カウンセリングではよく「発見」が起こります。
クライアントさんがそれまで認識してなかったようなことに気づくことが多いんですね。
本人は別の事例だと思って話しているのですが、「さっきのあれと、今のこれは同じですか?」と私が聞くと「おおっ!?」となることがよくあります。
それは、事柄は違うのだけれど、行動パターンや思考パターンが同じだからです。
色々な話を聞いている中で、私にはそういうパターンが見えてきます。
カウンセリングで扱うのは、そのパターンの方ですね。
ここがすごく興味深いことなのですが、その特定のパターンから、いくつものうまくいってない事例が生まれています。
本人は別の状況、別の場面で起こっているから、別のものだと思っていることが多いです。
そのため、そういうパターンを解決しちゃえば、いろいろな状況、場面に対するアプローチが変わって行くんですね。
だからこそ、日常で感じている何気ないことを扱うことすら効果的なのです。
おわりに
セッションの中では特定の事柄のことを扱うのですが、後で聞いてみると他のところにも応用されていることに気づく方もいます。
私のカウンセリング体験をした方は、そういう視点で日々の違いを感じてみると、また「発見」があるかもしれません。
実のところ、私たちは、そうしたほんのいくつかのパターンをくり返しながら、喜んだり苦しんだりしているのです。