カウンセリングで誤解されていることがあります。
それは、カウンセラがクライアントさんの問題を解決してくれると期待されていることです。
そうではないんです。
カウンセラをうまく使って、クライアントさんが、自分で自分の問題を解決していくのです。
クライアントの課題を解決するのはクライアント自身
カウンセラとしては、お話を聞きながら、要所要所を確認しながら、その問題に対してアプローチする方法を提示するまで、です。
問題解決のためのサポートは全力でしますが、あくまで問題を解決するのは、クライアントさん自身なんですよね。
クライアントさんからすると、カウンセラに話すときに思い切って話せなかったり、アプローチ方法を提示されても適当にごまかしたりすることはできちゃうんです。
そういう、クライアントさん自身が抱えている問題 (人に悩みを話せない、問題に正面から取り組めない、など)がまずあって、それを思い切って超える覚悟と言いますか、想いと言いますか、そういうのがあるから問題が解決できるのです。
カウンセリングは問題解決のトレーニング
そういうこともあって、私はカウンセリングは何回も受けてもらいたいと思っています。
なぜなら、カウンセリングを体験するほどに問題解決するための経験値が上がり、「こうすれば解決するんだ」という感覚がつかめていくからです。
そういう経験を積めば積むほど、問題解決に対してすぐ取り組むことができ、短時間で解決できるようになります。
いきなりマラソンを走ろうとするのではなく、短い距離、短い時間から走り出すのと一緒です。
そうやってトレーニングを積んだ上で、マラソンを完走するという偉業が達成できるのです。
カウンセリングでも同じように、自分の問題に対してどうアプローチすればいいか、をトレーニングをしていくのです。
そうしてトレーニングしたことは、クライアントさんの財産になります。
その経験が、次々と問題解決する燃料になるんですね。
自分自身の課題に目一杯取り組む
私も自分自身の問題に目一杯取り組んで、解決してきた経験があります。
私はそうした経験があるからこそ、自分が持っている問題をサッと取り扱って、サクッと解決できるようになっています。
(昔に比べると圧倒的に早いです。数ヶ月かかってたのが数秒で解決することも多々あります)
そうやって、自分の問題に対して、エイヤーと飛び込んで、乗り越える。くすぶっているものを燃やし尽くす。
それができるのは、結局のところ、その問題を抱えているクライアントさんご本人だけなんです。
その問題をなんとか解決したいという、クライアントさんご本人の想いが問われていると言ってもいいかもしれません。
だから、目一杯やってみてください。
そのためのサポートを、私は全力でやっています。
おわりに
問題を解決する力があるのは、実はクライアントさんなんですよね。
これはもう揺るがない事実です。
カウンセリングをするたびにそのことをよく感じます。
自分で自分の問題に取り組んだことがある人ほど、早く、うまく、より大きな課題に対しても適切に解決できます。
どうしてもそれを避けたい、問題解決のためのチャレンジしたくないと思っている人は、どんどん話が逸れていったりして、時間がかかった割に何も起こらないということが起こります。
とても残念に思うのですが、私としては、そういうことが起こっている、ということに気づく時間にしてもらっています。
だからこそ、ぜひ気楽に解決できそうなことから、問題解決のためのトレーニングだと思って相談してください。
カウンセリングは、そうやって「問題解決する力を養っていくトレーニングになる」という観点も持っていてください。
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