メインマシンをMacからWindowsにしたので、ブログ執筆環境についてはかなり変える必要がありました。
ライフワークとしてブログを書いていることもあって、ブログの執筆環境が快適かどうかって、私の中で結構重要度が高いんですよね。
Androidスマホやタブレットでも部分的に (あるいは全部)作業できるようにした方が更新頻度が上がるので、割とWindowsとAndroidのクロスプラットフォームで更新していけるような環境を常に考えています。
そんな中で、Windowsでブログ記事を更新していく環境がだいぶ決まってきました。
Android側のことはまたいつか改めて書くとして、ここではWindowsではこんな感じでやっていますというのを紹介します。
ブログ記事更新に関わるツール
MacのときはいきなりMarsEditで書き上げてそのまま記事更新をすることも多かったのですが、WindowsにはMarsEditはありません。
Windowsにもそれっぽいものがなくもないのですが (WordPress.comのデスクトップアプリなど)、いかんせん個人的にはイケてない感じなので、あえて工程を分割してツールを使い分けるようになってきました。
ブログ記事を更新していくにあたって、私の中ではざっくりと次のような工程があります。
- 原稿を執筆する
- アフィリエイトや他記事へのリンクを貼る
- 写真を加工する
- 写真にウォーターマーク (透かし)を入れる
- WordPressにアップして公開する
このそれぞれをうまいことやっていくことでブログ記事の更新が快適になっていきます。
そのためにはどんなツールを使うかが重要になってきます。
ブログの原稿を執筆する
まずはブログ記事の元になる原稿を作る必要があります。
これにはテキストエディタを使います。
私はブログ記事をMarkdown記法で書くこともあって、Markdownを解釈できるエディタが望ましいです。
MacではMarkdownで美しく文書が書けるUlyssesで原稿を書いたりしていて、かなり使いやすい環境でした。
残念ながらWindowsにはパチもんUlyssesしかないです。
まあ、パチもんでも環境が整えられればいいのですが、個人的には本家Ulyssesへの敬意を評し、パチもんを使いたいと思わないので別のものを探しました。
いろいろなものを検討したのですが・・・
結局、Visual Studio Code に落ち着いています。
プログラミングをするために作られたようなエディタですが、ブログの執筆にももちろん使えます。
ファイルのハンドリングさえうまいことやれば、ほとんどUlyssesライクに使え、スマホでも原稿データを共有しながら、執筆を進めていける環境が作れます。
Markdownのプレビュー表示もできるし、快適に執筆活動ができます。
もし、もっとUlyssesっぽい環境を求めるなら、Typoraなんかもおすすめです。
アフィリエイトや他記事へのリンクを貼る
記事を書いていると、他のサイトやページへのリンクを貼ることも多々あります。
幸い、この手のツールはブラウザで動く「ブックマークレット」が発達していて、ブックマークレットはブラウザさえあれば動くので、MacからWindowsに移行したときにも困りませんでした。
MacでもWindowsでもブラウザはChromeが使えるので、環境としては同じように使えます。
アフィリエイトリンクは定番のブックマークレットであるヨメレバ、カエレバなどを使っています。
他のページへのリンクは、基本的に「ページタイトル | サイト名」という記述にURLリンクを貼るようにしているので、これについては自前でBookmarkletを作って使っています。
こんな感じのものです。
javascript:(function(){function o(s){window.prompt('',s);}o('['+document.title.replace(' | For My Own Life - 西村 純一 公式ブログ','')+']('+location.href+')');})();
ちなみに、このサイト内のページへのリンクだったら、サイト名を省くようにしています。
サイト内リンクは結構使うこともあって、でサイト名がずっと出ているのもなんだかうっとおしいですからね。
ヨメレバ、カエレバや、このブックマークレットを使うことで、他のサイトへのリンクを簡単に作れるようにしています。
写真を加工する
基本的に写真を加工することはほとんどないのですが、デジカメや一眼で撮った写真をRAW現像することはあります。
デジカメは「Canon PowerShot G7 X」、一眼は「Canon EOS 70D」を使っていることもあって、RAW現像にはCanon純正の「Digital Photo Professional」を使っています
撮って出しのJPGをそのまま使っていることも多々ありますが、なんだかRAW現像したくなることもあって、作業時間やら情熱度合いやらでその辺は使い分けています。
なお、デジカメや一眼であればRAW現像して調整することもありますが、スマホで撮った写真の調整がしたい場合は、「PhotoScape X」でやっています。
「PhotoScape X」では、明るさやコントラストの調整、サイズ変更、モザイク処理、文字の追加など、一通りの編集はできます。
もちろんJPEGファイルの調整なのでRAW現像ほどきれいにはいきませんが。
また、写真を1つ1つ編集するモードと、一括編集するモードがあり、だいたいは一括編集でごっそり調整しています。
1つ1つやっていくのも面倒なので (苦笑
なお、「PhotoScape X」はMac Storeにもあるアプリで、Macを使っているときにも愛用しています。
それがWindowsにもあることを知ったときには歓喜しましたよ。
写真の一覧表示やら加工やらがいい感じにできるので気に入っています。
「PhotoScape X」について、詳しくはこちらに書きました。
写真にウォーターマーク (透かし)を入れる
写真を加工したら (しなくても)、ウォーターマークを入れるようにしています。
昔はそれほど気にしてなかったのですが、最近は何かと変な人もいるので、ウォーターマークはつけるようにしました。
ウォーターマークをつけるには、先に紹介した「PhotoScape X」を使っています。
実際の作業としては、デジカメや一眼で撮った写真であれば、RAW現像したら、「PhotoScape X」でサイズ調整とウォーターマークの挿入をごっそりやっています。
スマホで撮った写真であれば、「PhotoScape X」で明るさなど多少調整して、サイズ調整とウォーターマークの挿入をごっそりやっています。
WordPressにアップして公開する
原稿の作成や写真の加工が終わったら、いよいよWordPressにアップして公開します。
MacのときはこれをMarsEditという素晴らしいアプリでやっていたのですが、WindowsにはMarsEditはなく、同等の機能や使い勝手を有するものが未だに見つかっていません。
そのため、WordPressの編集画面で直接記事を作成しています。
原稿を貼り付けたり、写真を貼り付けたりして。
プレビュー表示をして、文言や写真の位置など最終調整したら公開します。
WordPressのエディタもそれほど悪いものではないので、書こうと思ったらそれでも書けますが、オフラインのときにも原稿を書いたりするし、ブラウザが落ちて書きかけの原稿が消えるとか怖いので、原稿作成からWordPressでやる気はないです。
おわりに
Macユーザーだった私がWindows環境に移行した際に、ブログ執筆環境も大きく変わりました。
試行錯誤した結果、今はこんな感じにやってますよ、というのを紹介してみました。
改めて見返してみると、Macでも同じようにやれますね。
たまたまMacにはMarsEditという、ブログ執筆においてなかなか使い勝手のよいアプリがあったから使っていただけであって、それを使わなくても、同じようにしてブログは書けます。
あとは、愛です。
ブログ愛があればどんな環境であっても書けます。