四国カルストの最西端にある大野ヶ原に行ってきました。
実は最初から大野ヶ原に行きたかったわけでもなく、奥さんが「四国カルストの方にある『龍王神社』に行ってみたい」とか思いつきで言ってくれたのが発端です。
そうして「龍王神社」を目指してやってきたところ、たどり着いたのが大野ヶ原でした。
すれ違いもできないほぼ1車線ぎりぎりの道をくねくね、くねくね上り、対向車が来たらちょっと広いところでうまいことやりくりするという、普段の運転スキルとはまた違ったスキルを要求されるんですよね。
四国カルストに行くときは、まあ、こういう道を通るのがわかってたのですが (去年も来たことがあったので)、それでも緊張する瞬間が何度もありました。
なお、息子はこの日は「じいちゃんと一緒にいる!」と強く主張したので置いてきちゃいました。
四国カルスト大野ヶ原にある龍王神社へ
そうしてなんとかかんとか160kmほど走破し、目的地の「龍王神社」にたどり着きました。
周辺地図で言うとここです。
まずはお参りをしていきましょう。
カッコイイ名前ですよね。「龍王神社」。
近くに観光客らしき人はぱらぱらいるのですが、神社にお参りしている人はひとりもいませんでした。
せっかく神社があるのにお参りしないなんて残念ですね。
境内はさほど広くはないですが、やはり神聖な場所という感じであり、静かで、少しひんやりしていました。
ポニー牧場でヤギやうさぎと戯れる
「龍王神社」でお参りしたあとは、すぐ近くにあった「ポニー牧場」というところで動物たちと触れ合っていくことにします。
入場される方は1人100円入れてくださいとのこと。動物のエサ代などに使われるそうです。
こちらの牛乳ボトル?に100円玉を入れて入っていきます。
牧場内にはヤギやうさぎなどがいて、それぞれ思い思いに過ごしている感じです。
入場者もそんな動物たちを見たり、触ったりしながら思い思いに過ごしていました。
子連れの人が多かったかな。
ヤギの落ち着いた佇まいがなんだかカッコイイです。
首輪からロープが伸びていて、そのロープは杭に結ばれています。
このロープで届く範囲をぐるぐる回りながら草を食んでいました。
草が食い尽くされていないところを見ると、適宜杭を別の場所に打ち替えて、ヤギを移動させているのかもしれませんね。
牧場の人が水を持ってくると、「めぇぇ」と言いながら、こっちにもってこいと催促している感じでした。
せっかくなので触っていくことにします。
大体こういう触れ合いできるところのヤギは角を落とされていたりするのですが、ここのヤギには角がありました。
触ってみると結構硬いです。カリカリしてみました。
娘も恐る恐るヤギに触っています。頭をなでたり、角に触れたり。
続いて、うさぎゾーンへ。
うさぎは放って置くとどこぞへ行ってしまうのでしょう。四方を金網で囲われています。
ここに来る前にうさぎの島として有名な大久野島に行って散々うさぎを見てきたのですが、うさぎはいつ見てもよいものです。
大久野島のうさぎに比べると、ここのうさぎはなんだか大きかったです。
うさぎはそこかしこに穴を掘るみたいで、このうさぎがいるゾーンは地面がベコベコになってました。
おそらく、この檻ごと場所を転々と変えているんでしょうね。
奥の方には鹿もいました。
座ってのんびりしていました。
表情がなんなく凛々しい感じすらします。
鹿のいる近くには羊もいましたが、建物の中に入ったままほとんど出てこなかったので写真は撮りませんでした。
羊が出てきては「めぇぇぇぇーーー!」と鳴いていて、娘はびっくりして「やめて。やめて」と言って後ずさっていました。
どうも動物が大きい声で鳴いているのは怖いみたいです。
そして、ポニーもいました。
このポニーは餌を求めて柵の中を走ってました。
建物の奥にもう2匹ポニーがいたのですが、牧場の人いわくお年寄りだそうで、なかなか出てこないんだとか。
ちょうどお昼時だったからか、どの動物も牧場の人からもらう餌を食べてました。
「森の魚」で軽くランチ
そんな「ポニー牧場」を出て、我々も腹ごなしをすることにします。
牧場を出て少し坂を下ったところに「森の魚」というところがあり、みなさんなにやら食べているようなので行ってみることにします。
ここは軽食屋という感じで、たこ焼きやフランクフルト、ミルクパンなどといったものがありました。
ペットボトル入りのしぼりたて牛乳1Lというのがあって買ってみたんですが、癖がなくてさっぱりしてて飲みやすく、その場で飲み干してしまいました (笑
娘も気に入ったようでグイグイいってました。
ミルク園では20cm近い高さのソフトクリームを食べる
「森の魚」で、このあたりからやや離れたところにある「ミルク園」のソフトクリームがすごいという情報をキャッチしたので、行ってみることにします。
ポニー牧場から車で行きたくなるような距離です。
こちらが「ミルク園」。私たちが着いたときには多くの人で賑わってました。
ここではとにかくソフトクリームを食べていこうということで、店内に突撃していきますよ。
店内は喫茶スペースのようになっていて、ざっと10席くらいあったかな。
看板ネコ?がウロウロしてて、娘の相手をしてくれていました。
チーズケーキやらも気になったのですが、ここは初志貫徹でソフトクリームを買っておきます。
じゃーん。こちらがそのソフトクリーム。
確かにボリューミーでした。どのくらボリューミーかというと、、、
比較のために娘に登場してもらいますが、なんとこの7月に2歳になる娘の顔の長さと同じサイズ!!
ざっと20cmくらいはあったかな、、、
ここまで縦長いソフトクリームを食べるのははじめてでした。
さっぱりした味わいで、牛乳の甘さをしっかり感じました。
あまり砂糖を使っていないのか、 むやみに甘くなくて、 ベタベタしないでよかったです。
やっぱり姫鶴平の方にも行ってみた
大野ヶ原を一通り満喫したのですが、ここまで来たらやはり風車を見たいという奥さんからの強い要望により、姫鶴平の方にも行ってみることにしました。
大野ヶ原から姫鶴平に出るのも、やはり車1台ギリギリ幅の道をひたすら行くしかなくて、ヒヤヒヤしながらの移動になりました。
姫鶴平に到着すると、こちらにはたくさんの人がいました。
去年もGWの同じ時期に来ているのですが、その時よりよっぽど人が多かったです。
こんなにキャンプ場がテントでいっぱいになってなかったですからね。
この姫鶴平から見る景色は相変わらず雄大で美しいです。
どうしても見ておきたかった風車も見られました。
写真で2台写っているうち、右の風車だけぐるぐる回ってました。
大野ヶ原をだいぶ満喫したからか、姫鶴平に着いたところでもう結構満足していて、結局トイレに寄っただけで帰ることにしました。
往路の大渋滞~四国カルストの山下り、松山市内、しまなみ海道
結構動き回ったので疲れちゃって、15時過ぎたので帰ることにしました。
なにせ片道160kmもあるので、3時間くらい軽くかかるからです。
・・・が、この日の帰りはすんなりいかなかった。
まずカルストの山下りで頓挫。
ほっそい道を行くわけですから、事故が起こっても不思議はない。
我々が降りていく先で事故があったようで、狭い道で渋滞してしまうことになりました。
わざわざ車を降りて走り回って情報を伝えてくれる親切な人もいて、どうも引き返して別の道を行った方がよいということだったのですが、もうしばらく動くのを待つことにしました (引き返そうにも折り返しができない状態だったし)。
そうしてしばらく待って動き出したので行ってみたら、すんなり行けました。
あの情報は何だったのかなーというくらい。
それから松山市内に入っていくと、また渋滞。17時くらいだったので帰宅ラッシュだったかな、、、
なんとか松山ICから高速に乗って、今治まで戻ってきたところで、次はしまなみ海道で渋滞。
我が実家のある大三島の隣の島である伯方島に入る直前ぐらいで完全停止しちゃいました。
それから30分くらい全く動かず。
少し動きはじめたので進んでいくと、急に流れ出します。
ようやく我が実家のある大三島に入ってこれたところでまた渋滞。ここでも10分以上待ちです。
最終的に、伯方島からの10kmを進むのに1時間かかりました、、、
どうも各インターからの乗り入れ合流渋滞だった感じでしたね。基本的に片道1車線しかないので、乗り入れてくる車が入り切るまで動かない感じだったのかと。
こうして四国カルストから実家に帰り着くまで、結局5時間かかっちゃって本当に疲れました。
息子がついてきてたら、途中で漏らしていただろうと思うと、来なくてよかったかな (苦笑
おわりに
私の実家 (大三島)から大体片道160kmのところにある四国カルスト。
四国の愛媛県と高知県の県境に位置していて、愛媛県と高知県を何度も行き来しながらたどり着きました。
今回行った四国カルスト最西端の大野ヶ原はあまり人も多くなくて、穴場という感じでした (もちろん行くところも少ないですが)。
行きはすんなり行けたのですが、帰りの渋滞でやられて、都合8時間は運転してたので結構疲れちゃいました。
四国カルストでの滞在時間は賞味2~3時間ほどだったので、ほとんど車の中にいたという・・・まあ、こればかりは仕方がないところですが・・・
この日は天気もすごくよくて、日差しが暑いくらいでしたが、風は寒かったかな。さすが高原という感じでした。
普段住んでいる長野の高原ともまた違った感じがよかったです。