゃうんだろうなと思いました。
まだうまくできていないんですね。
あと、いつもお世話になっているスキースクールでレッスンを受けた時、できるだけ自分から積極的にスキーを動かさないようにすることを学んだのですが、どうやら積極的にスキーを操作した方が評価はよかったようです。
それならそういう滑り方をやってもよかったのですが・・・
かと言って、競技スキーの時にやっているターンをやったら、おそらくまるで駄目なのでしょうね (^^;
「物差し」がない!
結局、受かったのは5人中1人でした。
正直、私にはその人がどうして受かったのかわかりませんでした。
そして、他の人がどうして受からなかったのかも。
つまり、私にはこのSAJという検定における「物差し」がないんですね。
評価基準がないので、何をすることがいいことなのか、分からないということです。
今の私にとっての最高の滑り、というのは、この検定という世界では評価されないということがはっきりしました。
これは大きな収穫です。
今回、検定に挑戦したことで、検定の内容はよく分かったし、合格基準については、少なくとも今、私が目指しているものとは違うことが分かったのですから。
あと、このこともハッキリしました。
やっぱり、競技スキーが大好きだ!
どうやら私は型にはまった小綺麗なフォームで滑るより、より速く滑る方が好きだ、ということです。
どういう滑り方が評価されるのか研究することは、競技のタイムを縮めるにあたっては価値がありそうです。
これはこれとして、磨いていきたいですね。
せっかくスキースクールに通っているので (インストラクターとしてですが)、レッスンの合間に先輩を捕まえて、稽古をつけてもらおう! (^o^)