コーチとクライアントの役割 運転手はクライアントでコーチはカーナビ

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コーチングについて学ぶときに知っておいて欲しいことがいくつかあります。

その中でも、ここでは、

コーチとクライアントの役割

についてお話します。

コーチとクライアントの役割

車の運転に例えると、ハンドルやギア、アクセル、ブレーキの操作、前方確認などなど車の運転そのものはクライアントさんの役割です。

ではコーチは何をするかというと、コーチはカーナビの役割をします。

例えば、こういった情報をコーチはクライアントさんに投げかけます。

  • 道を間違えている
  • 遠回りしている
  • アクセルふかしすぎ
  • サイドブレーキかかってます
  • 目的地はここです
  • 今いるところはここです
  • 今踏んでいるのはアクセルじゃなくてブレーキですよ
  • ブレーキから足を離してみては
  • ちょっと休憩しませんか
  • ガソリンが残り少ないです

クライアントさんはそれを受けて、自ら考え、行動を改めます。

コーチからの情報をもとに、クライアントさんは進む道を改めたり、他の経路を探したり、目的地のセットをし直したり、スピードのコントロールをしたりするということです。

運転してて、カーナビが勝手に目的地を決めたり、ハンドルを動かしたり、ブレーキを踏んでくれたりしたら怖くて仕方がないですよね? (笑

同じように、コーチはクライアントさんに変わって、クライアントさんの人生の運転をすることはありません

行動するのはあくまでクライアントさんの役割だからです。

クライアントさんの代わりに勝手に目的地を設定したり、経路を決めたり、ハンドルをいじったりすることはしないということです。

まあ、コーチが「ここに向かうべきでしょう」「こういうときはこうした方がいい」「これをやっておいてください」などと言ったところで、クライアントさんが行動することはまずありませんけどね。

こうした私見を伝えることもありますが、それはあくまで情報提供です。

そのアイデアを採用するか、ベースにしてアレンジするか、全く無視するかはクライアントさんが決める事になります。

これがコーチとクライアントさんの役割分担です。

運転する人

おわりに

車の運転に例えると、車の運転をするのはクライアントさんの役割で、コーチはカーナビの役割をします。

車の運転をしているときは、カーナビからの情報提供にもとづき、どういう経路を取るべきか、アクセルを踏むべきかブレーキを踏むべきか、一回止まって休むべきかは運転者が決めますよね。

コーチとクライアントさんの役割分担は、それと同じです。

この役割分担が変わることはないです。

もし誰か代わりに運転してほしい = 他人に自分の人生を委ねたいなら、頼る先はコーチではないってことです。

そういう人のコーチングをやっていても、なかなか成果が出ないですからね。

コーチングについて学ぶときは、コーチとクライアントさんの役割についていつも意識しておきましょう。

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