「ブロガーズフェスティバル2013」ではアイスブレイクを担当しました。
まあ、みんな忘れちゃってるでしょうけどね (^^;
このブロガーズフェスティバル、主催者はれいちゃん (またよしれいさん @Sayobs)で、企画を見たら激しく楽しそうだったので「スタッフやります」なんて手を挙げてしまいました。
れいちゃんには先月のタイのビジネスツアーでもメチャクチャお世話になっていて、こういう企画を立ち上げるところとかすごいなぁと思います。
ブロガーズフェスティバルについては、もうかなりの人がブログに書いているので、是非こちらの「まとめ」から興味ある記事を読んでみてくださいね!
・リスト ブロガーズフェスティバル 2013 参加記事まとめ #ブロフェス2013
私はこの辺から1歩離れた記事を書くことにします。
アイスブレイクをやってみよう!
ブロガーズフェスティバルの企画がだいぶ進んで日程表まで出てきたとき、「アイスブレイク」のところを誰がやるか決まってないのを見かけました。
アイスブレイクはメチャクチャ大事で、その大役をやってもいいのかとドキドキしちゃいましたが、これまでスタッフとしてあまり活動してないこともあり、また大舞台でチャレンジしてみたいと思ったのですぐ手を挙げてしまいました。
アイスブレイクはメチャクチャ大事!
個人的にはアイスブレイクってメチャクチャ大事だと思っています。
色々なセミナーに参加してますが、このアイスブレイクを単なる名刺交換の時間のように入れている人が少なくない。
違うんです。アイスブレイクはメチャクチャ大事なんです。
たかだか5分や10分のセッションですが、これがあるかないかで、参加者の「参加」度合いが全然変わります。
例えば高級ホテルに泊まりに行ったとき、フロントやベルボーイが優雅にお迎えしてくれてくれますよね?
そして、部屋に入って、「ああ、素晴らしい部屋だ。いいホテルにきたな」と感動するわけです。
もし、フロントやベルボーイの愛想が悪くて、全くあなたを歓迎している素振りを見せなかったら、そのホテルの部屋がどれだけ素晴らしくても「いいホテルだ」という好意的な印象で過ごすことができるでしょうか?
アイスブレイクを適当に扱うというのは、フロントやベルボーイがお客を適当に扱うのと同じです。
アイスブレイクは、参加者にその場に「参加」していただくためのセッション。
セミナーを主催する人は、是非そういう意識を持っていただきたいと思います。
アイスブレイクの3つの機能
アイスブレイクにはいくつかの機能がありますが、今回のアイスブレイクで私が意識したこと3つをご紹介します。
参加者の意識を整える
参加者は、通常いろんなところに意識を向けています。
今回のブロガーズフェスティバルでは、オープニングセッションのjMatsuzaki氏 (@jMatsuzaki)の講演を聞いた後のこと。
彼の講演を振り返っている人、自分の中で内省している人、周りを気にしている人、次は何だろうと思っている人、どこのセッションに行こうとか考えている人、などなど、それぞれが思い思いの状態にあります。
200人いれば、200人とも違う方向を向いているといっていいでしょう。
こういう状態では、続く注意事項はほぼ聞いてもらえないし、解散したが最後、参加者間の意識も自分と知り合いの間だけで終わります。
そこで、まずは全員の意識を一箇所に集中していただきます。
具体的には、jMatsuzaki氏に拍手をしていただきました。
全員に好意的に受け入れられ、同じ方向に意識を向けるには最適だったからです。
(最初は別のことをするつもりでしたが、急遽変更しました)
会場は割れんばかりの拍手。
素晴らしい講演だった証拠ですね (^_^)
jMatsuzaki氏も嬉しそうだったし、やってよかったな。
参加者の意識をこちらに向ける
そうして全員の意識がjMatsuzaki氏に向き、その場の意識が整いました。
次に、私の方に意識を向けていただきます。
場の意識がjMatsuzaki氏に向いているので、呼びかけるだけでOK。
場の意識がこちらに向き、私の話が伝わりやすい状態になります。
ここまでで、アイスブレイクで参加者に「このブロガーズフェスティバルに参加」していただくための準備ができました。
あとは端的に、今回はゲーム形式で交流してくださいね、という説明を入れて、参加者の方に主導権を渡します。
参加者に「参加」していただく
さて、ゲーム開始です。
自分で仕掛けておきながら言うのもなんですが、かなり盛況だった感じがします。
一部で名刺交換したり話し込みをしたりしている方がいたので、「できるだけ多くの方に関わってください」とアナウンスを入れたのですが、多分全く聞こえてなかったでしょうね (^^;
ゲームを通じて、この場に「参加」している証拠です。
ゲームは「共通点を見つける」というゲーム。
人は共通点があれば、何となく親近感を覚えるもの。
最初の交流としては比較的やりやすいものです。
ゲーム開始までは、どこか浮足立ってそわそわしている人がいましたが、同じゲームをする=同じ体験をすることで、少しずつ場に馴染み、他の参加者との親近感が湧いてきます。
「共通点を見つける」というゲームで共通点を見つけて親近感が増すし、しかも同じゲームに参加していることで、さらにその場で共通点ができるわけです。
参加者の親近感が増すスパイラル。
このゲームを考えた人はすごいですよね (私はマネただけです)。
すごく盛り上がっていたので、もうちょっとやってみたかったですが、jMatsuzaki氏の講演が多少押してたこともあり、後の進行を考えるとここは時間通り終わらせておきたい。
ということで、打ち切ります。
まあ、ここで「話しきらない」くらいで留めておくのがまたいいんですよね。
次に繋がるので。
ゲームは2分半ほどでしたが、多い人は3、4人と交流できたのではないでしょうか?
アイスブレイク終了
ゲームを終了させ、まとめに入ります。
「席に戻ってください」と声掛けしても、なかなか終わらないということは、ちゃんと「参加」してくれているということでしょう。
ここまでで、場の意識が整い、全員がこの「ブロガーズフェスティバル」という場に「参加」している状態になりました。
後は1スタッフとして、私が伝えたいメッセージを伝えます。
このメッセージは、端的なほどいいですね。聞いた人が覚えてないくらいが最高です。
参加された方、私のメッセージを覚えてますか???
たぶん、スタッフ創意のメッセージとして受け取っていただけたのではないでしょうか。
終わりに
とまあ、たった5分の舞台でしたが、私が今できるだけのことをしてきました。
こういう大舞台を経験するのもいいですね。
誰も注目してないところでしたが、個人的にはチャレンジできて満足でした (^o^)
一部スタッフの方から「アイスブレイクよかったです」と声掛けしていただいたのは、本当に嬉しかった。
この文章だけ読んだらスゴイことしてきたように見えるかもしれませんが、他のセッションのスピーカには敵いませんし、私は言うなれば脇役です。お膳立てとでもいいましょうか。
全てのセッションが素晴らしかったからこそ、ブロガーズフェスティバルは大盛況だったのです。
主催者れいちゃんはスタッフ打ち上げの席でわざわざお礼までしにきてくれて・・・彼のああいう真摯なところが、今回のブロガーズフェスティバルの大成功につながっていることは間違いないです。
う〜〜ん、楽しかった!
また来年も、ブロガーズフェスティバルを盛り上げて行きましょう!