コーチングをしていると、クライアントさんから「西村さんは自信がないときはどうしてますか?」とか、「どうやったら自信がもてますか?」といったことを聞かれることがあります。
実際のところ、自信をつける方法自体はすごく簡単です。
自信をつけたい人は、次の3STEPを実践してみてください。
STEP1 行動する
自信をつけるための最初のステップは、行動することです。
そう言われると、「自信がないから行動できなくて困ってるんだ」と思われるかもしれません。
ただ、自信のある/なしと、行動ができる/できないは全く関係ないということを知っておくことも大切です。
試しに、あなたが毎日歯磨きができる理由を、自信のある/なしで説明してみてください。
どんな風に説明しますか?
「私は歯磨きをする自信があるから、毎日だって歯磨きをしている」と説明するでしょうか?
たぶん、自信満々で、自信があふれているから毎日歯磨きをしている、ということはないのではないでしょうか。
自信のある/なしなんて考えることもなく、毎日歯磨きをしていると思います。
行動することと、自信のある/なしは、このくらい関係がないのです。
そのことを知っておくと、行動するときの気持ちが楽になるかもしれません。
STEP2 チャレンジする
改めて考えてみてください。
「やったこともないこと」で、「自信があること」があるでしょうか?
過去のどこかの時点で、「やったことがあること」の中に、自信があるものと、ないものがあるのではないでしょうか。
うまくいった→自信がある、うまくいかなかった→自信がない、と割り振られているだけなのではないでしょうか。
これは実に素晴らしい発見です。
なぜなら、過去のある時点でうまくいかなかったから、自信がないと認識している、ということだからです。
過去のある時点より、確実にあなたは進歩しています。
子どもの頃にできなかったことが、今では当たり前のようにできていることでしょう。
それと同じで、今やってみれば、案外簡単にできるかもしれません。
できるかできないか、自信があるかないかにとらわれず、やってみることが自信をつける最初の1歩になります。
STEP3 レビューする
あなたは自分がやってきたことを振り返る時間をとっていますか?
今日やったこと、今週やってきたこと、今月やってきたこと、今年やってきたこと・・・そういうことを振り返ったことがあるでしょうか?
そういう時間をとっているでしょうか?
新入社員研修をやっているときに、4月にやったことの振り返りを実習してみたところ・・・
彼らはたくさんの知識や経験が増えたことにとても驚いていました。こんなにもたくさんの知識を身に着けていたのか、と。
この振り返りをしなかったら、彼らはそのことに気付かなかった、とも言っていました。
もしあなたが「過去にうまくいったことに自信をもつ」のであるとしたら・・・過去の振り返りをすることなく、自信を持つことができるのでしょうか?
ぜひ、1日1日の振り返りをする時間を大切にして、確保するようにしてください。
1日10〜20分もあれば、振り返りをすることはできます。今日、何をやってどう感じたか、ちょっと手帳に書いてみるだけで十分です。
そして、毎日手帳に書いたものを、1週間ごとに読み返してみてください。これは10分あればできることです。
1ヶ月ごとに読み返してみてください。これは30分もあればできることです。
そうやって、1日20〜30分くらいの時間を確保するだけで、自信がもてることが増えるのだとしたら・・・あなたにとってやってみる価値はありそうですか?
まとめ
自信をつけるための3STEPについて紹介しました。
3STEPの中で、一番簡単にはじめられることは、「STEP3 レビューする」になります。
順番としてはSTEP1〜3なのですが、今日、今からやれることはSTEP3だからです。
こうやって、新しいことに挑戦して、そのことを振り返ることで、どんどん自信をつけていくことができます。
そして、「STEP1 行動する」に書いたとおり、自信のある/なしと行動する/しないが全く関係ないことがわかるようになると、「自信があるからやる」とか、「自信を持とうとする姿勢」から開放されます。
自信があるとか、ないとかで、やったり、やらなかったりすることから開放されるとしたら、それは素晴らしいことではないでしょうか。
ぜひ、日々の振り返り、1週間の振り返り、1ヶ月の振り返りをする時間を確保するようにしてみてください。
1年の振り返りをすると・・・できることがものすごく増えていることにビックリすることでしょう。
それはきっとあなたの自信の源になりますよ。