長野と東京の2拠点生活5年目になって思う、2拠点生活の良いこと、悪いこと ~メリット編~

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長野と東京で2拠点生活をはじめてもう5年目に入りました。

自宅は長野で、東京にも家があるんだ、なんて話をすると「2拠点生活ってどんな感じ?」というのをよく聞かれます。

2拠点生活って、どうも興味ある人は一定数いるみたいだけど、実際にやっているのはまだまだ少ない感じですね。

私が感じている2拠点生活をしているデメリット (ちょっと困ること)については以前記事を書きました。

今回は私が感じているメリットについて書いていきます。

自分の時間が取れる

私の場合、単身赴任のような形で東京に出ているので、家族と離れて過ごす日も多いです。

家族と離れて過ごす、というのはデメリットではありますが、自分の時間が取れるという点ではメリットになります。

東京事務所に滞在中は、奥さんや子どもがいないので、ある意味24時間好きに使えます。

夜にコーチングができるのもそのお陰です。

プロジェクタでひたすらアニメを見るもよし、Nintendo Switchでゲームをするもよし。

ブログやメルマガを書いたりすることだってあります。

プロジェクタでゼルダをプレイ!

移動が楽しい

人によっては意見が分かれるかもしれませんが、私は移動することが好きです。

北陸新幹線

長野から来ていると言うと、「うわー大変ですね」という反応が普通のようなのですが、私は楽しんでます。

その日の予定に合わせて西に東に移動するのは、私にとって楽しみですらあるんですよね。

年間100回近く北陸新幹線に乗っているけど、全然飽きないです。

北陸新幹線はとても乗り心地がよく、90分ほどの乗車時間がまたいい感じでひと仕事できるんですよ。

東京に拠点があると、移動の幅が広がる

長野を基盤にすると、どこに移動するにも結構出づらい感じです。

その点、東京はかなり色々なところに出やすいです。

国内外問わず、東京を起点に考えたらずいぶん動きやすいように交通網はできていますからね。

0kmポイント

名古屋、京都、大阪など東海道に出るもよし、仙台、盛岡など東北に出るもよし。

海外に出ることを考えると、まずは東京に出ましょうって話になりますからね。

そういうことを考えると、東京に拠点があるというのは何かと便利です。

東京に拠点があると、仕事の幅が広がる

長野に比べると東京は圧倒的に仕事があります。

ハイスペックな仕事は東京に集中していますし、収入上げたいなら東京で働くのがいいんでしょうね。

そういう大きな市場で働きつつも、ベースは田舎でのんびり過ごすというのは、素晴らしく満足度が高いです。

長野だけで完結しようと考えるよりも、東京も視野に仕事を探せば、豊富な仕事の中から選ぶことができます。

東京に拠点があると、友人に会える

大学進学を機に関東圏にやってきた私は、横浜に住み、千葉に住み、関西に行ったあとまた東京に住んでと、関東圏に住んでいる期間が長いです。

そのため、友人の基盤は関東圏にあります。

未だにこれはそうですね。長野の友人より東京の友人の方が間違いなく多い。

そうした友人とホイホイ会うことができるのは、東京に出てくる機会がたんまりあるから。

よく「どこにいるのかわからない」と言われているくらい色々なところに顔を出しています。

東京に拠点があると、物資の調達ができる

私が住んでいるあたりでは手に入らないものも、東京に出たときにちょろっと買っていくことができます。

秋葉原に行けば簡単に手に入るようなものも、佐久で手に入れることは困難だったりしますからね。

Amazonや楽天でだいぶまかなえるようになっていますが、やはり現物を見て決めたいときってあるんですよ。

そういうときは、東京で量販店や専門店に行ってみるようにしています。

私の用途で言えば、情報家電や文具類なんかは東京で色々見て回ることがよくあります。

長野に拠点があると、スキー帰りの渋滞に巻き込まれることがない

東京にいたころは長野にスキーに行くとなると、まず車で行きます。

そして、だいたい往路なり復路なりで渋滞に巻き込まれます。

渋滞を避けた時間帯を選ぶとかやってましたが、巻き込まれるときは巻き込まれるものです。

みはらしの湯から見た上信越道の渋滞
佐久平PA直結の「みはらしの湯」から見た上信越道 長距離に渡って渋滞中

そういうストレスがまるで無いのがいいですね。

マイカーでサッと行って、サッと帰ることができるので、とても気楽です。

1時間で行ける範囲に3つくらいスキー場はありますし、1時間半にしたらさらに4つくらいあります。

最も近いところは15分くらいかな。

このくらいになってくると、スキーに行くというのは、もはや近所の公園に遊びに行くくらいの気分です。

長野に拠点があると、温泉が身近

長野県は温泉地数が全国2位だそうです (1位は北海道)。

温泉利用公衆浴場の数だと1位になるとか。

まあ、とにかく多いってことですね。

うちの周りもご多分に漏れず、温泉施設がいくつもあります。

アートビレッジ明神館

車で1時間圏内でも10箇所以上あるかな?

軽井沢方面に向かえばトンボの湯とかあるし、上田まで足を伸ばせば有名な別所温泉、鹿教湯温泉、エトセトラエトセトラです。

まだ行ったこと無いところも多々あります。

子どもが生まれてから行く機会は減ってますが、最近また行きはじめてます。

その気になればいつでも温泉に行けるのはいいですね。

電車とか乗らないで車で行って帰るというのもすごくよいです。

電車に乗っていくようなら間違いなく行ってないですね。面倒くさくて。

長野に拠点があると、採れたての高原野菜が食べられる

長野にはうまいものがたくさんあります。

地元産の野菜とか最高です。

近所の農家さんからいただくこともあって、新鮮そのもの。

市場に卸す前のもので、「今朝取ってきた」くらいのものをもらうことも多々あり、鮮度は素晴らしくいいです。

近所の方からいただいた大量の白菜

近場で作られている野菜って、何気に社会科の教科書で習った「高原野菜」というやつで、東京だと高価に売られているものだったりしますので、ありがたいことです。

都内だと仕入れが少ないからと高くなってしまいがちな野菜って、実際はめちゃくちゃ採れてたりするんですよね。

今年なんか白菜は大きくなりすぎて売れなかったそうで、ごろごろ余っていたのをご相伴に預かりました。

実のところ、こうした流通の問題で都内には出回ってないだけで、地元には普通にたんまりあるというのはよくあることのようです。

もちろん、野菜の種類によっては本当に不作のものもあるようですが。

売り物以外に自分ち用にも作ってたりするため、そういうものをいただくこともあります。

長野に拠点があると、地酒地ビールが安くてうまい=たくさん飲める

地酒も素晴らしいです。

佐久市の地酒 「千曲錦 搾ったまんま」

佐久市近郊には13の酒蔵があり、地酒がとにかくうまい!そして安い!

4合瓶であれば1,000円以内で買える地酒がゴロゴロあります。

地元のお酒ではないですが、長野のお酒として有名な下諏訪の「真澄」なんてのも簡単に手に入り、毎日飲んでも懐が傷まないような金額で飲めちゃいます。

ちなみに佐久市の地酒でいうと、私のイチオシは「千曲錦」かな。

これはもう地元でしか出回ってないものと思われます。少なくとも私は都内ではみたことはないです。

あと、地ビールもいい感じで、「よなよなエール」のヤッホーブルーイングは近所に工場あるし、軽井沢高原ビールもいいものです。軽井沢ブルワリーというのもあります。

軽井沢ビール

特にこのところ軽井沢高原ビールの季節限定ビールが気に入っています。

あと、都内でも最近見かけるようになった、「キャプテン・クロウ」のオラホビールもあります。

ワインも素晴らしくて、近場で言えば4つワイナリーがあります。

こうしたうまい地酒が、地元の超優良スーパー「ツルヤ」に多数そろっていて、ツルヤに行けば大体のものが手に入ります。

その上、ツルヤが地元メーカと提携して作っているツルヤオリジナルのビールや日本酒、ワインがあって、これまた素晴らしいです。

ツルヤオリジナルだと思って手にしたら、作っているのはヤッホーブルーイングだったりするし、千曲錦だったりするし、真澄だったりするのです。

ツルヤオリジナルは、品質はメーカそのもので、さらに安いです。

大好き!長野の地酒!バンザイ!ツルヤ、バンザイ!

気分転換になる

移動すると気分転換になります。

東京だと電車であちこち行くのに比べ、長野では車で移動します。

電車に20分乗るのって暇なんですが、車で20分移動するのって結構楽しいです。

長野と東京では景色も全く違いますし、気温も全く違います。空気も違います。

以前、奥さんに「どうしてそんなにせかせかしているの?」というようなことを言われたことがあるのですが、東京時間と長野時間は流れるスピードが違うのかもしれません。

週末に長野の自宅に帰るだけで、ものすごくリフレッシュできます。ていうか、東京であったことを本気で忘れるほどです。

あえて耳障りのいい言葉で言うと、「毎週末、軽井沢の別荘でゆったり過ごすのっていいと思いませんか?」ということですよ。

自宅の庭の紅葉がきれい!

長野に対して新鮮な気持ちでいられる

長野と東京を行き来していると、長野にいるときは長野のものを選ぼうという気持ちが強く働きます。

東京にいるときは特に東京だからといって何があるわけでもないですね。

ある意味なんでも手に入るし、近所のスーパーなんてどうせイオン系列だからどこで買っても同じだし、どうせ全国展開しているような銘柄のものばかりだし、みたいな感じになります。

東京の地のものを買おう、みたいな気分にはなりませんね。

その点、長野にいるときは、地元のお酒を飲もうとか、地元の食材で料理しようとか、そういうことをよく考えています。

今朝も新幹線に乗る前に、何かドリンクでも買うかとか思ってぼんやり見ていたときに「信州そば茶」というのをみかけて、これにしようと思いました。

北陸新幹線の中、信州そば茶でホッとひといき。

ほとんど全国区のドリンクのなかで、「信州そば茶」は妙に引き込まれたんですよね。

もしかしたら、生まも育ちもずっと長野にいたら、そんなことは思わないのかもしれません。

ネタになる

2拠点生活をしているというだけでもネタになりますし、東京の人には長野の環境について語ってもまたネタになります。

「今朝は-10℃だったわー」とか。

車載温度計によると外気温は氷点下10℃

「室内干ししてたシャツが凍った」とか。

室内干ししていた洗濯物が凍った

長野の名産を語るのもネタになります。

「りんごがボケてる」って、意味わかります?私は長野に移住するまでこの表現を知りませんでした。

逆に長野の人には東京の話をするのはネタになります。

新幹線の小技だってネタになるし。

東京と長野の双方の視点を持っていると、それぞれの特殊性というか、独自性みたいなものがよく見えてきます。

その差分が結構なネタの宝庫だったりするのです。

おわりに

2拠点生活をしていて感じるメリットについて書いてみました。

長野にも東京にもいいことがあって、それぞれのいいところをチョイスできるのがいいですね。

こういうところが便利とか楽しいとか感じています。

こうして2拠点生活のいい面/困る面を考えてみても、やっぱり2拠点生活って楽しいなーと思うのです。

人生の幅が広がる感じがします。

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