書評「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」

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「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」を読んでみました。

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

最近「アドラー心理学」というのはちょっとしたブームなんですかね?

書店に行くと「アドラー心理学」を語っている本が多数ならんでいるなーという感じがしています。

本書を読んだ印象は、すごく面白いのですが、「真新しいアイデアは特になかった」ことです。

これって、何気にすごいことだと思いました。

それは、「それだけ世間に浸透している」ということなのですから。

真新しいアイデアは特になかった印象

本書を読んでみて印象に残っているのは「真新しいアイデアはなかった」ことです。

これは何気にすごいことだと感じています。

というのも、私はNLPを6年以上学んでおり、その他に交流分析やゲシュタルトセラピーなど心理学については色々研究しています。

また、手帳はフランクリン・プランナーを愛用しており、「7つの習慣」を実践しています。

そして、本文中に、アドラーの提唱している心理学は、これらの根源をなしているものだと書かれています。
だから「しっくりくる」のでしょう。

「目的論」や「自己決定性」、「使用の心理学」といった言葉が出てきていましたが、普通に受け入れられるというか、しっくりくる考え方です。

「これはすごい!」という発見がなかったことが返って印象的な本でした。

当たり前のことになっているのはすごいこと

そして、これは本当はすごいことだと思います。
普通に当たり前にあることって、本当にすごいことなんですよ。

というのも、そのアイデアが無かった時代は、人の心の動きはうまく説明できないし、なんだかわからないものだったのですが、そのアイデアが広まっているおかげで、救われた人がたくさんいるからです。

私もその1人と言えるでしょう。
NLPを学んでいくなかで自分の可能性を発揮し、色々なことに挑戦するようになったのですから。

当たり前のことを当たり前にできるのはすごいこと

とはいえ、当たり前だからといって、そのことができるとは限りませんよね。

「当たり前のことを、当たり前にできるのはすごいこと」と私は学生時代の恩師に言われたことを覚えています。

今や情報は溢れかえっているので、知識はあるのだけれど、まるっきり使えていないことがあります。
使っていないなら、知らないのも一緒なんですよね。

本書に書かれていることを、単なる知識としてとどめておいても宝の持ち腐れ。
ひとつひとつ実践していくことができれば、人生は大きく変わります。

私は「アドラー心理学」ではないですが、NLPを学ぶ中で実際に大きく人生を方向転換した体験をしており、本書を読んで、今なお実践していることが再確認できました。

青空と雲と木の枝

共同体感覚

本書に「真新しいアイデアはなかった」からといって、私にとって何の学びにもならなかったというわけではありません。
このことはこれから更に意識して実践していきたいと思ったものがありました。

それは、「共同体感覚」を持つ、ということです。

本書で他者信頼、自己信頼、所属感を高めることが「共同体感覚」を高めることに繋がると書かれており、まさにそうだなと思いました。

私たちは、自分が何かを作り出すことができれば、他人に与えられて、貢献できます。
作り出せなければ、非常に残念なことなのですが、奪うしかないんです。

自分なんて何もできない、と思っている人は、最終的には犯罪や戦争により、他者から奪うことで生きていくことになります。

だからこそ、自分は何かを作り出せる、という自己肯定感というか、そういう意識が大事なんだと思います。

私は昨年末に第一子が生まれました。
彼を見ていて感じることは、「愛」しかないんです。

それはどこから来てどこに行くのかわかりませんが、少なくとも私の中から無制限に湧いてきている感じがします。

だから、もしかしたら私たちは誰でも、「愛」であれば自分から無限に作り出せるのかもしれません。

何か1つでも、そういう感覚を持っていることが大事なんだと思います。

息子

最高のカウンセラーの姿勢を見た

アドラーはこんな風に言ったそうです。

「私の名前を誰も思い出さなくなる時がくるかもしれない。アドラー派が存在したことすら忘れられてしまうかもしれない。それでもかまわない。心理学の分野で働くすべての人が、私たちと共に学んだかのように、行動することに成るだろうから」

私たちは得てして、自分の手柄をアピールしたくなりがちですが・・・

そういうカウンセラーとかコーチは最悪ですね。
自分がいたおかげでうまくいったなんて思っていたり、そうクライアントに言わせているようでは3流なんじゃないですかね。

アドラー的に言えば、依存状態を作り出しているだけなのですから。

私たちは、あくまで、まるで空気のように。

「なんだかわかんないけど、なんかうまくいくようになったなー」などとクライアントが思ってくれると最高のワークができたと思うのです。

おわりに

本書は非常にあっさり読めちゃいました。

新しいことを学んでいるというよりは、復習をしている感じでしたね。

本書にあるのはよくまとまった考え方であり、世界をシンプルにしてくれるアイデアであり、奥深いものです。

本書は「100の言葉」とタイトルにあるように、1つ1つ、アドラーの言葉を解説してくれています。
見開きの右がアドラーの言葉で、左がその解説といった感じですね。

だから、気になったところをつまみ読みしていくのもいいでしょう。

読むたびに気になるところが変わる本だと思いました。
また時間をおいて読んでみると、新しい発見がありそうです。

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