本ブログのサーバ移転を検討しています。
移転先として、まずはエックスサーバー社のWordPress専用サービス「wpXクラウド」を試してみています。
こちらのサービスに順調に移転できそうですが、ちょっと課題が出てきました。
それは、私のように「ドメイン+サブディレクトリ」というURLの構成をとっている場合、こちらのサービスを利用したければURLを変更する必要があることです。
サーバの仕様による制限
エックスサーバー社が提供するWordPress専用サービスは2つあります。
複数のWordPress設置にも対応できる「wpXレンタルサーバ」と、
1アカウント = 1WordPressの「wpXクラウド」です。
これらはWordPress専用に設計されているため、WordPressを使うなら、その使い勝手やパフォーマンスの面では優れていると思います。
ただ、専用であるがゆえ、少し自由度が落ちる。
それは、独自ドメインを利用する場合、URLは以下の2つに限られるということ。
(サポートセンターに問い合わせたら、このような回答を得ました)
- ドメイン直下
(例えば、http://be-ourselves.jp) - サブドメイン直下
(例えば、http://blog.be-ourselves.jp)
これは、WordPressをサブディレクトリ以下にインストールすることができないからです。
現在、私のブログのURLは、
「http://www.be-ourselves.jp/for_my_own_life/」
となっています。
これはWordPressを「for_my_own_life」というサブディレクトリにインストールしており、そのままURLに出しているからです。
なので、私のように「ドメイン+サブディレクトリ」というURLの構成をとっている場合、こちらのサービスを利用したければURLを変更する必要があります。
そんなわけで、URLの変更については、ちょっと考えてしまいました。
解決策はある
URLが変更になっても、ほぼ問題なく移転する方法はあります。
それは、URLをリダイレクトすることです。
つまり、
http://be-ourselves.jp/for_my_own_life/?p=3000
(さくらインターネットのレンタルサーバ)
↓
http://blog.be-ourselves.jp/?p=3000
(「wpXクラウド」のサーバ)
といった読み替えをサーバ側でしてあげます。
上のURLにアクセスされると、下のURLに変換しちゃうのです。
厳密に言うと、上のURLではさくらインターネットのレンタルサーバにアクセスしており、そのサーバ側で下のURLに読み替え、下のURLで示されるサーバ (ここでは「wpXクラウド」のサーバ)に転送します。
ユーザから見たら何が起きているのかわかりません。
表示がちょっと遅くなるとか、URLが読み替えられているのに気づくくらいでしょう。
この方法であれば、これまで外部からリンクされていたものをそのまま流用できます。
検索エンジンにもURLが変更になりましたというお知らせができるので、ほぼ現状維持のままURL変更できます。
問題があるとすれば、ブックマークやRSS登録されている方に、変更をお願いしなくてはならないことでしょうか。
まあ、携帯の電話番号やメールアドレスが変わったら、登録しなおしてねと連絡するようなものです。
こればかりは自動的に変更することができませんからね (^^;
まとめ
エックスサーバー社が提供するWordPress専用サービス、「wpXレンタルサーバ」と「wpXクラウド」では、URLが、
- ドメイン直下
(例えば、http://be-ourselves.jp) - サブドメイン直下
(例えば、http://blog.be-ourselves.jp)
のいずれかになってしまいます。
もともとドメイン直下の人は全く問題ないでしょう。
私のようにURLの変更が必要になる場合は、URLリダイレクトをすればほぼ問題なく移行はできそうです。
これらのサービスに乗っかれば、WordPressのパフォーマンスチューニングなど、WordPressというブログ機構の維持・管理についてはほとんど考える必要はなくなることが期待できます。
文章を書くことに集中できそうです。
ただ、URLを変更するのにリスクを感じるなら、これらのサービスは使えないということになります。
普通のレンタルサーバを借りて (X Serverなど)、そこで構築するしかないです。
この場合、WordPressというブログ機構の維持・管理をしたければ、自力でやる必要がありますが、調べれば情報はたくさん出てくるので、自力でチューニングすればいいやというのであれば、問題はないでしょう。
URLを変更してでも、ブログ機構の維持・管理は考えなくて済むようにするか。
チューニングくらいは自力でできるから、URLは現状維持するか。
自分の優先順位を考えて決める必要がありそうです。