「WordPressレッスンブック」は「ステップバイステップ形式でマスターできる」と謳っているとおり、本書の最初から写経のようにコードを書いていくと、1つのサイトデザインが完成します。
WordPressを使い始めて、自分でテーマを改造してみたい、作ってみたいと思った人には、まず最初の1冊目の本として紹介したい本です! (^o^)ノ
WordPressのテーマを作ろうとしたけれど・・・
WordPressテーマ (サイトのデザイン)の難しいところは、「テーマ」とか言いながら実態はPHPというプログラミング言語を使ってプログラムを書く必要があるところです。
こういうとき、プログラミングの初学者であれば、たいていは既存のテーマのコードを見ながら勉強したりするのでしょうが、WordPressにデフォルトで付いているTwenty Elevenなどのテーマは、すでに結構大量のコードがあるので、どこから読んだらいいか分かりません。
WordPressの仕組みもよく分からない中で、これだけできあがっているものから、最低限これだけのファイルがあればいい、このくらいのソースコードが書かれていればよい、といったことを学ぶのは至難の業だと思います。
私自身、HTMLやスタイルシート、PHPといった言語についてはだいたい分かるくらいのスキルはありますが、どこから手につけて行ったらいいかさっぱりわかりませんでした。
「ここにこんな風に表示したい!」と思ってコードをいじってみるも、なかなかうまくいかず。
テーマ作成についてのサイトをいくつか読みながら、自分なりに改造してみていたのですが・・・どうも、思ったようにはできません。
更によくわからないのがプラグイン。
どこにどうやってソースコードを入れ込んでくれているのかよく分かりません。
これはもう、1からテーマのことを勉強した方がいいかなと思っていました。
「WordPressレッスンブック」との出会い
こちらの本は、以前「ブロガーズ・フェスティバル」というセミナーに出た時に、LTイベントでこけらさんが紹介していたんですよね。
ちょうどいいやと思って購入してみました。
こけらさんのブログ「こけらブログ」(そのまんまやん!?)はこちら。
ステップバイステップでコーディング
本書では、ここをこうすれば、ここがこうなる、といった感じで、HTMLやスタイルシート、WordPressが生成するコードを解説してくれています。
そういった解説を読むことも勉強になりますが・・・
何よりも、本書のコードを書いて、解説を読んで、次のコードを書いて、・・・、としているうちに、段々サイトができあがってくるのが、なんとも言えず楽しい! キャッヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃キャッ
何がなんだか分からないながらも、自分で何かを作っている感じがして本当に面白いです (^o^)
ある程度HTMLやスタイルシート、PHPが読めると理解が早いとは思いますが、あまりそういう言語に詳しくない人でも、「ここをこうすれば、こういうコードができて、こんな見栄えになります」といった風に、一つ一つ試しながらやっていけるので、本書から勉強することだってできます。
それぞれの言語を知っているに越したことはないですが、知らなくても、なんとかなります。
本書に従って、よく分からなくても写経のようにコーディングしていき、ひととおりテーマを作ってみたら、WordPressという仕組みのことも理解が進みます。
本書のとおりテーマを作ってみたら、ここのところをこうしてみよう、といった感じで改造していけば、より理解が進むことでしょう。
WordPressをはじめてみた人で、WordPressがどういうものか知りたい、テーマを改造したい、オリジナルテーマを作ってみたいという人には、最初の1冊として絶賛オススメします!