Kindleで本を買って読んでみています。
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まずは「人生がときめく片づけの魔法」という本を買ってみました。
電子書籍だと「読んだ気がしない」というのをちらほら聞きますが、実際のところどうなのでしょうか?
こちらの記事に書いたとおり、マーキングがしづらいというのはありますが・・・
少なくとも、私はこの本を読んで片づけをしてみようという気になったので、全く効果がないわけではないのでしょう。
実際、読んでいるときは熱中して読んでいます。
読むスピード的には、こちらの方が早いかもしれません。
とはいえ、紙の本を読んでいる時とは、若干、感覚的に違う感じがするのは確かです。
この感覚の違いが、「読んだ気がしない」の原因なのかもしれませんね。
紙に書かれた文字 << モニタの文字
私の場合、日常をよくよく振り返ってみますと、紙の本よりは電子的な文字の方が読む量は圧倒的に多いです。
仕事ではWord、Excelなどで資料を作ったり読んだりしますし、情報収集にインターネットを使います。
メールなんて1日に何通読み、処理することか。
パソコンから離れても、スマートフォンでFacebookやTwitterを読みますし、書いています。
ブログもたくさん読みますし、このように書いています。
手帳やノートで文字を書いたり読んだりしますが、そういったアナログなものは、全体量からするとごくごく一部ですね。
今時では、こういう人、多いのではないでしょうか?
少なくとも、このブログを読んでいる人はそうなんじゃないかと思います。
紙に書かれた文字は読んだ感があり、モニタに映しだされた文字は読んだ感がないのだとすると、仕事になりませんよね。
メールやメッセージを送り合っている昨今では、プライベートも成り立たないのではないでしょうか。
結局は、慣れの問題?
電子書籍だと「読んだ気がしない」と言うのは、結局のところ、慣れの問題でしょうか?
こうして電子的に情報が飛び交い、それを読み書きするようになってから、10年やそこらです。
いくら日常的に電子的な文字を読む量が増えたとはいえ、紙に印字された文字の方が読んだ量はまだ多いわけです。
紙に印字された文字を読んだ時の感覚と、モニタに映しだされた文字を読んだ時の感覚は別物です。
もしかすると、小さい頃から電子的な文字を読むのが普通だったら、紙に印字された文字の方が「読んだ気がしない」のかもしれません。
私は、Kindle Paperwhite や Kobo のような、紙に近い素材を使った専用機で読めば「読んだ気がする」かというと、それも疑問です。
何をもって「読んだ」とするか。
その条件付けが、電子書籍に対してはまだまだ感覚的にできていないのかもしれませんね。
私の場合、最初はKindleの操作方法に悩みましたが、読んでみるにつれて、だんだん慣れていきました。
本の内容については思い出せますし、実際この本にしたがって片づけをしてみましたので、一応身になっているのだと思います。
自転車は、乗れるようになってから、初めて「乗った」感覚がわかる
子どもが自転車に乗れるようになるには、まずは補助輪をつけて練習します。
走っているうちに、だんだんバランスが取れるようになり、補助輪を外します。
補助輪を外してみても、まだすぐには乗れず、転びます。
転びながらも走っているうちにバランスが取れるようになり、普通に乗れるようになります。
このバランスを取って走っている感覚は、補助輪がついた状態だったり、転びまくっている状態ではわかりません。
(わかってたら、乗れています)
これは、電子書籍でも同じなんじゃないかと思います。
電子書籍でも、本を「読んだ気がする」という感覚は、量をこなしたときにわかることなのだと思っています。
私にとってはまだこの本が1冊目。
今は、補助輪付きか、補助輪を取って転んでいる状態かもしれません。
電子書籍でも「読んだ気がする」
そういった感覚を得るのは、もう少し先なのかもしれません。
紙の本と同じように「読んだ気がする」ことはないのでしょうが、電子書籍なりに「読んだ気がする」感覚を掴みたい。
電子書籍でも紙の本でも同じように学べるようになりたい。
そう思っています。
あと、本当に「電子書籍だと目が疲れるのか」というのも気になります。
いずれにせよ、もっと読んでみてからわかることですね。
Try & Try です。
もっと色々と読みあさってみます。