先日、初めて岩盤浴専門のお店に行ってきました。
こういうお店もあるんですねー。
嫁さんが「是非とも行きたい」とせがんでくるので、行ってみることにしました。
入り口をくぐって・・・
受付を済ませて、いざ岩盤浴へ!
デトックスと「LESS IS MORE」
岩盤浴をしていると、大量の汗をかきますよね。
身体の中から余分なものが出ている感じがして、気持ちがいいです (* ̄▽ ̄*)
デトックスというやつですね。
そんな風に汗を書きながら、ぼんやりとしていると、ちょうどその日の朝に読んでいた「LESS IS MORE」という本が思い浮かんできました。
身体の中から余分なものを出していくことは、「LESS IS MORE」という価値観に通じるものがあると思いました。
LESS IS MORE (より少ないことは、より豊かなことだ)
〜ミース・ファン・デル・ローエ ドイツの建築家〜
身体の中から余分なものを出していくこと、生活の中から余分なものを出していくこと、考え方の中から余分なものを出していくこと・・・
今まではプラスに集めていく時代、でもこれからは削ってマイナスにしていくことに幸せを感じる時代になったのです。
自らの価値観にもとづいて、本当に必要なものは何なんだろう?ということを、最近はよく考えます。
これは会社を辞める前からずっと考え続けていること。
周りから与えられる影響
私たちは知らず知らずのうちに周りの価値観を受けて、いつの間にやら「つられて」行動しがちです。
広告やCMなどに影響されてライフスタイルを作るのではなく、本当に自分にとって大切なもの、幸せはなんだろうと考え、自ら選ぶこと。それが、幸せな人生を送れるかどうかの決定的な差です。
たまに東京に行くと、莫大な広告に晒され、汚染される感じがします。
「モノを買うことが幸せ」だって。そう思わされる。巧みな広告が沢山あります。
選択肢が多いという害
モノを買うにも、何か食べるにも、遊ぶにも、たくさんの選択肢があり、そういうところで買ったり、食べたり、遊んだりすることが幸せ、なのか?
現代の日本には、瞬間の欲求を満たす選択肢があまりにもたくさんありすぎる。そのため、将来のことを考えた長期的な判断をするのが難しくなっているといえます。
そういった環境にあるからこそ、自分の価値観を持たなければ、あれもこれも買ってみて、瞬間的には満たされた気がするものの・・・すぐにまた新しいものを買い求めてしまう。
私の価値観はだいぶデトックスされてきたのか、欲しいモノは減ってきている感じがします。
「体験」を買うという幸せ
最近の私のお金や時間の使い方を見ていると、モノを買うことより、体験を買うことの方が重要度がますます高まっていますね。
お気に入りのパン屋さんは、浅間山が見渡せる景色のよいテラスで、美味しいパンを食べていると「幸せ」だから行きます。
そして、それ以上に、近所の公園で、自分が作ったサンドイッチを、嫁さんと一緒に頬張ることの方が、私にとっては「幸せ」です。
パン屋さんのパンに比べれば、安くて美味しくないかもしれないけれど・・・それでも、十分に美味しいし、幸せなんですよね。
だから、お金をかけなくても幸せなことってたくさんあるな、と思います。
欲しい「モノ」はなんですか?
初めて本書「LESS IS MORE」を読んだ時にとても印象的だったのは、著者の本田さんが北欧の国々を訪れ、さまざまな職業の人たち20人以上に話を聞いたときのお話です。
インタビューの中では「何か欲しいものはありますか?」という質問を必ずしていたのですが、「欲しいもの」を聞いているのに、答えに「モノ」が出てこないのです。「車が欲しい」とか「家が欲しい」とか、物質的な「モノ」をあげる人はほとんどいませんでした。逆に多かったのが「家族の健康」とか「友人などまわりの人の成功」といったもの。
本当に素晴らしいなと思って、感動してしまいました。
こういうことが言えるようになりたいなって、思いました。
だいぶそう言えるなってきた、かな? (^^;
本田さんが北欧をはじめ、幸福度が高い国々を訪れて強く思うのは、そちらの方々は、「物質的なモノよりもっと精神的なもの、経験的なものに幸福度を感じている」ことだそうです。
こういう感覚は、よくわかりますね。
もし10万円あったら・・・新しいMacも欲しいですが、今だったら旅行やセミナーのために使いたいです。
そういった、自分の経験のための投資を続けていきたいですね。
岩盤浴でデトックスをしながら、そんなことを考えていました・・・
お肌さらさら、スッキリしました! (* ̄▽ ̄*)+