次の3つにずれがあるとき、人はストレスを感じます。
- 感じていること
- 言っていること
- やっていること
やりたくないことを、笑顔で、
「はい、喜んでやります!」
と言うのには、ストレスを感じるのです。
本当は残業してまでやりたくない仕事を、納期が迫っているからといった理由でやるときには、ストレスを感じるのです。
または、すごく感動しているのに、「大したことないね」と澄まし顔でいることも、ストレスを感じているのです。
感動的な映画を観ている時に、涙が出そうになっても、人前では泣くものではないから、泣くのは恥ずかしいから、と言って泣かないときには、ストレスを感じるのです。
やりたくないことは、やりたくないと言えばいいし。
感動して泣きそうなときは、泣いてもいいのです。
むしろ、あなたの健康のためには。やりたくないことは、やりたくないと言った方がいいし。感動して泣きそうなときは、泣いた方がいいのです。
自由に生きていいのです。
その感情を抑え込んでいることで、あなたの感覚は鈍感になっていき、やがてほとんど感じなくなります。
これが、危険なサインになります。
そして、実際に多くの人が、すでにこういう状態になっています。
本人は鈍感になっているので、気付いていません。
もしかすると、あなたもそうかもしれません。
足を骨折しているときに、痛み止めを打って、サッカーをしてみることを想像してみてください。
感じないというのは、それほど恐ろしいことなのです。
取り返しのつかないことになるかもしれませんよね?
骨折であれば、比較的簡単にわかります。
ただ、気持ちというのは、本当に誰にも見えないもの。
ほとんど感じにくくなっているだけで、
ストレスは確実にあなたの中にたまっています。
それがいつか、耐えきれなくなったときに、顔を出すのです。
急に仕事に行きたくなくなったり、場合によっては鬱になったり、体を壊したりしてまで、やりたくないことを、やらないで済むようにしてしまうのです。
やりたくないという感情を通すために、人はそこまでやってしまうのです。
体を壊したり、心を壊したりしてからでは、遅いのです。
こうなる前に、一度、チェックしてみてください。
今やっていることは、本当に、あなたの体や、心を壊してまでやりたいことですか?
そうすることが、あなたの人生における、幸せに向かっていますか?
もし、あなたの人生にとって、幸せに向かっていないのであれば、今のやり方を続けることは、危険です。
そうなる前に、手を打ちましょう。
このことは、またの機会に取り扱います。
今回のコラムのことは、心にとめておいてください。