個人事業主として活動する以上、1+1=2とか、1+1+1=3にしているようでは、全然追いつきません。
それ以上の効果を生み出すつもりで、組合せることが収益アップや効率アップにつながります。
「100円のコーラを1000円で売る方法」から
最近、100円のコーラを1000円で売る方法の2、3巻を読みました。
2巻については、書評も書いているのでご参考までに。
・リソースが限られているフリーランスは、やることをとにかく絞り込め!
2巻では、「1+1+1=3」を超えるチームづくり、
3巻では、「1+1=3以上のシナリオ」という表現が出てきています。
これ、事業をやるものとしては意識すべきことだと強く思いました。
リソースが少ない個人事業主は、1+1=2にすると続かなくなる
個人事業主はリソースが少ないので、あれもこれもとできないというのが大前提にあります。
なので、1+1=2では、2倍の労力、つまりは2倍の時間がかかるということです。
それでは回らなくなってしまいます。
例1: ブログを新規に立ち上げる
例えば、ブログAを運営していて、順調にPVが伸びて、広告収入が伸びているので、また違ったテーマのブログBを運営しようと考えたとしましょう。
このとき、単純に違うテーマのブログBを運営したら、作業量は倍になりますよね。
ブログAでやっていることの、何かしらがブログB運営にも役立つように考える必要があります。
例えばブログAは、とあるレンタルサーバのWordPressを稼働しているとして、ブログBはまた別のレンタルサーバを借りて、Movable Typeで稼働しようとか考えちゃう。
スキルアップを求めて。
そうすると、運営する手間は2倍になるわけですよね。
ブログAのPV向上に使ったノウハウが、WordPressのプラグインを使う方法だったら、ブログBには使い回しできない可能性があります。
確かにスキルアップになるかもしれませんが、たぶん、かなり苦労することになります。
やっぱりブログBは同じレンタルサーバでWordPressを立ち上げた方がいいです。
そうすれば、ブログ運営の労力は減ります。
費用的にも上乗せはないです。
例2: コンテンツの相乗効果を狙う
あとは、ブログBが、ブログAの内容をうまく使えるテーマだとなおいいですね。
お互いに関係しあっていて、お互いにPVを上げるのに役立つのが最高です。
例えば、サーバ運営ノウハウがブログAで、WordPress運用ノウハウがブログBになっているとか。
そうすれば、お互いに相乗効果が狙えます。
近いテーマだったら新しくブログを立ち上げるよりはカテゴリを分けた方がいいという解決策もあるでしょう。
そうすれば、ブログ運営に関わる労力は増やさず、コンテンツを拡充できます。
リソースは有効活用する!
ここで書いているのは一例で、そんな単純なものではないかもしれません。
ただ、こういう感じで、新しいことを始めようと思ったら、全く関係ないものを立ち上げるのではなく、何かしら有効活用することを意識した方が生産性が高まります。
ブログ記事のような形になるものだけでなく、考え方や視点の違いといった形のないものがうまく活用できれば、知的生産性は一層高まります。
そういう関係を見いだせれば、1+1が3以上の効果を産むことになり、収益アップや効率アップにつながります。
ちょうど、私は今「書くだけセラピー」というセミナーと、そのテーマに特化したブログを立ち上げる構想を練っています。
そうすれば、ブログを書くほどセミナーの形が具体的になり、セミナーの形が具体的になるほど集客しやすくなるといった相乗効果が見込める、と考えているからです。
ブログ運営ノウハウはこちらのブログで培っているので、ブログ運営はお手のもの。
そんな風に、何か、相乗効果を狙った +1 を、活動の中に加えて行きたいですね。