世の中には「メンタルが弱い」という人がいるようです。
自分はメンタルが弱いって?
それは本当ですか?
考えてもみてください。メンタルの強い/弱いというのは、何を基準にしているのでしょうか?
メンタルに強いも弱いもない
さて、あなたはメンタルが強い方ですか?
弱い方ですか?
実は・・・メンタルって強いも弱いもないんです。
よく強い/弱いといいますけどね。
強いとか弱いとかで済ませてしまうから、いつまで立っても変わらないんです。
すごく簡単に済ませられちゃうんですけどね。強いとか弱いとか言っておけば。
ただ、メンタルが弱いというのは、全く課題になりません。
どちらかというと、性質というか、その人の特性の方が課題になります。
メンタルが弱いという人の特徴
改めて見てみると、よく「メンタルが弱い」と自分で言っている人の特徴は、
- 外部の刺激に過剰に反応する
- 外部の評価に決断が左右される
というのが見受けられます。
要は、
自分の価値 << 他人の価値
というのが根っこにあるということです。
いい/悪いといった判断基準が、自分の中より、他人の言動の中にあるのです。
メンタルが弱いという人は、かなり強靭なメンタルの持ち主である!
「メンタルが弱い」と言っている人の行為をよく観察してみればわかるのですが、こういう人のメンタルの強さって相当なものですよ?
自分が傷つこうが、自分にとって不都合だろうが、何がなんでも、くじけることなく、反射的に、即決で、それしかないんだと、確信を持って、他人の言うことをやり遂げようと必死に取り組みますからね。
それがなんだかわからなくても、成し遂げようと、最大限の力を投入してきます。
病気になってもやり遂げようとします。
これって、めちゃくちゃメンタル強い人じゃないですか?
だって、何があってもくじけないし、倒れてでもやりきるのだから。
私だったら、他人の言ってくることに従うなんて、簡単にくじけちゃいます、、、
どうも、「メンタルが弱い」と言う人のメンタルは、実はめちゃくちゃ強いようです。
こういうのを見ていると、どうやらメンタルを強いとか弱いとかで語ると、うまく説明がつかないようですね。
「メンタルが弱い」という人の行動を見てたら、「メンタルが強い」という人の特徴をよく表しているのですから。
メンタルを鍛える方法は、具体的な課題に取り組むこと
もし、あなたが「メンタル弱い」と思っていて、そのことを解決したいと思っているのだとしたら、
「自分はメンタルが弱いから」
とか言ってるうちは、何も変わりません。
どういうときに「メンタルが弱い」と感じて、そういうときにどうだったらいいか、と捉えることで、はじめて課題になり、解決するためのヒントが見い出せます。
例えば、
- 外部の刺激に過剰に反応する
傾向が強いのであれば、外部の刺激に対してちょっと鈍感になった方がいいのかもしれません。
- 外部の評価に決断が左右される
傾向が強いのであれば、自分が最初に「こうだ!」と思ったことを貫いた方がいいのかもしれません。
「メンタルが弱い」と思っている人が何か変えたいなら、ヒントとしては、その特徴にフォーカスすることです。
そうすれば、やること=課題が見えてきますからね。
そして、そのことを意識して取り組んでいけば、自ずとメンタルは変わっていきます。
おわりに
結論から言うと、メンタルに強いも弱いもありません。
弱いとか言う人がやっていることをよく観察してみると、実はメンタルが強いんじゃないかとすら思えてきます。
メンタルが強いとか、弱いとか、具体的に何なんでしょう?
どんな特徴の人がメンタルが強くて、どんな特徴の人がメンタル弱いと言われているんでしょう?
そこについて考えることが、メンタルを鍛えるヒントになります。