あとで冷静に考えたら、「どうしてあんなこと言っちゃったんだろう・・・」と思っちゃうことありませんか?
他人との関わりの中で、どうしてもコミュニケーションがうまくいかないと思うときがあると思います。
そういう時は、そのことが「役に立つか」という視点を持てるようになると、他人との関わり方が大きく変わってきます。
基本的には感情の赴くままに行動していることを認識する
私たちは、基本的に自らの感情の赴くままに行動しています。
あとで冷静に考えてみたら、
- あんなこと言うんじゃなかった
- 本当は仲良くしたかっただけなんだけど
- もっとこうした方がよかったかな
と思うようなことは多々あると思います。
どんなに冷静なように見えている人でも、実際のところは全然冷静でもなく、内面は「カッとして」言っちゃったりしているものです。
自分の正しさを証明しようとしたり、馬鹿に思われないように取り繕ったりすることで、他人との関わりを悪化させることはしばしばありますよね。
だから、まずは自分が感情の赴くままに行動していることを認識しましょう。
その上で、「役に立つか」という視点を持つと客観的になり、より円滑なコミュニケーションを選ぶことができるようになります。
ついつい口論になる場面
例えば、恋人や夫婦間であれば「仲良くしたい」「愛情を感じたい」「楽しみたい」といった類の欲求があることでしょう。
そう思っていても、ちょっとしたことから口論になったりしちゃうものですよね。我が家でもよくあります。
それは先の「仲良くしたい」「愛情を感じたい」「楽しみたい」などといったものとはかけ離れています。
そうしてあとで自己嫌悪しちゃうわけです。「どうしてあんなこと言っちゃったんだろう・・・」という風に。
「役に立つか」と自問する
喧嘩になるということは、どちらかが口火を切るわけですが、どちらかが客観的かつ冷静になれると喧嘩にならずに済むことが本当に多いです。
それは片方が我慢するとかそういうやり方じゃなくて、本当に健全な関わり方で喧嘩にならずに済ませることができるのです。
ポイントとしては、自分が今まさにやろうとしていること、言おうとしていることが、「仲良くしたい」「愛情を感じたい」「楽しみたい」などといったものに対して「役に立つか」と考えることです。
ついカッとして言おうとしたことがあっても、「相手と仲良くするために、これは役に立つか?」と思った瞬間に冷静になれることがあります。
とっさにやっちゃうことへの対処なので、これはもう練習あるのみです。
ただ言えることは、あなたがこうやって「役に立つか」という視点で考えられるようになると、喧嘩は劇的に減るということです。
お試しあれ。
おわりに
本当は喧嘩なんてしたくないのに、ついつい言い合いになっちゃうときはあると思います。
そういうときは、どちらかが冷静にあると喧嘩にならないんですよね。
腹が立っているときに「相手との関係を良好に保つために役に立つか?」と考えようとしたら、怒っている場合じゃなくなります。
そうしてちょっと冷静になって、お互いの関係を客観視できればしめたもの。
より望ましい結果を得るための行動を選ぶことができるようになります。
ぜひ「役に立つか」という視点を取り入れてみてください。
最初はうまくいかないかもしれませんが、あるとき突然うまくいくようになることでしょう。