前回の続きです。
習慣化しようと思ったことを
習慣化をするにあたり、
「どうせやるなら効率的にやりたい」
「短時間で成果を出したい」
「ただやるよりも、もっといいものにしたい」
といった気持ちが出てくることで、
習慣化が逆に妨げられがちです。
というのも、そういった気持ちから、
ついつい効率のいいやり方を
最初に探してしまう。
これは、順番が逆なんですよね。
習慣化してから、効率化すること。
この順番が大事なんです。
世にある、効率的な方法って、
まず手順があります。
注意事項なんかもたくさんあります。
例えば、効率的なダイエットなんて
Google先生に聞いてみると、わらわら
でてきます。
- まずは有酸素運動を最低20分以上やる
- 有酸素運動は毎日やる
- 1番目にいい時間帯は朝食前の空腹時
- 2番目にいい時間帯は夕食後
- 運動前には必ずウォーミングアップをする
- ウォーミングアップのときは、できるだけ呼吸を止めず、ゆっくり深く呼吸する
- 運動後はゆっくりクールダウンするのも重要
- 水分は必ずとること
この他に、体に脂肪がつく原因や、
脂肪を燃焼するメカニズムについて
書かれていたりします。
「リパーゼ」だの「グリコーゲン」だの
「グリセリン」だの「ぶどう糖」だの、
カタカナ言葉の栄養素も頻発。
これ、読んでいるだけでお腹いっぱいに
なりませんか? (^^;
そして、さらに実行に移すには、これまた
提示された手順どおりにやる必要があります。
○○式ダイエットでは、
これこれを7分やって、
それからこれを3分やって、
休憩を1分したら、次は・・・・
それぞれの動作に理由はありますが、
とにかくこの手順どおりやろうと
意識することにエネルギーを使って
しまいます。
そこまでしてでもとにかく実現したい、
という気持ちが強いものであれば、
やり続けられるでしょうが、
たぶん、だいたい1ヶ月もしたらやめて
しまっているのではないでしょうか。
これが、効率化の罠です。
習慣化に最も大切なのは、継続すること。
それなのに、手順や注意事項を大切に
することにエネルギーを費やしてしまい、
最も大切な
「継続するためのエネルギー」
を消耗している。
その結果、習慣化には至らない。
これ、よく言う、手段が目的になってしまう、
というやつです。
健康的でスタイルのいいカラダになることを
目的に、○○式ダイエットという手段を選択し、
トレーニングを始めたのに、
いつの間にか○○式ダイエットというものを
忠実にこなすことが目的になってしまう。
1回とか、1時間とかやるだけでしたら、
気合いでなんとかなるかもしれません。
ただ、習慣化には至りません。
飲み会が入って予定が変わったから、
雨が降ったから、
今日はちょっと体調がよくないから、
とかいってちょっとさぼったりしたら、
もう続けることが難しくなります。
まず、はじめること、
そして続けることにエネルギーを
使ってください。
効率のいいやり方を考えるのは、
初めて1ヶ月後でも十分間に合います。
なぜなら、ずっと続けようと思っていることなら、
1ヶ月の効率が多少よかろうと悪かろうと、体勢に
影響しないから。
そのためには、習慣化したいことを
続ける目標や、続けられるような計画を
立てることが重要になってきます。
その辺については、またご紹介しますね。