北陸新幹線で長野から東京に新幹線通勤するのにかかる費用まとめ (佐久平駅~有楽町駅)

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産休が明けて、また都内の会社に通っています。

産後は色々大変なこともあり、1ヶ月くらいは時短勤務にしてもらい、長野の自宅から東京の会社に通っていました。

1ヶ月自宅から新幹線通勤をやってみて思ったのは、これもアリだということです。

ここでは費用面から1ヶ月の新幹線通勤について振り返ってみます。

佐久平駅から東京への新幹線通勤 (定期代は133,230円)

自宅から通うにあたり、交通費を考えていると、どうも新幹線は定期券を買ったほうが安いようなので、はじめて新幹線の定期券を買ってみました。

私が使う佐久平駅は首都圏のSuica圏内ではないため、磁気型の定期券です。

新幹線定期券

なんか懐かしいですね。まあ、私は磁気型の定期券なんて見たことがあるだけで持ったことないですけどね (笑

ちなみに、佐久平~有楽町間の定期券代は133,230円でした。

あと、新幹線を利用するにあたり、最寄りの佐久平駅までは車で行く必要があるので、駅前の駐車場も月極契約。

なんとも出費がかさむものです (^^;

こうした新幹線通勤に実際にどのくらい費用がかかるか、参考までに紹介しますね。

地方への移住を考えている方は、ぜひイメージをしてみてください。

佐久市在住で東京に新幹線通勤するモデルケース

モデルケースはこんな感じです。モデルケースというか実際私のことなんですけどね (笑

  • 佐久市周辺で暮らしている
  • 佐久平駅〜東京に新幹線で通う
  • 佐久平駅までは車で行く

ちなみに、佐久平駅〜東京駅が大体90分ほど

ちょっと埼玉県や千葉県の郊外から都内に通っている人からすれば、すごく長い時間でもないでしょう。

新幹線は座っていけるし、新型E7系は滅茶苦茶快適なので、たぶん郊外から満員電車で通っているより遥かに楽です。なお、新幹線は1時間に2〜3本あります。

長野新幹線 E7系あさま

佐久平から東京に通う場合、固定費は月額20万円ほど

新幹線通勤にあたり、かかる費用は以下の3点になります。

  • 新幹線定期 1ヶ月133,240円
  • 佐久平駅前駐車場 1ヶ月10,000円
  • ガソリン代 車の燃費と距離次第

また、佐久市周辺に住むとしたら、住居の費用も気になることでしょう。

大体家賃相場としては、佐久市周辺で

  • 家賃 4.5万円
  • 水道光熱費1.5万円

といったところでしょうか。

もちろん、この費用はピンキリ。当然ながら、便利なロケーションだったり広かったりするほど家賃は高いです。
また、水道光熱費は夏と冬で3倍くらい違うので、年平均だと思ってください。

車を使う前提なので、駅からの距離はそこまで考慮していません。実際、あまり気にしたことがありません。

というか、佐久平駅から離れるほど賃貸住宅なんて無くなり、一般に外部から住み着くのは難しくなるので、考えても仕方がないかな (田舎はそういうものです)。

佐久平駅

ちなみに、我が家から佐久平駅まではだいたい車で15分。ガソリンは往復で2〜3L使う計算なので、1日500円、月10,000円くらいかと思います (実際はもっと安い見込み)

以上を合計すれば、月20万円ほど。車の維持費もかかるから、さらに2〜3万上乗せでしょうね。

まあ、固定費は25万円あれば確実です。

生活費は、食材を安く仕入れる方法があるので、自炊するならかなり抑えられるはずです。

普通に全国区のスーパー (イオンなど)に行き、コンビニに通い、全国区の飲食店 (ガストなどのチェーン店)で食事をするなら、東京に住んでいるのと食の値段は変わりません。

当たり前ですが。

フリーランスのシステムエンジニアなら50万円/月の案件は東京にゴロゴロある

こう考えると、手取りが月30万円くらいあれば、佐久市周辺に住みながら東京に通っても、そこそこの暮らしができます

衣食住のうち食と住は確実に費用を抑えられますし、工夫の余地が大きいので、もしかすると都内で消耗しながら、物欲にかまけて暮らしているよりは豊かな生活ができるかもしれません。

新幹線の定期券代が1ヶ月13万とかいうのだけ見るとえらく高いと思えますが、トータルコストとしては都内で高い家賃を払って生活しているのとさほど変わりありません。

また、私の事例ではありますが、フリーランスのシステムエンジニアとして仕事を取るようにすれば、月50万円くらいの案件は都内にゴロゴロあります。

システムエンジニアの方であれば、外注費用を考えてみればわかるかもしれません。その費用を、個人でもらえるとしたら、いい感じじゃないですか?

もしかすると、都内で安月給のSEで雇われているよりずっといいかもしれません。

もっと言うと、1年のうち10ヶ月くらい都内に通えば、あと2ヶ月くらいは自由に過ごせるくらいの稼ぎを得ることだって可能でしょう。

ただ、いきなり自力で仕事を取ることは難しいと思うので、フリーランスのシステムエンジニアの営業を斡旋している業者を頼るのもいいでしょう。

ちなみに、私は「首都圏コンピュータ技術者 (現 株式会社PE-BANK)」という会社から仕事を紹介していただきましたよ。

「地方創世」の1手として行政が動くと、現実的なプランになりうる!?

ここからは超個人的な考えですが・・・

佐久市など佐久平駅を利用しやすい都市が、移住して都内に通勤する人に何らかの補助を出すような仕掛けがあるといいんじゃないかと思います。

具体的には家賃補助や新幹線代の補助ですね。駅前駐車場の無料化でもいいでしょう。

空き家もいっぱいあるのですから、そういうところを格安で斡旋するとか。

何かそういった施策があれば、地方創世のひとつのやり方になると思うんですけどねぇ。

佐久平駅から見た景色

大企業なら、家賃は半額補助とか、通勤費は3万円までは支給とかいうところもあるので、月30万→25万くらいになります。

そこにもうちょっと行政から支援すれば、月20万前半くらいで都内に通いながら仕事をするライフスタイルを提案できるわけじゃないですか。

そうなると、段々「アリかも?」と思えてくるじゃないですか。

1人増えたときの税収増を考えると、そのくらいは出してもいい感じがします。

人口が1人増え、地域の消費が1人分増えることも考えると、地域にとってはプラスに働きますよね。

地方の生き残り戦略として、真剣にそういう提案をしてみるのもありなのではないでしょうか。

おわりに

まとめると、月30万くらいあれば佐久市周辺に住みながら都内の会社に通う、というライフスタイルを実現することができそうです。

そこに企業や地域行政の補助が入ると、さらに現実的な数字になってきます。

そういうライフスタイルを考えてみてもいいのではないでしょうか。毎週末、自然豊かなところに観光に行っているようなものですよ?

実際、無理ってことはないと思うんですよね。

こういう田舎暮らししながら新幹線通勤する、という新しい働き方は、このところ声高にいわれている「地方創生」の1手目にはいいと思うんですよね。

いきなり企業を地方に誘うことは難しいから、人を先に動かすこと。

それだったら住んでみたいなーなんていう魅力的なライフスタイルを提案することが、地方の生き残りにつながるのではないでしょうか。

北陸新幹線の全線開業は追い風になりますしね。

とまあ、実際に1ヶ月、佐久平駅から新幹線通勤してみて、色々と思うことがありました。

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