個人事業主の届け出をしてから3年が過ぎました。
軌道に乗るまで3年くらいはかかると思っていましたが、ようやく好転しはじめてきたかな。
まだまだ過去の遺産でやっていることもあって、負債もあるわけですが、日々は楽しく活動しています。
たかだか3年かもしれませんが、サラリーマン時代の3年とはわけが違う濃厚な日々を過ごしているなーという実感があります。
こうしてここ3年過ごしてみて思うのは、「起業する」というのは「ライフスタイル」なのだということです。
起業するとあらゆることの境界がなくなる
サラリーマン時代は、会社にいるか、それ以外かが大きな境界だった感じがしています。
いわゆるONとOFFとか、仕事とプライベートとかいうやつです。
会社員を辞めてから、その境界はなくなりました。
何をしててもよくて、お金をくれる人はいないです。
今の私はといえば、毎日仕事をしているといえば、しています。たぶん、サラリーマン時代より働いている時間は長いと思います。
もはやどういう日が休みの日で、どういう日が仕事の日なのかわかりません。
最近、休日が欲しいと思っているのですが、何をしたら休日になるのか自分でもよくわからないという状況になっていて、ちょっともどかしいです (笑
起業はライフスタイル
起業するというのは、ライフスタイルなんだと思います。
いつどのように働いてもいいのです。
私はフリーランスのシステムエンジニアとして特定の会社に通っていますし、自分のワークショップを開催していますし、コーチとしての活動もしてます。
ブログを書き、メルマガを配信し、Podcastで音声を流しています。
スキーに励むこともあれば、ゲームをしているときもありますし、旅に出ることもあれば、新しい飲食店を発掘することもあります。
気になるセミナーに参加することもあれば、気になる人に会いに行くこともあります。
嫁さんと議論を重ねることもあれば、子育てに奮闘することもあります。
色々あるのですが、それらは全部、私の仕事です。
今はフリーランスとして受注している案件があり、サラリーマン時代と同じように、特定の会社に出勤して仕事をしていますが、気持ちの上では全く違います。
私がやっている仕事は先のように多岐にわたっており、そのうちの一部が、その会社で請け負った仕事であるということです。
たまたま私のシステムエンジニアとしての側面が、金銭を獲得するのに最も効率がよかったからやっているというだけです。
金銭に結びつかないことだっていっぱいやってますし、それも私は全て自分の仕事だと思っています。
お仕事っぽいことをまとめてみても、このくらいたくさんのことをやっています。
起業には愛が不可欠
「起業する」というライフスタイルを続けていくには、愛が必要不可欠だと思います。
正直、システムエンジニアとしての活動が好きかと言われると微妙です。嫌いではないですが (^_^;
研修講師は好きです。教えているときは楽しくて仕方がないです。
カウンセリングやコーチング、自分で開催するワークショップなんかもそうですね。やるほどにワクワクします。
こんな感じで、やっている仕事の中でもムラはありますが、あらゆる活動を続けていくためには、それらの活動に対する情熱は不可欠です。
先に上げたような「私の仕事」全部に情熱がなかったら、自分がどうして生きているのかよくわかりません。
誰の何のために活動しているか、わからないじゃないですか。やっていることが全部嫌いなのだとしたら。
だからこそ、愛している仕事というのがあって、それをやり続けることが、私にとって生きるということになっています。
おわりに
起業というともっとすごいことかと思っていたのですが、個人事業主として活動すること自体はそれほどすごいものでもなかったですね。
せいぜい税務署に行って個人事業主の届け出をするだけであり、確定申告に悩むくらいです。
私自身は何も変わっていないと思います。特定の会社に自分のことを任せていたのが、それをやめたというだけですから。
大変だと思うこともあれば、面白いと思うこともありながら、ようやく3年が過ぎました。
昨年から大きく舵を切って、ここにきてさらにまた新しい方向に向かいはじめた感じがします。
こうしたライフスタイルを続けていくことが、起業するということなんだと、私は思うようになりました。
先行きは全くわからないですが、なんだか楽しそうなことが増えてきていることは確かです。
また次の3年でどういう変容を遂げるのか、全く想像つかないですが、今思うこととしては、このライフスタイルが好きで、続けていきたいということです。