私たちは自分と他人を混同しながら生きています。
あることに関しては、自分と他人は違う意見を持っていると思い込んでいるし。
あることに関しては、自分と他人は同じ意見を持っていると思い込んでいます。
どちらも思い込みなんですけどね。
ただ、この思い込みのおかげで、あなたの行動が大きく制限されていることが多々あります。
このことについて動画でも話してみました。
自分はOK、他人はNG?
私たちは
「自分はOKだと思っているけど、他の人はNGだと思っている」
という認識をしていることが多々あります。
例えば、
「会社を辞めて独立して、自分のやりたいことをして生きていくこと」
についてどう思うか聞いてみると、だいたいの人は
「素晴らしいことだと思う」
といった風に応えます。
では、どうしてそうしないのか聞いてみると、
「そうは言っても、奥さんは許してくれないよね」
といった答えが帰ってきます。
これ、「自分はそれがいいと思っている」のだけれど、「他の人 (ここでは奥さん)はそうは思ってないんじゃないか」という思い込みの一つの例ですよね。
どういうときに起こりやすい?
こういった思い込みが起こるのは、「よくわからないこと」に対してです。
だいたい「人として素晴らしい行為」についてはそうですね。
例えば、
- 自分のやりたいことをやって生きていく
- 夢を実現する
- 誰とでも仲良くする
などといったようなことですね。
やったら素晴らしいと本当に思っているんだけど、具体的にどうやったらいいかわからないし、うまく行くかもわからない。
そんな感じで、「わからない」ことについてよく起きています。
自分はOK、相手もOK?
逆に、
「自分はOKだと思っているから、他の人もOKだと思っている」
あるいは
「自分はNGだと思っているから、他の人もNGだと思っている」
という認識をしていることも多々あります。
例えば、
- 常識でしょう?
- なんでこれが分からないの?
- どうして分かってくれないの?
といったことを言っちゃう時は、まず間違いないですね (^^;
「自分が分かっている以上、相手も分かっているはずだ」という思い込みです。
どういうときに起こりやすい?
こういうのは、自分が「よく知っていること」について起きがちです。
「常識でしょう?」なんてまさにその典型ですね。
「自分は好きなんだから、相手も好きに違いない」とかいうのもあります。
これがエスカレートすると「自分が好きなんだから、相手も好きじゃないとおかしい」とかいうものになったりもします。
まとめ
私たちは、自分と他人を混同して生きています。
「自分はそう思っている」
ことについて
「あの人はそう思っているに違いない」
というのと
「そうは思ってないんじゃないか」
というのをどこかで切り分けているんですよね。
で、いずれにせよ、残念ながらあなたの思い込みで、勘違いであることが多いのです (^^:
だから、もしかしたら、
「自分がこれはいいと思っている」けど「あの人はそう言ってくれないだろう」
ということこそ、本当はやるべきことなのかもしれません。
そういうものをやってみると、意外にいい結果がでるかもしれませんよ (^o^)ノ