長野と東京で2拠点生活をはじめてもう5年目に入りました。
長野が自宅なので長野で過ごす日々もあれば、東京にクライアントさんがいるので東京で仕事をする日々もあります。
2拠点生活ってどんな感じ?というのをよく聞かれるので、2拠点生活をしている中で私が日々感じているメリットとデメリットをまとめてみようと思います。
メリットについてはこちらに書きました。
こちらの記事ではデメリットについて書いてみます。
家族と離れて過ごす
私の場合は単身赴任に近い形で東京に出てきているため、家族と離れて過ごす日がどうしても発生します。
平日も週末も東京で予定を入れてしまうと、2~3週間帰らない、なんてことも起こっていました。
そうなると奥さんは大変になってきます。
私が子どもたちと過ごす時間もなくなります。
年末年始は娘がインフルエンザになったため、実家に帰省する計画をキャンセル。ちょうどその日、私は東京にいたがために、感染予防のためひとり東京で過ごすことになりました。
こうなるともう何をやったらいいのかよくわからなくなります。
独身時代はどうやって休みを過ごしていたかな・・・そんなことを思ってもまるで思い出せません。
家族と一緒にいられない日は、寂しいとはあんまり思わないのですが、つまらないと感じることはよくあります。
あと、東京事務所にいるときに急病で入院したのですが、家族に見舞いに来てもらうこともできずなかなか苦労しました。
着替えがなかったり、スマホの充電器がなかったりして・・・
やはり家族と離れて過ごす日が多いのはなにかと気になっています。
2拠点分の維持コストがかかる
長野の自宅と東京の事務所をそれぞれ借りているので、家賃や光熱費、食費、交通費などがどうしても増えます。
東京事務所は1人で過ごすこともあって、1DKの賃貸ですが、その維持費は馬鹿にできません。
東京事務所の20倍広い長野の自宅の方が、家賃は半分以下だったりするのは笑えます。
長野と東京を行き来するため、年間100回くらい北陸新幹線に乗ると、それだけでざっくり50万円・・・
そんな感じで、東京を行き来する2拠点生活を維持するために毎年数百万はかかっています。
拠点が2つになると、どうしてもそれぞれで買い揃えなきゃ行けないものもあるし、経費の使い方としては非効率になってしまいます。
急な用事に対応ができない
地理的に離れていると、急な用事に対応ができないですね。
どんなに急いでも、2拠点間の移動に2時間くらいはかかるので、例えば娘が熱を出したから病院につれていく、なんてのはできません。
結構困るのが、宅配からの電話。
「今、いませんか?」「いつ帰ってきますか?」「明日はいますか?」などなど、聞かれても答えられないっていうか、、、
多分、宅配の人に「いや~実は2拠点生活してて、今は東京にいて、今週でいうと金曜日の夜まで帰らないんだ」なんてことを言ってもおそらくすぐには理解できないことでしょう。
もう奥さんに対応してもらうしかありません。そして彼女の予定なんてそんなに頻繁に確認してないので、かかってきた電話には軒並み答えられないのです、、、
宅配の送り先と送るタイミングを考えないといけない
宅配で言えば、自分がいつ、どこにいるから、これはあっちに、この日につくように送らなきゃ、なんてことを考えなければなりません。
時々楽天とかで日時指定できない宅配もあったりしますが、数日間東京事務所を空けている日に限って毎日宅配に来てくれていたりして、郵便受けに不在連絡票がごそごそ入っていることもあります。
厄介なのが、荷物には保管期間があること。たまに超えちゃいそうになるんですよ。
実際に超えたこともあって、そのときは物流センターに直接電話してやり取りしないと持ってきてくれなかったです。
移動時に忘れ物をしたら面倒なことになる
家の鍵をはじめ、移動時に忘れ物をしたら面倒なことになります。
長野の自宅は奥さんがいるから鍵を持ってなくても入れるし、自宅なので大体のものはあるからそんなに困らないですが、問題は東京事務所です。
東京事務所の物資はほとんど最低限しかないため、長野の自宅から持っていこうと思っているものを忘れたら、もう現地調達するしかなくなります。
さすがに忘れ物をすることもそうそうないですが、やっぱり移動日は少し注意深くなります。
特に、どちらの家にしろ、長期空けるようなとき (つまり、長野なり東京なりに長期滞在するとき)はちょっと緊張感があります。
情報が入ってこない
これは主に長野の自宅の方の話ですが、田舎の情報なんてネットで調べても出てこないです。
現地にいるから入ってくる情報というのが本当にあって、数週間東京にいるとそんなことがあったのかと後で知ることになります。
気候の変動が大きい
主に冬の移動日には気候変動の大きさを感じます。
長野の自宅を出たときは気温が -10℃ だったのが、東京に来たら 10℃ だったりするわけですよ。
電車の中やクライアントさんの事務所はエアコンが効いてて 20℃ くらいあったりして。
こうなってくると、ひとりだけ1日に 30℃ ほどの寒暖差を感じていることになります。
あと、長野の自宅は標高800mで、東京はほぼ0mなので、気圧差もあります。これも地味に効くようです。
今のところそういうので体調を悪くしたことはないのですが、人によっては体調を崩しやすくなるでしょうねぇ・・・
おわりに
2拠点生活をしていて思うデメリットをいくつか挙げてみました。
デメリットと書いてますが、そこまで悲観的なものではなく、ちょっと困ることがあるかなー、という程度。
とにかく挙げてみようと思って、思いついたものを書いてみたのですが、いずれもそれほど大したことはないですね。
もちろん、家族と離れて過ごす日が多くなったり、維持費がかかったりというのはどうしてもありますが、あとは大体ちょっと気をつければ問題は起こらないし、起きても多少不自由するくらいで大したことではなかったりします。
それらを天秤にかけてもメリットの方が大きいから、2拠点生活を続けているわけですからね。
メリットに関してはこちらの記事を参考にしてください。