ポジティブシンキングに対する決定的な誤解についての考察

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時々「ポジティブシンキング」についてお話を聞いたり、Webで見たりするんですが、どうも表面的というか、認識が浅い感じがするなー、と思うことがあります。

なんでもいい風に捉えること、なんて無理です。
明るい未来を信じていればいいことが起こるなんて、あり得ません。

ほら、ポジティブシンキング信仰の人には怒られちゃいそうですね (^^;

私は、それよりは、何事もいい面があるから、そういうところを見ること、感じることが大切なのだと思います。

ちゃんと受け止めること

起こった出来事がとてもショックだったり、悲しかったりするのは仕方がないこと。
だって、そう感じているんですから。

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大切なのは、そういった時に、しっかりショックを受けて、悲しむことです。

そこに蓋をして、良かったところを探して、良かったことにしようとするからうまくいかないのです。

だって、「感じたままにいることを否定するような考え方」の、どこがポジティブシンキングなんでしょうか

自分らしくあることを否定する考え方がポジティブシンキングというのなら、皮肉でしかないですよ。

例えば、その出来事について、ノートなどにどういうことがあったか具体的に書きだしてみて、感じたことを感じたままに書き出してみて、そうやって出来事を消化した先に、本当のポジティブシンキングはあると私は思っています。

そうやって消化してから、その出来事で何か学んだことがあったんじゃないかとか、これからどう活かしていこうかと客観的に見て、考えること。

そうしているうちに、未来に対して何となくうまくいくという根拠の無い自信のようなものが出てきます。

例えショックだったり悲しかったりしても、それを乗り越えることができるのだから。
何が起きても、乗り越える術があるのだから。
そのことが信じられるのだから。

こうなってくると、不安はかなり減ってきます。

「将来うまくいく」と心底信じられるか

将来うまくいくと楽観的に捉えても、それは表面的な話です。
心底、「将来うまくいく」と信じられないのだったら、結局はうまくいきません。

無意識というのはそのくらい強いのです。

「どうせうまくいかないんだから」と心底信じている人が、ちょっとぐらい表面的に「うまくいくと信じればうまくいく」なんて思っても、うまくいくわけがないじゃないですか。

「結局はなんとかなる」とか「最後はうまくいく」と心底信じているからこそ、うまくいくのです。

意識と無意識が一致しているか

そういうところに蓋をして、とにかくいいことがあるに違いないと表面的に思ったとしても、意識と無意識が一致していません。

こういうときはたいてい無意識で信じていることが勝っちゃいます。

ポジティブシンキングをやってみてもうまくいかない人は、「『ポジティブシンキング』なんて結局はうまくいかない」「どうせ私は幸せになれない」といった深層意識があると思った方がいいでしょう。

「今、ここ」で起こっていることを、ちゃんと受け止めて、十分に感じて、消化する。
自分の感じていること、考えていることを肯定的に受け止めること。

その先に、本当のポジティブシンキングはあると思います。

ポジティブシンキングはテクニックではなく、姿勢のこと

ポジティブシンキングはテクニックじゃないと私は思っています。

そういった姿勢でいること。

自分の可能性を信じて、自分のことを肯定的に捉えている状態でいることを、ポジティブシンキングだというのだと、私は思っています。

下手なテクニックにこだわらず、まずは「今、ここ」で起こっていることを、そのまま受け止めてみてください。

そこに挑み続けた先に、本当にいいことが待っていると、私は信じています!

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