前回、全力でやったかは、自分が決めるというお話をしました。
企業の社内研修のお話で言うと、その研修について評価するのは3者になります。
自分と、受講者と、上司ですね。
- 全力でやったかは自分が決める
- 研修がよかったかは受講者が決める
- 研修の価値は上司が決める
この関係をごちゃごちゃにしていると、いい研修にはなりません。
上司に評価されようとすると、受講者はおざなりになります。
受講者の方ばかり向いていると、上司はちゃんとやっているのかと突っ込んできます。
このバランスが大事ですね。
自分は、たとえどういう状況でも、とにかく全力でやるだけです。
仕事を「全力でやった」かは、自分が決める
研修以外でも同じような図式になりますよね。
だいたいのお仕事では、次のような形でしょうか。
- 全力でやったかは自分が決める。
- いいものを提供できたかは顧客が決める。
- 仕事の価値は上司が決める。
上司に気に入られるよう、上司の言うままにやっていたら、顧客はないがしろになります。
顧客の言うままにやっていたら、上司は面白くないかもしれません。
この間にいることが、ストレスになります。
そして、顧客にも上司にも評価されなかったら、たとえ、自分が全力でやっていたとしても、それすらも評価できなくなります。
「がんばったんだけどなー」
「やっぱりだめだったかー」
そういった挫折感や絶望感、失望感といった感情を抱えて、その案件が終わっていきます。
そうなると、その仕事の経験を、うまく次に活かすことができなくなるんですよね。
失敗談で終わってしまう。
だからこそ、その仕事を全力でやったかは、自分が決める、という意識が重要です。
たとえ誰にも評価されなかったとしても、全力でやったことだけは自分が評価できるのです!
これって、すばらしいことですよ!
そして、もし全力でやっていれば、顧客も上司もそのことはわかります。
そうすると、次につながるんですね。もしかしたら、次は顧客も上司も協力してくれるかもしれません。
結局のところ、自分はどういう状況であっても、全力でやるだけなんです。
周りの評価は周りの評価として、自分が全力でやれているかを意識してみてください。
きっと、仕事のスタイルが変わっていきますよ。