私はブログに写真や画面のスクリーンショットを掲載するときは、
ファイル名に連番をつけています。
ファイル名の命名規則
例えば、風景の写真が並んでいれば、
sean_yyyymmddxx.jpg
(yyyy=西暦4桁、mm=月2桁、dd=日2桁、xx=連番2桁)
としています。
例えば以下の写真のファイル名は
「sean_20130215xx.jpg」
になります。
sean_2013021501.jpg
「雪に埋もれる日」に掲載
sean_2013021502.jpg
sean_2013021503.jpg
日付は、ほぼブログ掲載日です。
厳密に言えば、ファイルを加工した日になっています。
こんな風に、日付や連番を使ったファイル名にしています。
ファイル名をつけるのが面倒 → 自動化を検討
さて、写真を沢山撮ってきたあと、こういった日付や連番を使った
ファイル名に1つ1つ変更していたのですが、ほとんど毎日のように
やっていると、だんだん面倒くさくなりました。
そこで自動的にファイル名をつけるアプリなんかないかなーと探して
いたのですが、なかなかコレというのが見当たらず。
Windowsならいくつか使えそうなのがあったのですが、Macはこういう
アプリってそれほど流行ってないんですかね?
しばらく調べていると、Automatorという、Macに最初から入っている
アプリを使えば、連番のついたファイル名を生成するアプリが簡単に
作れそうだということが分かってきたので、挑戦してみることにしました。
Automatorとは?
Automatorというのは、前述のとおりMacに最初から入っているアプリです。
今回初めて触ってみた感じでいうと、かなりいろんなことができそうです。
例えば、
- あるフォルダにある複数のファイルを
- 別のフォルダにコピーして
- ファイル名を命名規則どおり変更する
といった操作を、毎日する必要があったとします。
このくらいなら毎日手作業でやってもよいですが、あるファイルを
実行する (Finderでファイルをダブルクリックする)だけで自動処理
できたら楽ですよね。
Automatorは、こういった操作手順を、予めプログラミングしておけます。
SE業界的に言うと、こういうのを「バッチ処理」といいます。
ファイル名に連番をつけるアプリを作ってみる
Automatorは使ったことがなかったので、トライ & エラーでアプリを
作ってみました。
最初は意味が分からず、うまくいかなかったですが、触っているうちに
だんだんわかってきました。
初めてのAutomatorアプリということで、30分くらいかかってしまい
ましたが、思っていたようなものができました!
ファイル名に連番をつける手順としては、次のようになっています。
(こういう手順を「アルゴリズム」と言います)
- ファイルを、ファイル名で昇順に並び替える
- 並び替えた順に連番をつける
- 日付を付加する
- 接頭文字 (sean_)を付加する
この手順をAutomatorに入力していきます。
Automatorの操作
まずはAutomatorを起動し、メニューから
「ファイル」>「新規」
を選択します。
すると、こんなダイアログが出てくるので、「アプリケーション」を
選択します。
あとは、画面左側のアクションを選んで、右側にドラッグしていきます。
先の手順どおりにアクションを並べて、設定していきます。
今回作ったAutomatorアプリは、次のようになりました。
できあがったら、保存します。
このファイルが、連番命名アプリになります。
ここでは「seq_sean.app」というファイル名にしました。
連番をつけたい複数のファイルを選択し、「seq_sean.app」に
ドラッグすると、それらのファイル名が
「sean_yyyymmddxx.jpg」
となりました!
バッチリです!
あと「seq_item.app」というのも作りました。
こちらを使うと、
「item_yyyymmddxx.jpg」
というファイル名になります。
試してみたい方は、ここで作ったアプリ「seq_sean.app」をアップして
おきますので、試してみて下さい。
(自己責任でお願いします)
seq_sean.zip
(zipファイルです。展開して使って下さい)