私が坐禅で教わった、最も大切なことは

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今朝は坐禅に参加して来ました。これで2回目ですね。
お堂の中で足を組んで座っているとすごく落ち着いてきて、ちょっとした心の動きが敏感に感じられるようになります。

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そもそもことのはじまりは

いわゆるタウン誌で坐禅特集をしていて、坐禅ができるお寺が近くにあることを知りました。
うちから車で15分くらいのところにある、御代田町は普賢寺というお寺です。

5月〜11月は毎週土曜日の朝にやっており、都合に合わせてくればいいとのことだったので、参加しやすそう。

坐禅そのものにはずっと興味があったので、これはちょうどいいな、と。
精神修養の一環として、すごくやってみたかったんです。
ということで、飛び入りしたのが今月の半ばのことでした。

かのスティーブ・ジョブズなんかも禅の世界を体験しているとのことですし、それ以外にも、特に外国人で成功している人で禅に精通している人は結構いるそうです。

最近お会いした外国人の方も、「禅」こそやっていないですが、「気」について詳しく、日常のトレーニングとして実践しており、その人が尊敬する人は合気道の達人だとか。

東洋の神秘。

実はそこには、今一生懸命求めているものが、すでにあるのかもしれません。

草むしりをしてから坐禅に

前回は坐禅の前に写経をしましたが、今日は庭の掃除 (作務)でした。
草むしりなんてやったのは久しぶりですね。

そうやって、坐禅の前に写経、作務、和尚の説法などを、週替りでやっています。

はじめて坐禅を組んだ回は人数が多く、私のようにはじめての人が数人いたため、和尚が坐禅前後のお作法から細かく説明してくれました。

今回は4人でしたし、草むしりを終えてお堂に上がっても、和尚がなかなかこなかったので、自主的に坐禅を始めたこともあり、なんとなくうろ覚えでやってみました。
チラチラ周りを見ながら、見よう見まねで。

ちなみに、本来坐禅とはそういうものだそうで、和尚も言葉では何も教えてもらえず、さんざん蹴られまくって身体で覚えたそうです。
私たちは坊主になるわけではなく、坐禅を体験したくて集まっているので、ちゃんと説明してくれますよ? (^^;

坐禅をしていると、心のゆらぎに敏感になる

坐禅を組んでしばらくし、ずいぶん落ち着いたころに、和尚がお堂に入ってきました。
それだけで、ちょっと気持ちがざわついたのを覚えています。

そして、しばらくすると、和尚が警策という木の棒を、まるでまさかりのように担いで、仰々しく歩きまわり始めます。
だからどうしたってわけじゃないのですが、それだけで少し緊張感がでてきて、自分の方に近づいてくるだけで気持ちが揺らぎます。

どうせ叩かれるのは分かっているんですけどね (^^;
この坐禅の会は、必ず全員、1回は叩かれるようになっているので。
叩かれても痛くないし、むしろ心地いいくらいなのですが・・・

坐禅が大切にしていること

坐禅は、周りの呼吸に合わせるのではなく、自分の呼吸をよく感じることが大切なのだそうです。

最初に和尚に教えていただいたのは、とにかく自分の呼吸を意識することです。

坐禅とは、坐してするから坐禅であり、立っていれば立禅だし、寝てやれば臥禅であり、生活している上で、どのような動作をしているときにだってできるものとのこと。

それらしく足を組むことにも意味はあるのですが、自分の呼吸を意識し、整えることが最も大切だと教わりました。
(厳密には違うのかもしれません。あくまで我々のような一般人にとっては、ということでしょう)

集団で坐禅をするのですが、あくまで自分のことを扱います。
隣の人が動いたり、つばを飲み込んだ音が聞こえたりしようが、警策で打たれようが、それは周りで起こっていること。

周りで起こっていることに心を揺らされたりすることなく、あくまで、自分の呼吸だけを意識する。

はじめてそのことを聞いたときは、すごく大切なことをしているな、と思いました。
世間に踊らされ、惑わされ、何がなんだか分からなくなって生きている人が多い現代社会において、自分のことを扱う時間って、とっても大切なものです。

そんな時間を過ごしたくて、坐禅会にはこれからもできるだけ参加していくつもりです。

坐禅後のお茶会でする和尚の話が深い!

坐禅が終わったら、お茶会をしていきます。
お茶と茶菓子を食べながら、軽く参加者同士でお話ししていくんですね。

この時の和尚の話が、とても深い!

今日は「山は死ぬのか?川は死ぬのか?愛は死ぬのか?」といったことをお話ししていました。

私なりに、NLPとか、交流分析とか、ゲシュタルトセラピーとか、心理学を色々学んで、その中でハッと気づいたことや、ようやく理解したこと、身体でわかったことがいっぱいあります。
カウンセラーとして、クライアントのことを扱うときに気をつけていること、クライアントをリードするときにやっていることなど、テクニックではなく、身につけてはじめて使えるものがたくさんあります。

そうやって学ぶ中で散々扱ってきたことや、はじめて聞いた時には理解できなかったことなどを、和尚がさらりと話しているのです。
関西弁でまくし立てるし、丸坊主がちょっとヤクザっぽさを醸し出していますが (^^;
ありがたい話をしてくれます。

日本、すごいな!!

改めて思い返すと、私が時間やお金をかけて学んできた心理学って、大体アメリカで発明されていて、せいぜいここ100年や200年で形になってきたものです。

そんなところで体系化され、ようやく使われはじめたものが、日本では禅という形で、何百年も前から、もしかすると1,000年以上前から語られていたわけです。

これって、すごいことだと思いませんか?

現代のアメリカの天才たちが作り上げた心理の理は。
はるか昔の日本の坊さんたちがすでに体得していて、語り継いでいたなんて。

そう考えるだけでも、禅の奥深さを感じます。

日本、すごいな!!

正直にそう思います。

いや〜、すごいな!
2回言っちゃったよ。

そんな禅に馴染んでいくことで、更なる高みに行けそうな、そんな予感がします。

また、参加しよう ( ・`д・´)

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