目標を立てるときに意識することとして、「その目標は、自分自身の行動によって実現できるものになっているか?」というのが重要です。
その上で、さらに意識すべきことがあるとしたら、それは「目標を具体的かつ明確にする」ということです。
目標を具体的かつ明確にする
目標は、具体的かつ明確であればあるほど、達成する確率が上がります。
具体的かつ明確な目標とは、
「やったか、やってないかが、ハッキリわかる」
というものです。
例えば、2021年は「行動できる人になる」という目標を挙げたとしてみてください。
こういうのは曖昧な目標です。具体的かつ明確な目標ではありません。
というのも、「行動できる人になった」ということは、どのようにしたらわかるのでしょうか?
自分でも、やったか、やってないかが判断ができないと思います。
つまり、このような目標を設定すると、達成できないということです。
おそらくこのような目標を設定していては、数カ月後にはそんな目標を立てたことすら覚えてないことでしょう。
具体的に、何をすればいいかわからないからです。
目標を「具体的かつ明確」にする「問いかけ」
目標を「具体的かつ明確」にするには、次の「問いかけ」をするといいです。
それは、
「XXしたというのは、どのようにしたらわかるのでしょうか?」
という質問です。
この「XXした」の部分を、あなたなりの目標に置き換えてみてください。
どんな答えが出るでしょうか?
そうして出た答えは、幾分、具体的になっていると思います。
そうして出た答えに対して、さらに何回か同じように問いかけていってみてください。
すると、どんどん明確になっていきます。
単純な質問なのですが、効果は大きく、繰り返し問うことでより具体的かつ明確な行動が出てきます。
あとは、あなたの基準でいいので、
「これなら、やったか、やってないかがハッキリわかるなー」
と、思うものが出てくるまで繰り返してください。
数字で表すと、やったかやってないかハッキリわかる
具体化する際によく言われるのが、
「数字で表すこと」
だったりします。
ビジネスの世界では、当たり前のように数字に落とすよう言われていることでしょう。
それは、数字に落とし込むことで、目標が具体的かつ明確になるからです。
「時間を見つけてできるだけ顧客訪問する」
よりは、
「1ヶ月に1件、顧客訪問する」
の方が、具体的かつ明確ですよね。やったか、やってないかも、1ヶ月後にはハッキリわかります。
目標を具体的かつ明確にする際、必ずしも数字で表す必要はありませんが、やったか、やってないかがハッキリするという点では、「数字で表すこと」はとても役に立ちます。
例えば、先の「行動できる人になる」なら、
- 5分前に現地到着する
- 勉強会を月1回開催する
- 気になっている人のセミナーに年1回は参加する
- 週3回は定時退社する
などと、時間や期限、回数といったもので表せば、具体的になります。
そして、このような具体的なものであれば、達成しやすい。
何をすればいいかが、行動レベルでわかりやすいからです。
このように、時間や期限、回数などで表してみることも、目標を具体的にする方法になります。
おわりに
目標を達成したいなら、より具体的で明確にすることです。
そして、より具体的で明確な目標にして行く時に役に立つのが、次の質問です。
「XXしたというのは、どのようにしたらわかるのでしょうか?」
どこまで具体化したらよいかというと、まずは、あなたがその目標を達成しているイメージができていればいいです。
誰かに説明して、わかってもらうレベルまで具体的にする必要はありません。
目標を立てる時には、この問いかけを使ってみてください。