エニアグラムやらエゴグラム、ストレングスファインダーなどなど、心理系の診断プログラムはたくさんあります。
この診断、うまく使えばいいんですけど、どうもうまく使っている人は少ないみたいです。
話のネタにはなっているけど、それ以上のものになってない感じがしているんですよね。
実際のところ、診断というのは、単なる入り口であって、それを知っただけでどうこうというのはありません。
その情報を元にこれからどうしていくのかが問われているのですから。
診断した結果に満足して終わってる?
多くの人は、ネットなんかで色々な診断をしてみて、「そうなんだー、だからなのねー」という、今の自分の「理由」ないし「原因」を見つけることで満足しているようです。
そりゃ、知らないよりは知っていた方がいいです。
ただ、だからどうなのよ?というところまでは考えてない感じがしてなりません。
あくまで診断は診断で、それは単なる情報であり、それでどうこうというのはないのです。
「診断」とはあくまで入力情報
診断というのはこういうものです。
昔、息子コインを飲み込んだことがあるのですが、そのときレントゲンを撮ったら、お腹のあたりに、みごとにまんまるな影が写っていました。
以上、おわり。
これが診断というものです。
ああ、本当にコインを飲み込んだのね、と思いました。
ただ、これで終わってもらっても、親としては不安しかありません。
で、これからどうしたらいいの?というのが知りたいのです。
診断は目的ではなく過程です。
このときは「そのうち出てくるから様子見」とお医者さんからは言われました。
こういった、今後の方針なり行動なりの判断ができて、はじめて診断は役に立ってきます。
ちなみに、この時はお医者さんに言われたとおり様子見してたら、1週間後くらいにコインは便と一緒に出てきました。
診断結果をもとに判断し、行動したことが役に立ったのです。
診断結果をどう活用するかが問われている
言うなれば、診断というのは、「今、こうなってるよ」とか「だからこういう反応しがちじゃないですか?」というのがわかるってだけです。
で、どうなの?
これからその情報を活用して、どうしていくの?
という視点がなければ、単に人に話せるネタができたくらいのものです。
「エニアグラムでタイプ9、平和主義者だって。だからああいうときはああなるのねー。こういう時はこうなるんだよ」
と言っているのは、
「オレ右手があるらしいよ。しかも指は5本あるって!だからああいうときはああなるのねー。こういう時はこうなるんだよ」
と言っているようなものです。
診断結果を見て、「だからかー」と原因がわかったところで満足して止まっていないでしょうか。
むしろ、その情報をもとに、どうこれから行動や思考を変えていくかを問う必要があるのです。
その情報から、あなたはどんな行動を起こしますか?
どんな違いを作り出しますか?
ぜひそういうところまで考えてみてください。
そうすれば、診断結果は話のネタ以上の価値が出てきます。
おわりに
最近は本当にたくさんの「診断」があります。
Webでお手軽にできるものもたくさんあります。
その中で思うのは、どうも多くの人が「診断」で終わっていて、もったいないということです。
その情報を得ることで、これから何をなすのか、というところまで考えてみてください。
これまでの自分の言動の説明がついて、「なるほどねー」といっているのは、話のネタでしかないです。
これまであなたがやってみた各種「診断」情報があれば、きっと新しい行動を起すくらいのヒントはあるはずです。
そういう風に「診断」結果を使ってみてくださいね。