手帳術、ノート術、メモ術といったものには昔からかなり興味津々です。
私自身、色々なものを試して来ていますが、結局はシンプルなものが残っている感じですね。
現在、私が実践しているのはこちらの本で紹介されている「超スピードノート」
本書で紹介しているメモ術は、たった3つのルールしかありません。
- どんなことでも、1冊のノートに書く
- 書き終えたら、ページの右下をちぎる
- 書き終えたら、インデックス (項目名)と検索マークをつける
以上です。
非常にシンプルで、運用は簡単そうですね!
これまで様々なノート術をやってみたけど、どうもルールが複雑で続かなかったという人には超オススメです (^o^)
さっそく、私も手元にあったノートでやってみました。
まずは、「超スピードノート」を作る
筆者は、本書で使うノートのことを「超スピードノート」と名付けています。
とはいえ、普通にどこででも手に入るノートで十分です。コンビニで買えるようなものでOK。
本書ではA6判のノートを使うことを奨励しています。そして、そのノートを使いやすくするために、ちょっと加工します。
我が家にもA6判のノートはあった気がするのですが、すぐには見つからなかったので、しばらく使っていなかったA5判のノートで作ってみました。
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まずは、表紙の右下を切り落とします。
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背表紙をこのようにカットします。
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以上です。
「超スピードノート」完成です!
このノートを使って、3つのルールに従ってメモしていきます。
1. どんなことでも、1冊のノートに書く
先に作ったノートを使う、ということです。
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ノートの種類が沢山あると、この場合はどのノートに書くか、といったことを考える必要がでてきます。
そうしているうちにアイデアは忘れてしまうもの。
1冊にする、と決めてしまえば、思いついたらとにかくすぐに書けますね。
2. 書き終えたら、ページの右下をちぎる
メモをする際は、必ず見開き2ページで1案件にします。
たった1行しか書かなくても、です。
どうしても空白ページができるのが嫌なら、1ページ1案件でもいいそうですが、思い切って見開き2ページで1案件にしちゃいましょう。
その方が、このノート術を最大限に活かすことができます。
メモを書いたら、ページの右下を切り取ります。
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これにより、白紙のページに一発でアクセスできるようになります。
ノート右下を持って開けば、指に引っかかっているページが新しい空白ページ、ということになりますからね。
3. 書き終えたら、インデックス (項目名)と検索マークをつける
インデックスは、ノートの左端につけます。
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このメモは、本書を読んだ時のメモですね。
「ブログネタ」と「読書メモ」というインデックスがついています。
インデックスは、ノートの一番最後のページに一覧化しておきます。

このインデックスに従ってページを開けば、その案件についてのページが開くという寸法です。
見開き1案件にするのは、インデックスを有効に使うためです。
このインデックスは、いうなればノート全体を横通しにしたタグですね。
なお、台形型に背表紙を切り取ったのは、このインデックスページにアクセスしやすくするためです。
シンプルイズベスト!
これだけです。
超シンプル!
この本を読み始めたのは今朝で、早速「超スピードノート」を作ってみて、メモ書きしてみました。
いきなりこんなに書いちゃいましたね (^^;
ここ数年はずっとモレスキンノートに書きまくっていましたが、このノートの使い方も面白いですね。
モレスキンより気楽にガシガシ書けている感じがして、いいかもしれません (^o^)
このやり方は私の性に合っている気がして来ました ( ̄▽ ̄)
しばらくこのメモ術、使ってみることにします。
「超」メモ術の根本にあること
本書では、このメモ術の最大の特徴を次のように述べています。
この「超」メモ術の最大の長所として、「ラフ・アンド・タフ」 (Rough & Tough)ということをあげます。
つまり、使い方の制約が少なく、かなり雑な使い方をしても、システムとしてその機能が維持できるのです。
使い続けるのが容易でありながら、メモ術として必要なことは全てクリアしている、とのこと。
「メモ」にも色々な種類がありますが、筆者はその中でもアイデアメモを大事にしているようです。
アイデアが浮かんだら一瞬でメモをとれること、メモ (=思考)以外のことに頭を使わないようにすること。
そのことを突き詰めているうちに、このようなシンプルな使い方を開発したようです。
すぐに空白ページにアクセスするための仕掛け (ノートの右下を切り取る)や、あとで検索したり分析したりしやすくする仕掛け (インデックスを付ける)はこの考えを実現していると言えるでしょう。
また、メモは何度も振り返ったりしながらアイデアを育てる元ですし、そのためにはずっと記録を残し、使い続ける必要があります。
そういった点でも、3つのルールに絞り込んでシンプルに使い続けることを提唱しているのは理にかなっていますね。
「超メモ術」は公式サイトもあります
本書で紹介しているノート術は、こちらの『100円ノート超メモ術公式サイト』で15年も前から全てオープンにされているとのことです。
ご興味があれば、そちらの方もご覧ください。
※ 追記 (2013/12/6)
「超スピードノート」はどんどん私の中で進化していっています。
かなり馴染んできましたよ。
どんな風に進化しているかは、こちらにまとめています。