Nexus7で使うテキストエディタが「Jota+」(いおた ぷらす)に落ち着いてきました。
Nexus7で文書作成する際のエディタはGoogle Keepなど色々試してみていたのですが、「Jota+」のショートカットキーが抜群にいいです。
Androidのテキストエディタ「Jota+」
Androidのテキストエディタです。
前々からインストールはしていたものの使っていませんでした (^^;
基本的にフリーで使用できるのですが、「Jota+★PRO-KEY」を購入することで以下の制限が解除されます。
参考: Jota+ (日本語) – Aquamarine Networks.
- 同時に2ファイルまでしか開くことが出来ません。
- 外部ファイルシステム (Dropbox, GoogleDrive, など)、root機能は利用できません。
- 背景画像の設定は利用できません。
- 設定値のバックアップ/リストアは利用できません。
この「Jota+★PRO-KEY」が年末セールで半額だったので購入してみました。
なので、使い始めたばかりではありますが (笑)、結構いい感じに使えています。
「Jota+」はエディタとして十分な機能を持っており、そのあたりのレビューは色々な方がされているのでここではしません。
参考:
- 《Jota+》スマホで使えるテキストエディター、これが便利! 日経トレンディネット
- Androidで最高のテキスト編集体験を!本格的テキストエディタアプリ : Jota+ (Text Editor) | オクトバ
- Android最強テキストエディタ「Jota+」 | Creator Clip
本記事では私の超主観的な観点で「Jota+」の素晴らしさについて紹介します。
Google Keepもよいのだけれど・・・
これまでブログの原稿など、Nexus7で文章を打つときはGoogle Keepを使っていました。
さすがGoogle謹製アプリだけあって、使い勝手は申し分なかったです。
Androidとの親和性も高く、Chromeとの親和性も高い。
だから、MacとAndroidの間でスムーズに文書作成することができていました。
ただ、外部キーボードを使っていると勝手にカーソルが飛ぶのがイライラしていたんですよ。
Macと一緒に使っているとデータが先祖返りして戻せなくなったことがあるなど、ちょくちょく不便なところがありました。
その点、「Jota+」は普通のエディタとして、普通に動作してくれます。
Google Keepを使っていて困ったことは今のところ起こっていません。
ショートカットが秀逸!Emacs風キーバインドを実現!!
「Jota+」では、Nexus7で外部キーボードを使っているときに、ショートカットキーがバンバン使えるのがとてもいいです。
私はかねてからEmacsキーバインドで入力できる環境を求めていました!!
これがね、なかなかないんですよ・・・滅茶苦茶便利なのに・・・
それが、「Jota+」なら近い操作感が実現できるのです!
Ctrl+アルファベットキーの組み合わせをかなり柔軟に設定できるんですね。
例えば、私はこんな設定をすることで、ほぼEmacs風のキーバインドを実現しました。
- Ctrl+F: カーソル右
- Ctrl+B: カーソル左
- Ctrl+P: カーソル上
- Ctrl+N: カーソル下
- Ctrl+A: カーソル行頭
- Ctrl+E: カーソル行末
- Ctrl+D: 削除
- Ctrl+H: バックスペース
- Ctrl+K: カーソル位置から行末まで削除
- などなど・・・
カーソル移動のためにホームポジションを崩さないでいいのが抜群にいいです!
滅茶苦茶入力がしやすくなりました!!
これで2キーストロークやメタキーによる入力が実現できれば完全にEmacsキーバインドになるのですが、そこまでは望み過ぎか (^_^;
ついでに言うと、「日本語106/109キーボードレイアウト」というアプリを入れ、Ctrl⇔Capsを入れ替えたキーマップにすることで、よりPCの入力に近づいています。
さらに「Google日本語入力」を使っているので、変換効率などPCで打っているのとほとんど違いがない状態になっています。
入力環境が快適になるのは本当に素晴らしいことです。
ショートカットキーの設定方法
抜群の操作性を実現してくれるショートカットキーの設定方法はとても簡単です。
画面右上の「・・・」をタップし、出てくるメニューの「設定」をタップします。
すると設定画面が出てくるので、「ショートカット」をタップ。
すると、アルファベットごとのショートカットを設定できます。
正確に言うと、A〜Z、1〜0、Del、PgUp、PgDn、Tabの設定ができます。
ここでは「A」をタップしてみましょう。
タップすると、ラジオボタンの付いたダイアログが出てきます。
ここでCtrl+Aに対する操作を設定することができます。
Ctrl+Aは「行頭」を選びます。
これで、「Ctrl+A」を外部キーボードで入力すると、カーソルが行頭に移動するようになります。
同じようにしていくことで、各キーに対し好きなように操作を割り当てることができます。
タグは辞書登録でカバー
ブログ記事の原稿を書いていると、タグを打ちたくなるときがあります。
ただ、AndroidにはiOSのTextExpanderのような素晴らしいスニペットアプリが無いので、私は普通に辞書登録してスニペットツールっぽくしています。
(もしかしたらあるのかもしれませんが、見かけたことが無いです。いいアプリを知っている人がいれば教えてください)
「Jota+」の下部にあるツールバーにタグを設定することもできるようなのですが、私はキーボードから手を離したくないので使えません。
スマホでフリック入力するなら、ツールバーにタグを設定するのもありかもしれませんね。
今はもっぱらNexus7でしか「Jota+」を使っていないのですが、スマホでもガシガシ使うようになったら検討してみます。
ファイル管理が面倒か?
あえて面倒なところを言えば、旧来のファイル管理形式というところでしょうか。
最近のスマホのアプリで、ファイルをどこに保存しているかというのはほとんど意識していないと思います。
Google Keepなんかファイルなどという概念がなく、いつの間にか書いたメモがクラウドに乗っかっています。
そういうのが結構普通になっちゃってますよね。
「Jota+」はいわゆるテキストエディタなので、然るべきストレージの然るべきパスにいちいちファイル名を決めて保存しなくてはならないです。
これがちょっと面倒ですね。
とはいえ、有料Keyを購入して制限を解除すれば、Google Driveなどに直接ファイルを保存できるので、Jota+専用のフォルダを作って、まずはその下にどんどんファイルをおいていくようにしています。
こうすることで、Nexus7で書いていた文章を、シームレスにMacで編集することができます。
ブログの原稿であれば、ブログにUPしたらもう消しちゃうようにします。
おわりに
Nexus7 + 外部キーボードのおかげで、かなり快適に入力ができるようになりました。
ブログ記事の原稿を書くとか、メルマガの原稿を書くくらいなら問題なくできそうです。
以前、iPad2 + 外部キーボードで入力していましたが、そのころはかなりイライラしながら入力していたものです。
本気でタイプすると変換がついてこなかったり、変換もヘボかったりして・・・
Androidは「Google日本語入力」のおかげで、かなりPCに近い入力ができています。
その上、「Jota+」を使うことでEmacsキーバインドを実現したら、ますます入力がしやすくなりました。
もうこのショートカットが使えるだけで、私にとって「Jota+」は最高のエディタですね。
検索とか置換とか、どのエディタでもできるものは抜け目なく、むしろ強力に「Jota+」はカバーしています。
外出中もガシガシ文章作成できるようになって嬉しいですね ( ̄▽ ̄)