スペインから来たNLPのマスタートレーナー ザビエル・ピルラ教授のセミナーに参加してきました。
彼のセミナーは去年の初来日セミナー以来2回目。
相変わらずラテンのノリが面白かったです。
Advanced NLP Modeling (NLPトレーナーのための高度なモデリング手法)
今回のテーマは「Advanced NLP Modeling」ということで、スペインのリェイダ大学大学院で彼が講義しているNLPビジネス課程の内容を、日本のNLPトレーナー向けに特別に編集した内容だったそうです。
ザビエル教授は全世界で唯一、大学でNLPのコースを開講しているNLPトレーナーであり、そこで教えている講座をダイジェストで教えてくれた感じですかね。
2日間、怒涛のように情報をインプットしてきました。
彼の講義の面白いところは、NLPについて学んだ人が何となくやっていることを、ロジカルにまとめてくれているところです。
NLP創始者のリチャード・バンドラー博士がやっていることを、「リチャードがやっているこれは、一体何をやっているんだろう?」と1つ1つ観察し、ザビエル教授独自の形で再構築、再定義していると言ってもいいかもしれません。
リチャードがその昔、ミルトン・エリクソンたちをモデリングしてNLPを作ったのと同じように。
彼はエンジニアでもあるので、このリチャードがやっていることのモデル化が素晴らしくまとめられていて、理解しやすい。
NLPはやっぱりサイエンスなんだなぁということを改めて思います。
そもそも創始者のリチャードからしてエンジニアですからね。
本人が「私はカウンセラではない。モデラー (モデル化する人)だ」と言っていたのを思い出します。
Strategy (戦略)を軸に様々な概念がまとまる
今回のセミナーで一番印象的だったのは、最初の1時間くらいで出てきた図表です。
これを見ただけでも参加してよかったと思えるようなものでした。
NLPの概念って、ストラテジ、サブモダリティ、ビリーフ、・・・と、ともすればバラバラに学んでいて、あんまりその関係について解説されることはないのですが・・・
それが1つにまとまった感じがしました。
なるほど、それとそれとそれとそれは、こうやってつながっているんだ、と。
もちろんこれはザビエル教授が作ったモデルであり、彼が見たNLPの世界観なのですが、それがうまいことNLPの世界を説明していると私には感じられました。
理解しきれなかったところも多々あるので、改めて復習して、少しでも理解できる範囲を増やしていきます。
おわりに
ザビエル教授のセミナーは1年ぶりでしたが、ついこの間参加したばかりのような感覚になりました。
彼のラテンなノリが大好きで、その教え方は講師としても取り入れられることがたくさんあります。
また、今回はNLPトレーナー限定だったからか、すごく濃く、深い内容になっていた感じがします。
これを理解すればするほど、また面白い世界が広がってくるんだろうなぁという期待があります。
なお、来週は大阪でまた別のテーマのセミナーをすることになっていて、そちらにも参加するので、11月後半はザビエル漬けですね (笑