先日、DVDで映画「小説家を見つけたら」を観ました。
TSUTAYAでパッケージを見てから気になったので借りて見たのですが・・・
これはブログを書くのにもつながる!
思ったところがあったので紹介します。
ブログは誰のために書く?
作中で、こんな台詞があって、ハッとしました。
「自分のために書く文章は人に見せるための文章に優る」
ブログは誰のために書いているかというと・・・
結局は、自分のために書いているのだと思います。
私の記事を読んで、感じることがあったり、役立つことがあったりして、読んだ人の人生が、ちょっとでも豊かになったらいいな、とは思っています。
だからといって、アクセス数が増えるから、人気があるから、流行りだからといって、そういった記事ばかり書くことは、私のモチベーションにはつながりません。
そして、人に見せようとして書いた文章は、どこか本物ぽくない。
そんな感じがしてしまいます。
ただ私に力量がないだけかもしれません。
だとしたら、まずは自分のために書いてみること。
その次のステップに、うまい見せ方があるんじゃないかと思っています。
そうして作った記事を見てもらうことで、その人のためになり、回り回って私のためになるんだと思います。
だから、まずは私は、私のために文書を書いています。
まず書くこと。考えるのは後。
この映画「小説家を見つけたら」の中で、私はこの場面が最も好きです。
先の場面の続きなんですが、初老のじいさま (ショーン・コネリー)がタイプライターを持ってきて、主人公と向かい合います。
お互いに、それぞれのタイプライターの前に座っている状況で、この会話が始まります。
じいさま
「始めろ」主人公
「何を?」じいさま
「書くんだ」主人公
「あんたは?」じいさま
「書いている。君も同じように。タイプのキーを叩け」じいさま
「問題でも?」主人公
「考えてる」じいさま
「考えるな。考えるのは後だ」じいさま
「第1稿はハートで書く。リライトには頭を使う。文書を書くときは書くこと。考えずに」
この会話をしながらも、じいさまはひたすらタイプして詩?をひとつ書き上げてしまいます。
タイプライターの音がリズミカルで、リズムに乗って文字がタイプされていきます。
二人のやり取りにどこかユーモアを感じさせる・・・そんなシーンですね。
大好きなシーンです。
ここでじいさまが言っている台詞が、私のこころにすごく響きました。
ただ、主人公は1文字も書けません・・・
真昼に始まったシーンは、そのうち、夕方になってしまいます。
そこで、じいさまは、ある冊子を主人公に渡しました。
主人公
「完全なる信義の季節?」じいさま
「それをタイプしろ。タイプの単調なリズムで1ページから次のページに進む。自分の言葉が浮かび始めたらそれをタイプする」
主人公は、渡された冊子を見ながら、とにかくタイプを始めます。
最初は悩みながら打っているのか、タイプのリズムが悪いです。
すると・・・
じいさま
「もっと真剣に叩け!」
と怒鳴られます。
そこからですね。
主人公のタイプがリズミカルになりました。
渡された冊子の文書を書き写していたのが、いつからか、自分の文書を打ち始めます。
じいさま
「いいぞ
それでいい!
それでいい ドック」
じいさま、酔っぱらいながら感極まってます。
そうして主人公は、自分の文書を書き始め、書き上げました。
このシーンは、ものすごく印象に残りました。
書くことがあってもなくても、まずは書くこと。書き始めること。考えるのは後でいい。
まずは、書き始めることです。
ブログを書くのに悩んでいるのであれば、例えば、まずは誰かのブログの写経から始めて、自分の文章が出てくるまでタイプしまくれ、といった感じでしょうか。
私の場合ですが、とにかく書き始めたら書けちゃったという記事が多いですね。
なんとなく、落としどころが見えているとなお書きやすいです。
いずれにせよ、とにかく、書き始めることです。
いい教訓になりました。
TSUTAYAなどで見かけたら、観てみてください。
おわりに
映画「小説家を見つけたら」を見ていて、これはブログを書くことにもつながる!と思ったことを書いてみました。
ああかな、こうかな、どうしようかな、と思っている暇があったら、写経でもいいからタイプするってことです。
これはすごく使えるアイデアです。
やっぱり書き始めることって大事で、そうしているうちに文章ってできてくるんですよね。
ぜひ試してみてください!