本書では、これからの生き方として、国内だけでなく、海外にも目を向けることを説いています。
私はなんとなくマレーシア辺りに住みたいと思っているのですが、こちらの本は現在マレーシアのジョホール・バルに住んでいる方の著書です。
内容は非常にライトで、サクッと読めちゃいます。
ただ、サクッと読んでいる中でも、引っ掛かりを感じるところがありました。
本書で訴えていることは、これからの生き方のひとつとして、考えたいところです。
どこに住んでもいいとしたら、どこに住みたい?
私はサラリーマン生活に終止符を打ち、東京に住むのをやめて長野に移住してきました。
最終的に長野に移住しましたが、移住先はいくつか候補地がありました。
海外も候補地として考えていたんですよね。
なんとなくですが、マレーシアやベトナム、インドネシアあたりが浮かんでいました。
海外移住するには準備不足感が強く、現実的に思えなかったので国内に移住したんですけどね (^^;
世界中のどこに住んでもよいとしたら、どこに住んでみたいか・・・
こう考えるだけで意識は世界中に向かいます。
放っておくと、住み慣れたところとか、友だちがいるとか、仕事があるとか、そういう理由で住む場所を選ぶじゃないですか。
子育てがしやすいだとか。
そういう理由も大事です。
大事なんですが、そういう理由を飛び越えたところに、これまで考えもしなかった生活が、人生があります。
もしかしたら、今思いつく限りより、はるかにリーズナブルで、快適で、今後の展望が開ける生活があるかもしれませんよ?
本書は、そういう枠を超えたところ、日本を飛び出してアジアで生きるということについて書かれています。
移住に関する心構えや、海外ビジネスの実態、教育の実態といったことが広く浅く描かれています。
特に興味深かったところ
私が興味を惹かれたところは、
- 海外ビジネスについて
- 海外の教育について
- 世界的視野、という発想
- 海外移住することで、家族が円満になる
あたりです。
特に教育環境については興味深いですね。
まだ我が家には子どもはいませんが、子どもが生まれたら、国際感覚を持った子どもに育てたい、という思いはあります。
となると、海外に移住し、そこで子育てするという選択肢は大いにアリなわけで。
そういう考えを元に移住している人が、先の3.11地震以来、急速に増えているそうです。
私はど田舎で育ったこともあり、世界というスケールで育つとどんな子になるのか、非常に楽しみですね。
私自身、世界というスケールで活動を始めたら、今より更にワクワクした日々を過ごせる感じがしてやみません。
世界というスケールで物事を捉えると・・・
この本を読めばいきなり海外移住できるかといえばそんなわけないです。
とはいえ、広く浅くですが、世界というスケールで物事を考えるとどうなるか、日本はどう見えるかといったことが読み取れます。
その上で、海外に移住することや、海外で活動することについて思いを巡らすと、また違った視点で物事を捉えることができます。
これからの生き方のひとつとして、こういう生き方を知っておいてもいいのではないでしょうか。
遠くまで行くことは視野を広げる
本書の中で、この言葉が強く印象に残りました。
ジム・ロジャーズ
「人生は短い。遠くまで行け。そして深く考えよ」
振り返ってみると、私はこれまでかなりの距離を移動しています。
愛媛に生まれ育ち、大学から横浜に、就職してから千葉、兵庫、東京と住居を変え、退職してからは長野に移住しました。
会社員時代は東京、静岡、名古屋、京都といったところでバラバラと仕事をしていたため、ほぼ毎日新幹線に乗って、ホテルで暮らすという生活をしていました。
おかげでへんてこな関西弁と、広島弁と、愛媛弁と、東京弁が話せます (笑
静岡や名古屋、四日市辺りの方言もちょっと分かります。
移動先は国内に限ってはいますが、それでも、生まれてからずっと同じ土地に住んでいる人よりは視野が広いつもりです。
次の移住先が海外になっても、個人的には驚くことはないです。
本書を読んでたら、海外に行ってみたくなりました。
これまで2回しか海外って行ったことないんですよね。
近いうちに海外にプチ移住してみたいですねー。
1ヶ月ぐらいでいいから。