女性と男性では物事に対する価値観、考え方が違います。
それは本当のことです。
そういう題材を扱った本なんて、Amazonで調べてみれば星の数ほど出てきます。
などなど。
うん、本当にいっぱいありますね。
でも、もっと知っておくべきことは、よく知られていることは脇においておいて、肌感覚を大事にすることです。
そして、そうじゃないことだって往々にしてある、というアイデアを持っておくことです。
本などから得た知識は話半分にしよう
女性についてよく言われるところからいうと、
- 話をしているときは、共感してほしいと思っている。解決したいわけではない。
- 記念日をとても大切にする (誕生日、結婚記念日、などなど)
などといったところがあります。
何かしらこういうことを聞いたことがあるのではないでしょうか?
例えば、女性とお話をしているときは、「うんうん、そうだね。ひどい話だね」と相槌を打っているのがよくて、「それはこうしたらいいんじゃないの?」とズバリ解決策を言っちゃうのはNGというやつです。
ある男性は「夫婦円満でいる秘訣は、ちゃんと結婚記念日を覚えておくことだ」と言ってました。
こういう話はノウハウのように語られつくされていて・・・
そのこと自体は別にいいと思うのですが、どうも「そういうものだ」と決めつけているかのような思い込みがあることにも気をつけた方がいいですね。
思い込みで決めつけていないか
例えば、私は料理をします。
そんな話をすると、結婚している女性からは「いい旦那さんね〜うちの人は全然やってくれなくて」という話がよく出ます。
実のところ、肉じゃがやチキンナゲットなどの煮物や揚げ物だって作りますし、カレーやシチューだって作っちゃいます。
そんな話をすると、「すごい!」と関心されたりします。
これ、完全に思い込みによる反応ですよね。
言うなれば、
- 男性は家事をしない (料理料理をしない、したがらない)
- 男性が料理したとしても、簡単なものしか作れない
といったことが普通だと思っているからです。
少なくとも自分の周りではそうだし、そういうものだと思っています。
だから、そうじゃないことに対して驚いたり、羨ましいと思ったりします。
私の知り合いの中だけでも料理する男性はかなりいますし、変わり種では乾物に凝っている男などもいます。
参考: 無印良品の壁に付けられる家具が便利!乾物用の棚を作った。 – Fu/真面目に生きる
こんな感じで、「男はこう」とか「女はこう」という固定観念があって、その固定観念の上で日々を過ごしているんですよね。
ほとんど自動的に「そういうものだ」と思っています。
だから、そうじゃない事項については驚いたりするのです。
大事なのは自分の肌感覚
世の中に「男はこう」「女はこう」だから「こう対応すべき」というノウハウが溢れちゃっているのもあり、それを鵜呑みにしていないでしょうか?
「本当にそうなのか?」と確認したことがあるでしょうか?
意外とそうじゃない事象もたくさんあります。
感覚的には「そうじゃない」と思いつつも、前に読んだ本に書いてたことからすると・・・など思って、自分の感覚より外からの知識をあてにしてないでしょうか。
大事なのは、そういう肌感覚を大切にすることです。
本にかかれていたこと、テレビで言ってたこと、友達が言ってたことを真実だと思って丸呑みにしていませんか?
実際に試してみて、案外そうでもなかったことなんて山のようにあるはずなんですよね。
これは男女間の違いだけじゃありません。
本当に大事なのは、自分が実際に経験したことです。
世間にあるノウハウは、あくまで統計的にそういう傾向にあることを物語っているだけで、必ずしもそうではないのです。
だから、「男はこういうものだ」ではなく「男はこういうところがあるかもしれないし、そうじゃないかもしれない」と思っておくといいですね。
男女、住んでいるところ、仕事などなど、思い込んでいると真実を見失います。
私はちょっと変わった生き方をしているようなので、自己紹介がまともにできません。
参考: 自己紹介の定型文を作った方がいいのかと思う今日このごろ 突っ込みどころが多すぎで質疑応答になる?
笑い話みたいなものですが、これは、人の話は自分の思い込みの上で話を聞いているといういい例でしょうね。
鋭敏性を養うべし
周りが言っていることをそのまま飲み込んでいると、肌感覚が鈍ってしまいます。
肌感覚を養うなら、実際に試し、体験していくことです。
体験し、よく感じることです。
自分が体験したことの方が、人の意見より確実に役立ちます。
例えば、男性が女性の話を聞いているときに、うまくいかなかったときのことを思い出してみてください。
やっぱり解決策をズバッと言っちゃってたなー、とか。
そして、今度女性とお話するときは、相槌をうちながら共感することを試してみましょう。
そのほうがうまく行ったなら、それでいいのではないでしょうか。
要は、本の内容を鵜呑みにし、それしかしてないと、それ以外のことが起こったときに対応ができなくなっちゃうのが問題なのです。
その点、自分で試して経験を積んでいれば、選択肢をたくさん持つことになります。
女性にズバッと解決策を言ってあげた方がいい場合だってあるのですから。
ひとつひとつの体験を大切にしましょう。
思い込みが可能性を閉ざす
また、自分が「男だから」「女だから」、できる/できない、やる/やらないという判断をしちゃうのも問題です。
可能性を閉ざしてしちゃっています。
別に男だろうが女だろうが、そのことがやりたいならやればいいし、好きならとことんいきましょう。
周りを見て自分のことを決めていても幸せにはなれません。
おわりに
男女の違いなど、知識として知っておくことはいいのですが、そういうものだと思い込み、それ以外はありえないと思っていると問題になります。
それは男女間の違いだけでなく、本当にあらゆることで、「自分がそう思っている」ことが「そうじゃないこともある」というアイデアを持っておきましょう。
このアイデアを持っているだけで、行き詰まっているときも解決するものです。
選択肢がなくなっている状態が行き詰まっている状態ですからね。
それ以外の選択肢についても考えておくようにしてみましょう。