「実現したことがないこと」を「実現する」ためには、「計画を立てる」のがとても有効です。
ただ、「計画を立てる」と言っても、色々なやり方があるし、どれから手を付けたらいいかわからないものでもあったりするもの。
ここでは「3段階で計画を立てる方法」について紹介します。
これは「1年間の計画を立てる」などといったときに使いやすいものになります。
大雑把でいいから、向かいたい方向と、そこに向かうためのアイデアを得るには有効なやり方です。
この考え方が身につけば、あれもこれもと手を出すこともなくなり、周りに振り回されることも減ります。
3段階で計画を立てる
計画を立てるにあたっては、大雑把にいうと次の3段階を意識して計画を立てましょう。
- ゴール
- 戦略
- 戦術
この3段階にする、というところがミソです。
こうして考えてないから、いつもいつも新しいものに振り回されたりして、何が何だかわからなくなるのです。
- Instagramが流行っているからやりはじめなきゃ
- Noteというサービスがいいらしいからやらなきゃ
- Facebookがやっぱり必要だからやらなきゃ
などと、あれもこれも手を出しがちな人は、この3段階で整理するといいです。
ゴール
最初の「ゴール」は、いろいろな活動をした結果、たどり着きたいところです。
- 年商1,000万円
- 新商品を10個作る
- セミナーを4回開催する
などといったものです。
定量的 (数値で測れる)なものと定性的 (数値で測れない)ものが書けるとさらにいいです。
戦略 と 戦術
「戦略」は、大雑把な指針です。
「戦術」は具体的にやることです。
例えば、「戦略」というのは、「海から攻めるのか、山から攻めるのか」といったレベルのものです。
「戦術」というのは、「戦略」が「山から攻める」だとすると、「歩兵が突っ込む」のか「騎馬隊が突っ込む」のか「遠くから大砲で打つ」のか、といったレベルのものです。
「戦略」と「戦術」は一貫性があること
「ゴール」「戦略」「戦術」をまとめると、こんな感じになります。
- ゴール
収入を上げる (10%アップ) - 戦略
副業をはじめる - 戦術
オリジナルセミナーを開催する
ここでは、「2. 戦略」で「副業をはじめる」というのを選んでいるので、
- フリーランスとして独立する
- 転職する
- 株式投資する
- 不動産投資する
などといった、「戦術」が出てきてはいけません!
その「戦術」は「戦略」を無視しているからです。
この「1. ゴール」「2. 戦略」「3. 戦術」は一貫性が重要なのです。
一貫性を保つことを意識してください。
「戦略」と「戦術」の一貫性を保てば、「戦略」を立てることで、「戦術」は絞られることになります。
多くの場合、「戦略」を決めてないので、「戦術」に振り回されるんですね。
世の中にある商品、サービスは、ほとんど「戦術」を提案しているものばかりです。
次々とやることが変わったり、いろいろなサービスに目移りしたり、スマホにインストールしているアプリが増え続けているのだとすると、あなたには「戦略」がない、ということだと思ってください。
おわりに
いざ「計画を立てよう」と思っても、なかなかどんな風にしたらいいかわからないものです。
あまり計画の立て方について教えてもらうこともないですしね。
今回は細かい部分の計画の立て方というよりは、もっと大雑把な、大上段のところからの計画の立て方について扱いました。
- ゴール
- 戦略
- 戦術
の3段階で考える、というシンプルなものですが、それぞれの一貫性を貫こうとすると、それなりに頭を使います。
頭を使うことにはなりますが、こういう段階で考えておけば、次々と出てくる新しいものに惑わされることも減りますし、余計なことに手を出さなくなります。
すると、物事はどんどんシンプルになって、必要なことに注力できるようになります。
必要なことに注力することができれば、達成はたやすくなります。
あれもこれもやろうとするから、時間がかかるし、成果も得られないのです。
目移りしがちな人にはとても役に立つ考え方なので、ぜひ使えるようになってください!