急性虫垂炎で10日ほど入院していました。
こうして入院していて思ったのは、
やっぱり人間は気分に左右されやすい
ということです。
人は変化を嫌う生き物
私たちは変化を嫌う生き物で、
- 気分
- 思考
- 行動
の3つの要素はなかなか自分から変えたいとは思いません。
いつでもいい気分でいたいですし、考え方なんて変えたくないし、行動だって同じ方がいいのです。
ただ、この3要素の中で、1つが他の2つを支配的に決めているものがあります。
それは「気分」なんです。
「気分」が「思考」や「行動」を支配する
今回、私は急性虫垂炎というので入院していますが、
「お腹が痛い」
と、何も考えたくないし、動きたくもなくなります。
この「お腹が痛い」というのは気分に直結しています。
「歯が痛い」「背中が痛い」みたいな、痛覚系はかなり気分に直結します。
あなたも、そんな風に痛い思いをしているときには、まともに考えらえなかったりした経験があるのではないでしょうか。
「歯が痛いのに、、、もう、、、そんなの考えてられるか!」
みたいな感じに。
あるいは、ひどい痛みに耐えているときに、誰か他の人のことを非難したくなったりしたことはないでしょうか。
「お前のせいだ!」
みたいな感じに。
こんな風に、あなたの「気分」が他の「思考」や「行動」を変えてしまうのです。
「気分」がいい日は、気になることがあっても、なんとなく許せちゃったりしませんか?
気分は変わりやすい。だから思考や行動も変わることができる
このことは非常に私たちにとって役に立つ教訓です。
「このままでいいのかな・・・」
といった漠然とした不安とか、
「これはまずい!」
といった危機感とか、
「ふざけるなこのやろう!」
といった怒りとか、
そういったものがあると人は変化を起こしやすくなります。
気分が変わると、思考も行動も変わるからです。
おわりに
人間、変わりたいと思うのは、まずは「気分」が変わってからなんですね。
「思考」や「行動」から変わる人は実際のところ滅多にいません。
そんなこともあって、私が長年実践し続けているNLPは、人の「気分」の変化を科学的に扱う手法に長けています。
「気分」を変えることで、他の「思考」も「行動」も変化し、より望ましい形に変えていくきっかけになるからです。
今回の入院では、そのことを身をもって実感しました。
自分の変化というのも、観察対象としては面白いものです。