選挙公約はマーケティングの産物?選挙は自分の価値観を整理するいいチャンス

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参議院選挙が間近に迫っていますね。
選挙ポスターがそこら中に貼られていて、駅前では演説が行われており、各政党、しのぎを削りあっています。

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なお、私はどこか特定の政党を支援しているということはありません。
全くの中立です。そのつもりで本文はお読みください。

公約はマーケティングの産物

それぞれの党が、自党の意気込みを公約に込めて公表しています。
一番コンパクトに表現しているのは選挙ポスターではないでしょうか。
キャッチーなコピーをつけて、自党の主張をしています。

あれ、何にもないところからでてきたはずはないですよね。
少なからず国民を調査して、「こういうことを望んでいるんだろうな」、というアタリをつけて作っているはずです。

つまり、公約は国民に対するマーケティングの産物と言えると思います。

「何を言っているか?」だけに集中してみると、発見がある

マーケティングの産物ということは、各党それほど外れたことは言ってないはずなので、我々日本人が少なからずそういう価値観を持っているよね、という前提があると思います。

「あの党が言うことは信用ならない」などといった気持ちはひとまず脇においておいて、「何を言っているか」だけに集中して、冷静に見てみてください。

すると、「言われてみれば、そういう価値観あるよな」と思えることがあるのではないでしょうか。

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各党のキャッチコピーは日本人の価値観のサラダボウル?

選挙ポスターなり各党のキャッチコピーなりを横並びにしてみると、今の日本人の価値観が見えてきます

「安定」を謳う党もあれば、「革新」を謳う党もあります。
「日本を、取り戻せ」といったコピーを見ていると私は不思議な気持ちになりますが、そういうフレーズにピンとくる人は、そういう価値観 (誰かに奪われた、失われた、などと思っている)を持っているということです。

別にどれがいいとか悪いとかいうことはないです。

単にバランスの問題です。

自分は「安定」の方が「革新」より価値があると思っているとか。
逆に「革新」の方が「安定」より価値があると思っているとか。

ただそれだけの話です。

選挙ポスターを見ることがあったら、自分の価値観と照らしあわせて、それはそうだとか、それは違うとか、ちょっと立ち止まって見てください。
たぶん、何かしら思うことがあるはずです。

選挙は自分の価値観を棚卸するチャンス

選挙はそもそも日本人の総意を問うものなので、自分の価値観を棚卸するいいチャンスになります

各党の主張を横並びにして、冷静に見てみると、自分の価値観の棚卸になります。
「こういう価値観は持っているな」とか「これはありえないな」とか。
「言われてみれば、そういうこともあるよね」といったものもあるかもしれません。
「こっちよりは、こっちの方が心引かれる」というものもあるでしょう。
(例えば、「安定」よりは「革新」よね、とか)

主張の全部を見れば自分には当てはまらないと思うかもしれませんが、一部であれば、同意できるところ、同意できないところの判断はつくことでしょう。

価値観を棚卸することで、自分の将来が見極められる?

そうやって自分の価値観を棚卸することで、今の自分のことがよくわかります。

例えば「安定」を重視している人は、チャンレンジするよりリスクを取らないことを選択します。
ただ、それじゃうまくいかないことも出てくるもの。

「革新」を重視している人は、「あれは違う」「これは違う」と次々と転職を繰り返すことで、結局何も身につかないで時間だけが過ぎているかもしれません。

これは、自分の人生を先読みすることにもつながります。
つまり、自分の価値観が変わらなければ、だいたい想像できる未来がやってくると思っていいです。
過去の繰り返しが起こります。

価値観が変わると、予想もしないことが起こったりしますので、現状打破したければどうしても価値観を変えていく必要がでてきます

そして、それぞれの価値観にはいい面も良くない面もあるので、そういうものを改めて見つめて、自分のことを発見していくことが、今、抱えていることの根本的な解決策になる可能性は大いにあります

そんなことを思いながら、選挙ポスターを見たり、街頭演説を聞いたりすると、きっと新たな発見があることでしょう。

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