GW中は実家 (愛媛県)に帰省していました。
こちらは実家のある大三島から架かっている多々羅大橋です。
実家に帰ったときはだいたいひたすらのんびり過ごすのですが、今回はなんとなく山に行きたいということになったので、四国山地を目指してみましたよ。
うちの実家は瀬戸内海の島であり、長野の山から海に降りていったというのに、なんだかまた山に登るというのもオツなものでしょう。たぶん。
石鎚山か、四国カルストか
山に行くということで、西日本最高峰の石鎚山に行くか、四国カルストに行くかということを考えました。
まあ、うちはほとんど広島県なので、大山なんかに行ってもよかったんですけどね。
大山は何度か父親に連れられて行った覚えがあるので、ほとんど行った覚えがない四国の山がいいだろうということで。
石鎚は人が多くなるかもしれないし、四国カルストは行った覚えがないし、そこにするかーという感じになりました。
いずれも1400mクラスなので、普段暮らしているところ (御代田町: 800m)よりは高地ですね。
四国カルストに行こう!片道160kmの旅!?
そんなわけで、四国カルストに向かうことにします。
カーナビで見たところ、うちから四国カルストだと、だいたい片道160kmほど。
同じ愛媛県内なのですが、我が実家は県内でも北端の島になるので、結構な距離になるようです。
長野から実家まで800kmくらい走って帰ってきたところで、さらに300km日帰りチャレンジが入るとは思っていませんでした (笑
我が実家のある大三島からだと、しまなみ海道を渡り、今治から松山道に乗って松山まで行き、そこからどんどん山登りをしていくルートになるとのこと。
ちなみに、四国カルストがあるのは久万高原町というところになります (厳密にはその町だけじゃないのですが)。
四国カルストまで走る
カーナビが10年選手ということもあって、カーナビ上存在しない道を通ったりしながら山に向かいます。
久万高原町に入るまでは普通にすんなりという感じでしたが、山に入ってからが大変で、往路と復路の車両がすれ違いできないポイントがそこら中にありました。
対向車くるなよーくるなよーとか思いながら走ってました (^^;
かち合ってしまったときは本気ですれ違いできないので、どちらかの車がバックして道をあけたりしながらの道のりになります。
正直、この道をまた降りるのかと思うと憂鬱ですらありました (苦笑
四国カルストに到着!まずは姫鶴平から
そうして狭い道をひたすら登っていくと・・・
突然、視界がバッとひろがりました!
四国カルストに到着です。
ここは日本三大カルストの1つで、こんな感じの石灰岩がそこかしこに転がっています。
カルストというのは、
石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で構成された大地が雨水、地表水、土壌水、地下水などによって侵食(主として溶食)されてできた地形(鍾乳洞などの地下地形を含む)である。化学的には、空気中の二酸化炭素を消費する自然現象である。
とのことです。
愛媛県側から登ってくると、最初に到着するのはこの姫鶴平 (めづるだいら)というところ。
愛媛県と高知県の境目になるので、ついうっかり高知県に渡ってしまったり、、、
愛媛に戻ってきたりしてしまいます。
姫鶴荘にて高原のランチタイム
ちょうどお昼時だったので、ランチにするかと姫鶴荘に入っていきます。
この姫鶴荘は姫鶴平のベースキャンプみたいなところです。
宿泊施設にもなっているようです。
外でバーベキューしているのを見てそれをやりたかったのですが、今日はもうやってないとお断りされてしまいました (苦笑
仕方ないので、山菜うどんやカツ丼を食べることにします。
なぜここでカツ丼とうどんなのかというのは、奥さんのチョイスなので謎です。
子どもたちも普通に食べられるものだったのでよしとしましょう。
四国カルストでのんびり寝転がったり、牛を眺めたり
ランチのあと、奥さんがその辺で寝転がりたいというので、やってみます。
結構日差しが強かったのですが、ごろごろ転がったりして。
息子は退屈だったみたいで、ちょっと転がったら近くを走り回ってました。
あと、その辺に放牧されている牛を手持ちのケータイ (おもちゃ)で激写しまくってました。
カシャ!カシャ!という音が鳴り響くのが気に入ったのでしょうかね。
そこかしこに牛がいて、好きに動き回って草を食んでました。
なお、牛が歩き回れるゾーンは有刺鉄線で区切られているので、むやみに近寄らなければ安全です。
風力発電機
そうそう。四国カルストには風力発電機がありました。
実際に稼働しているのかはわかりませんが、大きな羽がグルングルン回ってました。
息子の第一声は「でっかい扇風機が回ってるー!」でした (笑
なるほど、そんな風にも見えるのかと笑えてきました。
電気を使って羽を回しているか、羽を回して電気を作っているかの違いは大きいですが、そんなこともいずれわかるようになるのでしょうね。
近くによってみると、ビュン!ビュン!と風を切る音が聞こえました。
風力発電は結構な音が出ているとは聞いていましたが、こんな音がしているんですねぇ。
天狗高原でソフトクリームを食べる
四国カルスト入り口の姫鶴平を越えて、さらに登っていく道がありました。
そんなの見たら登りたくなりますよね~。
すんごいきれいな道だし。
ということで、道なりに進んで行くことにします。
ここもすれ違いできないポイントが何箇所もある感じで、走行には注意が必要でした。
そうしてたどり着いたのは天狗高原。
天狗高原には天狗荘という、これまたベースキャンプ的な施設がありました。
ここも宿泊可能な施設です。
標高は1355mとのこと。
お土産を買ったり、アイスを食べたり、ジンジャーエールを飲んだりしながら過ごしました。
ちなみに、ここも愛媛県と高知県の県境ポイントでした。
おわりに
行き帰りの道が怖いところではありましたが、行ってみてよかったですね。
これまで行った記憶がない場所だったので楽しかったです。
子どもたちを連れて行くにもいい場所でした。
天狗高原の天狗荘にあったお土産屋のおばちゃんの話では、昨日来てたら周りが見えなかったし、今日は夜から雨が降るようで、本当にちょうどいい日にちょうどいいタイミングで来ていたようです。
宿泊施設もあるし、泊りがけで行ってみたいと思うところでした。
四国カルスト (姫鶴平、五段高原、天狗高原、など)
- 住所: 愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷
- HP: 久万高原町観光協会 – 四国カルスト
姫鶴荘
- 住所: 愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷8109番地
- 電話: 0892-55-0057
- HP: 簡易宿泊施設「姫鶴荘」 – 一般財団法人 柳谷産業開発公社
天狗荘
- 住所: 高知県高岡郡津野町芳生野乙4921-22
- 電話: 0889-62-3188
- HP: 天狗荘 TENGUSOU 【公式ホームページ】